アユカケの婚姻色
水族館1階希少魚水槽では「アユカケ」を展示しています。
アユカケは淡水性カジカの仲間で、鰓蓋のトゲでアユを引っ掛けて食べるという逸話が名前の由来です。
先日、館内の見回りをしていたらアユカケの口の中がオレンジ色に変化しているのを発見しました。
口の中がオレンジ色になっています。
調べてみたところ、これはアユカケの「婚姻色」だそうです。
婚姻色とは、一部の魚類や鳥類の主にオスが繁殖期になると現れる特有の体色で、
他の魚類では「オイカワ」や「タナゴ」などの婚姻色がとてもきれいな事で有名です。
アユカケの婚姻色は今回初めて見たので、健康に飼育出来ていて良かったと思いました。
しかし、口の中の色が変わってもメスからは見えづらいのでは?
とも思いました。
果たしてメスからは見えるのか? 疑問が残りました…
飼育スタッフ 鷲雄
上からくるぞ!気をつけろ!
だんだんと陽が短くなり、夏の終わりと秋の訪れを感じる毎日です。
今日はそんな「秋」を感じたものをご紹介します。
「オニグルミ」という木の実をご存じでしょうか。
私たちのよく知るクルミの一種で、同様に食用にもされています。水族館の自動販売機近くに落ちているのをよく目にしますが、見上げてみるとぶどうの房のように実が連なっているのを見ることができます。

台風前後など風が強い時に木の下を通るとぼたぼたと木の実が落ちてくるものですから、当たらないように気を付けようと思った矢先、見事に頭に直撃してしまいました。
種だけでなく実も意外と堅いのですが、リスやネズミなどの動物たちは丈夫な歯を使って上手に種の中身を食べています。
台風の影響もあって、枝についた木の実は数が少なくなってきていますので、頭上に気を付けつつお早めにご覧ください。

飼育スタッフ 川野
平日限定イベント「お魚のごはん」②
5日のブログにて平日イベント「お魚のごはん」を紹介しました。
外池の餌やりが終わってカップを返却される方に「チョウザメは餌を食べないのですか?」と質問を受けました。
外池にあげているエサは「浮く」タイプと「沈む」タイプの2種類あります。

チョウザメは口が下に付いている事や、口の前にある4本のヒゲを使って底にあるエサを探して吸い込むように食べるため、
チョウザメ用には沈むエサを与えています。

また、チョウザメは日中建物の陰にいる事が多いため、
エサやりの際には近くに寄ってくるニジマスやニシキゴイが食べる浮くエサを使用しています。
そのため、チョウザメたちが食べない事に疑問を持たれたのだと思います。
口の付き方や大きさで与えるエサが変わるので、魚たちの口の形にも注目してみて下さい。
飼育スタッフ西中
新人飼育スタッフ 生きもの採集に行く
9月4日(月)のブログにて『新人飼育スタッフ 企画展を担当する』を紹介しました。
その後なんとかコンセプト案をまとめることができた新人飼育スタッフの2人ですが、次は展示する生きものを集めなければなりません。
生きもの集める方法は様々ありますが今回は実際に飼育スタッフが生きもののいる環境に行って採集することにしました。
今回の目的の生きものは海に生息しているのですが、比較的簡単に採集することが出来る!と考え、「釣り」で採集することにしました。
朝から5〜6時間ほど釣りをしましたが、似た種は釣れるも、目的の生きものを目視ですら確認できず。
まさかの目的の生きものを釣ることが出来ませんでした。
無事企画展を開催することができるのか。 続きのご報告をお待ちください。
飼育スタッフ 伊藤
ゲンゴロウをたくさん見つけた
先日、ゲンゴロウを求めて沼地を探していたところ、
とある場所を
この沼地はなかなか人が立入ることも少なそうな場
水の中に落ち葉がたくさん積もっているような場所で
ここにはお目当てのゲンゴロウだけでなく、
アカハライモリ
どちらも近年生息数が激減している
こんなにたくさん生息している場所があるなんて信じら
ゲンゴロウだけでなく、希少な生き物
展示を通して生態などを伝えられる様に
飼育スタッフ山﨑
オリジナルグッズ~アクリルスタンド~
多くのお客様からのご要望により、飼育スタッフが描いたイラストを使ったオリジナルグッズを作成しました。

第一弾は、イラストを存分に楽しむことが出来る「アクリルスタンド」です。
背景はクリアになっていて、プリント部分も少し透け感があり透明感のあるイラストとの相性抜群です。

このオリジナルアクリルスタンドは、水族館1階受付横のお土産コーナーにて販売しています。
とても綺麗な仕上がりになっているので、是非手に取ってご覧ください。
これからもどんどんオリジナルイラストグッズを増やしていく予定なので、お楽しみに!
飼育スタッフ 一見
平日限定イベント「お魚のごはん」
8月は毎日何かしらのイベントを行っていましたが、
9月からは平日限定の餌やりイベント「お魚のごはん」を1日先着20組限定で配布しています。

専用のカップに入っている餌を外池で泳いでいる魚たちにあげる事が出来ます。
魚たちが近くまで寄って来てくれますが、
その際に勢いよく食べるので水しぶきがかからないように気を付けて下さい。

飼育スタッフ 西中
新人飼育スタッフ 企画展を担当する
当館では3ヶ月に1回、1階と2階の企画展水槽を変更しています。
現在は特別展の「金運が上がるかもしれない展~金魚のルーツと現代の改良を知ろう~」ということで
様々な金魚を展示していますが、次回10月11日(水)開始予定の企画展を新人飼育スタッフの2人が担当することになりました。
企画展では、皆さんに紹介したいことなど企画案を考え、それに沿った生きものや飼育設備を集めます。
今回は企画案が決まっていたのですが、コンセプトをどうするか、どうやってわかりやすく紹介するかなど悩みに悩み大苦戦しています。
無事企画展を開催することができるのか。続きのご報告をお待ちください。
飼育スタッフ 伊藤
新天地へ
山梨に引っ越してから初めての夏が過ぎ去ろうとしています。
忍野村の夏は、日中の焼けるような暑さの反面、夜は20℃近くまで気温が下がるので、夜の寝苦しさをほとんど感じることなく熟睡の毎日です。
さて、バックヤードで育成していた「タイリクバラタナゴ」ですが、先日ついに展示水槽へデビューしました。

4月半ばに人工授精を行ってから約5カ月経ち、全長は約1.5cmにまで成長しました。
水槽に入った直後はメダカに追いかけられるシーンがありましたが、今では元気に泳ぎ回っております。つい最近まで泳ぐこともままならなかったのですが、こうして水槽の中を立派に泳ぎ回っている姿に生き物の逞しさを感じずにはいられません。
私もタナゴたちに置いて行かれないよう日々研鑽を重ねていきたいと思います。
飼育スタッフ 川野
次回のお魚探検隊
9月になりぐっと朝晩の冷え込みを感じる様になりました。
今年は
さて、今年は6~8月に計3
どの回もたくさんの生き物
採れる生き物も少しずつ異なり、
イベントを担当している
イベ
そんなお魚探検隊は残り
ホームページに募集の詳細を
気になる方はぜひ参加してみて下さい。
飼育スタッフ山﨑