待ちに待った開花宣言!
ここ1週間で、富士山麓地域では桜が満開を迎えていて、さかな公園内の桜もようやく咲き始めてきました。
やっと桜が咲きました。
私が住んでいる富士吉田市はもう見ごろを過ぎて花が散り始めているのに、
水族館に来るとまだ5分咲きぐらいなので季節が戻ったような不思議な感覚になります。
でも長い間桜を楽しむことができるので、ちょっと得したような気分にもなりました。
さかな公園内の桜が満開を迎えるのが楽しみです。
飼育スタッフ 鷲雄
ホトケドジョウ、準備OK!
4月3日(土)のブログで紹介した「ホトケドジョウ」の繁殖準備が整いました。
毎年おなじみのホトケドジョウ採卵容器を各水槽に設置し、いつでも親が産卵できるようになりました。
卵の育成用のウォーターバスも用意し、これで準備万端です。これから生まれてくる卵が楽しみです。
飼育スタッフ 古根川
マミズクラゲの連続展示記録1300日達成!
水族館2階マイクロアクアリウムコーナーで展示しているマミズクラゲですが、
4月1日(木)に連続展示記録1300日を迎えました。
つい先日のブログで1200日を達成しました。とお伝えしたような気がするので、
時間の流れの早さをひしひしと感じます。

去年はなかなかマミズクラゲの野外調査に行くことが出来なかったのですが、
今年は感染症対策をしっかり行いながら調査をしたいと思っています。
野外でマミズクラゲを見かけたらぜひ水族館までご一報ください。
飼育スタッフ 西中
水の中の生きた化石~アトランティックターポン編~
前回のブログ(2月28日:水の中の生きた化石~シルバーアロワナ編~)に引き続き、今回も企画展「水の中の生きた化石展」で展示している生き物をご紹介します。
今回紹介する生き物は、鏡のような銀色の鱗をもつ大型の古代魚“アトランティックターポン”です。

現代の魚に近い体形をしていますが、下あごの構造に古代魚らしい特徴が見られます。
鏡のような鱗が周りの色を反射するため、背中が赤や黒に見えたりするのも特徴の一つです。
見た目は美しい魚ですが、身は鉄のような臭いがしてあまり美味しくはないそうです。
飼育スタッフ 一見
ホトケドジョウのお腹がパンパン?
春は生き物たちにとって絶好の繁殖シーズンです。
当館でも毎年春になると「ホトケドジョウ」の繁殖準備に取り掛かります。
今年はすでに抱卵していると思われる個体もおり、
暖かい日が多かったのか、去年よりも若干時期が早い気がします。
たくさん産んでくれるよう今年も頑張っていきたいと思います。
飼育スタッフ 古根川
西湖マリモ2
先日西湖へ二回目のフジマリモの観察に行ってきました。
前回同様に水温は6~7℃でかなり冷たい水での潜水でした。
しかし、外気温は18℃ほどあり、水中から上がってきた時はとても快適でした。
肝心の水中は透明度5~8mほどで、やはり撮影の作業はかなり大変でした。
一面に広がるフジマリモを見ていると、たくさんの白い粒がくっついていました。
これはワカサギの卵でフジマリモの生息地周辺は、絶好の産卵場所になっていると思われます。
そしてフジマリモの中からひょっこりと、3㎝ほどのヌマチチブも観ることができました。
おそろく、一面に広がるフジマリモが小さな生き物の隠れ家や産卵場所になっています。
天然記念物であるフジマリモを守ることによって、たくさんの守れる生き物がいるのだと思います。
飼育スタッフ 山﨑
仲良しカップル
最近、水族館の外池にマガモのペアがよく来てくれるようになりました。
ソーシャルディスタンスを守るマガモカップル。
毎年春先になると外池にやってきて、水辺の草などを食べているようです。
毎年来てくれるペアが同じペアかは分かりませんが、
マガモたちにとって水族館の外池がお気に入りになっていたらとても嬉しいです。
2羽で連れ添って歩く姿に心が癒されました。
去年と同じ子? 来年も来てね!
また、来年も来てくれることを祈っています。
飼育スタッフ 鷲雄
ちょっとしたスペースの活用
2階のフロアの手すりの部分にはちょっとしたスペースがあります。
何かに使えないかな?とずっと思っていましたが、
なかなか良い案が浮かばずに手つかずの状態となっていました。
そこで、バックヤードで眠っていたエビやカニなどの脱皮殻や標本などの展示を始めてみました。
10月15日のブログで紹介したチャグロサソリの脱皮殻なども展示しています。
今後は標本だけではなく、忍野村で盛んな釣りの道具なども展示する予定です。
これからもちょっとしたスペースを有効活用できるように日々模索していきます。
飼育スタッフ西中
フジマリモ
先日、西湖へ潜りに行きました。
目的は「フジマリモ」の観察です。
マリモと聞くと、緑色の小さな丸い苔の塊というイメージが強いですが、実際はいびつな形の塊です。
販売されているものは手で丸めることがほとんどですが、西湖では日光の加減や水の流れで丸く形成されていきます。
西湖の水中の透明度があまり高くなく、それに加えて水底に積もった泥の影響もあり、
今回はしっかりとした写真が撮影できませんでした。
また潜る予定があるので、詳しい写真はその時にお見せしたいと思いますのでお楽しみに。
飼育スタッフ 山﨑
ラピドクロミス・カエルレウス
現在開催中の企画展「~君はどんな色が好き?~カラフルな生き物展」から今回は「ラピドクロミス・カエルレウス」をご紹介します。
ラピドクロミス・カエルレウスはアフリカ原産のシクリッドと呼ばれる魚の仲間で、
きれいで鮮やかな黄色い体色をしています。
背ビレに入る黒いラインも黄色い体と対照的でとてもかっこいいです。
水草の緑色とカエルレウスの黄色がとても映えるので、ぜひ観察してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄