11月のマンスリー水槽
今月のマンスリー水槽は、11月の星座“さそり座”にちなんで“チャグロサソリ”を展示しています。

さそり座のモデルとなったギリシャ神話に出てくる強い毒を持つサソリに比べて、チャグロサソリは毒も弱くおとなしい性格のサソリです。
物陰に隠れる習性があるので、展示水槽を見るときは石の下を探してみてください。

飼育スタッフ 一見
ニジマスの産卵床
今年も外池でニジマスの産卵床が確認できました。
産卵床とは生き物が卵を産む場所のことで、ニジマスの場合はまずメスが底に穴を掘って産卵床を作ります。
産卵床を作るニジマスのメス
卵を産むと同時にオスが精子をかけて受精させ、メスが上から小石や砂をかけ卵を隠して外敵から守ります。
ペアになっている様子
外池では毎年11月頃になると横見水槽の左端付近でメスのニジマスが
産卵床を作る様子やオスとペアになっている様子が確認されています。
ここから産卵床を見ることができます。
この時期にしか見られない様子なので、ぜひ観察してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
カエルのお腹
突然ですが、皆さんはカエルのお腹を見たことがありますか?
見たことはあったとしても、目を凝らして観察するということはなかなか経験がないかと思います。
カエルは種類によって背中の模様が違いますが、お腹も同じように違いがあり、種の判別にも役立つことがあります。
まずはニホンアマガエル。きれいな白色のお腹です。
続いてカジカガエル。ニホンアマガエルとは背中の模様は違いますが、お腹は同じく白色です。
こちらはツチガエル。上の2種とは違い、まだら模様です。
最後にアズマヒキガエル。ツチガエルとは違うはっきりとしたまだら模様です。
このように普段見ないような所でも種類で違う特徴がたくさんありますので、見える機会がありましたら他とは違った観点でも楽しんでいただけると思います。
飼育スタッフ 古根川
タイコウチはどこ?
新・水生昆虫コーナーが出来て約二カ月が経ちました。
小さい子か
中でもゲンゴロウは一番の人気です。
なぜなら、夜行性なので日中は土に隠れ
そこで、
タイコウチを
「探しやすい、見やすい」
展示の工夫を凝らしていきたいと思います。
水族館を回りながらクイズに挑戦しよう!
水族館は生き物を見るだけではなく、生き物について知る事が出来る場所でもあります。
水槽の近くには「魚名板」が置いてあり、
その生き物がどんな所に生息しているか、何を食べているかなどの豆知識などを学ぶことが出来ます。
他にもクイズを解きながら館内を回る事が出来る「おさかなクイズ」もご用意しています。
おさかなクイズは小学校1・2年生用、3・4年生用、5・6年生用、一般用の4種類があります。
学年によって内容が違うので、クイズに正解したら徐々に学年を上げるような形でもお楽しみ頂けます。

クイズなどを利用して、水族館で実際に生き物を見ながら楽しく勉強してみましょう。
飼育スタッフ 西中
節目の日🎃⛄
本日10月31日は“ハロウィン”です。
外国では、秋が終わりを告げて冬がやってくる節目の日ともいわれています。
そして水族館では、10月のマンスリー水槽から11月のマンスリー水槽へバトンタッチする日でもあります。
現在バックヤードで次のマンスリー水槽に向けて準備を進めています。
11月のテーマは“星”がヒントです。

どんな生き物が展示されるかは明日11月1日をお楽しみに。
飼育スタッフ 一見
さかな公園の紅葉が始まりました
10月も終わりを迎え朝晩はかなり冷え込むようになってきました。
寒さにつられて水族館のあるさかな公園内の木々も徐々に色づき始めてきて季節の移り変わりを感じさせます。
葉が黄色くなってきました。もっと色づいてくるのが楽しみです。
気温が下がっていくのは大変なことが多いですが、
紅葉が進んでいくのを見るのはこの時期の楽しみの一つです。
水族館にお越しの際は紅葉も楽しんでみてください。
水族館 鷲雄
ホトケドジョウの調査
昨日、ホトケドジョウの調査と採集に行ってきました。
一昨年の河
昨年
また、ホトケドジョウ以外の生き物もあまり見られず、
しかし、今年は水の流れも安定し、
植物や底
魚の様子も多く見られました。
もちろんホトケドジ
体の小さい個体から大きい個体まで確認し、
危ない状況か
ホトケドジョウだけでなく植物や他の魚の復活
自然の力強さを再確認しました。
※ホトケドジョウは山梨
飼育スタッフ 山﨑
寒そうなカエルたち
ここ最近、忍野村の朝はかなり冷え込むようになり、両生類水槽のカエルたちもかなり寒さを感じているようです。
変温動物である両生類は、体温が外気温の影響を大きく受けます。
寒くなるとカエルたちの動きが鈍くなり、地面に伏したり隙間に隠れたりして寒さをしのぎます。
あまりにも動かないので人形と疑われることもしばしば。
お昼を過ぎたころになると少しだけ動き出しますので、これからの寒い季節に観察するにはお昼以降が狙い目です。
飼育スタッフ 古根川
新水槽レイアウト ~石の貼り付け~
以前のブログでも紹介した新展示の水槽レイアウトですが、着々と作製が進んでいます。
今回の作業では陸場の土台前面に石を貼り付け、
粒の細かい砂で木材が見えないように石の隙間に敷き詰めています。


完成した際にはこの土台の上に川が流れるような構造になる予定です。
細かい作業が多くて大変ですが、良いレイアウトになるように焦らず丁寧に仕上げていきます。