人食い魚といえば…
今月のマンスリー水槽は食欲の秋にちなんで「ピラニア・ナッテリー」です。
ピラニアと聞くと人喰い魚のイメージがあると思いますが、
実は臆病な性格なので滅多に人を襲いません。
ですが、興奮状態になったり血の匂いを嗅ぐと、近くにいるピラニアの群れが一斉に襲ってくるという事もあります。
また、三角形の鋭い歯は触っただけでもスパッと切れてしまうので、注意が必要です。
肉食性で魚や昆虫、鳥類などを食べますが、
果実や植物なども食べる食欲旺盛な魚です。
私もピラニア・ナッテリーを見習って秋の美味しいものを沢山食べたいと思います。
飼育スタッフ 西中
今日のアカハライモリ⑱
今年産まれのアカハライモリの幼生たちが先月から少しずつ上陸し始めています。
イモリもオタマジャクシと同じ様に、成長すると陸上で行動できるようになります。

今回は上陸するタイミングが早かったせいか、去年産まれた個体の時よりも一回り体が小さい個体が多くいます。
給餌の際、生き餌のピンヘッドコオロギ(産まれたばかりのコオロギ)を食べられるか不安でしたが、自ら追いかけて食べていたので安心しました。
これからどんどん上陸個体が増えてくるので、少しの変化も見逃さないよう細かい所まで様子を見ていきます。
飼育スタッフ 一見
新水槽のレイアウト作製中
水族館は9/13(月)から営業再開していますが、
開館後も飼育スタッフは新たな展示の作製に取り組んでいます。
私も担当になった展示リニューアルに向けて、色々水槽のレイアウトを作製しています。
まず始めに木材で陸地部分の土台を作り、上から石を張り付けて自然な雰囲気を作っていきます。
この石張り作業がなかなか大変で、
石の大きさや色・形をより本物の自然に近いように組み合わせていく必要があるので、結構頭を使います。


まだまだやることはたくさんありますが、丁寧に仕上げていきたいです。
どんな水槽になるのかは今後お伝えしていきます。
飼育スタッフ 鷲雄
台風対策
本日、台風16号の影響もあって雨と風はかなり強く感じられます
3年前には台風24号の影響で当館がある忍野村の一部で、
38
水槽の温度調節の維持等が大変
とても苦い思い出です。
今回は館外にあるカラーコー
できる限りの
また、
何事もなく明日を迎え
飼育スタッフ 山﨑
オリジナルグッズ~アクリルキーホルダー~
今年の4月25日に森の中の水族館。が開館20周年となったことを記念して、多くのオリジナルグッズを発売していく予定です。
その中から今回は、私のイラストがプリントされたアクリルキーホルダーをご紹介します。

イラストの真ん中には水族館を代表するニジマスが描かれており、カラーバリエーションは白、水色、アンティークグリーンの3種類です。
どこに付けても馴染み、“おしゃれ”を重視したルームキーホルダーをイメージしてデザインしました。
このアクリルキーホルダーは水族館のお土産コーナーにて販売していて、私のイチオシグッズです。
飼育スタッフ 一見
アフリカンロックシュリンプ
前回のブログに引き続き、「~帰ってきた変わり者たち~変わり者展2」の生き物をご紹介します。
今回紹介するのは「アフリカンロックシュリンプ」です。
アフリカンロックシュリンプは西アフリカ原産で、体長8~15cmになる淡水性のエビです。
他の種類のエビとは大きく違った特徴を持っています。
通常ハサミのある部分に細かい毛が生えた扇状の足を持っていて、
その足でプランクトンを濾しとって食べます。


水族館では肉食魚用のエサを粉末にして与えています。
エサを濾しとって食べる姿がとてもかわいいのでぜひ観察してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
絶対に触らないで
水族館のあるさかな公園ではたくさんの生き物と出会えます。
しか
そのう
とてもおとなしいヘビです
絶対に触ろうと手を出してはいけません。
毒を持つヘビの中で
私はヤマカガシの方が危険だと思います。
全国で3カ所ほどしかありません。
なので処置までに
死亡例もある種類です。
ヤマカガシは基本
見つけたら近づかず、
飼育スタッフ山﨑
肺呼吸をする魚
9月のマンスリー水槽は、現在開催中の特別展「~帰ってきた変わりもの達~変わりもの展2」の番外編として選ばれた
「プロトプテルス・エチオピクス」です。
この生き物は肺魚(ハイギョ)の仲間で、名前の通り肺呼吸をする魚です。
浮き袋が進化した原始的な肺を持っています。
呼吸の多くを肺呼吸に依存しているので、空気を吸えなくなると溺れてしまいます。

また、生息地のアフリカでは乾季になると川の水が完全に干上がってしまいます。
そこで体表から分泌する物質と周囲の泥を使って全身を覆う繭(まゆ)を作り、
水が全く無い状態でも身を守ることができます。

数十分に1回息継ぎをしに水面に上がってくる姿が見れるので、
興味のある方は観察してみて下さい。
飼育スタッフ 西中
エボシカメレオン
現在好評開催中の「~帰ってきた変わり者たち~変わり者展2」から今回は「エボシカメレオン」をご紹介します。
エボシカメレオンはアラビア半島南西部が原産のカメレオンで、頭の突起が烏帽子(えぼし)に似ていることが名前の由来です。
飼育が難しいと言われているカメレオンの中でも、
エボシカメレオンは比較的飼育しやすい種類で人にもよく慣れます。
体色を変化させたり、左右の眼球を別々に動かせたり、長く伸びる舌で餌をすばやく獲らえたりといろんな能力を持っていて、
ずっと見ていても飽きないぐらい魅力満点の生き物です。

ぜひ水族館で観察してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
営業再開のお知らせ
8月12日から続いた臨時休館ですが、山梨県のまん延防止重点措置が解除されたことに合わせて、
昨日(9月13日)から営業再開しています。(毎週火曜日は休館日です)

休館中に水槽の新設やリニューアルなどを沢山行ってきたので、
新しい水槽たちを皆様に見て頂ける事を嬉しく思います。
また、新型コロナウィルス感染拡大防止対策として閉館前から引き続き、
館内のアルコールの設置、換気、入館時のアルコール消毒、検温などを行っています。
皆様に安心して水族館をご覧いただける環境作りをこれからも続けていきます。
飼育スタッフ 西中