時間帯によって変わる水槽
最近は水族館がある忍野村も気温がグッと下がり、肌寒い日が続いたため飼育スタッフも冬用の制服に衣替えしました。
そんな冬も少し感じられる様になってきたこの時期は、一部の水槽の見え方が夏までとは変わってきます。
水族館の真ん中にある「二重回遊水槽」は時間帯によって、
水族館2階の大きな窓ガラスから日の光が入り、
水中に光の帯ができて幻想的な雰囲気になります。
この時期は10時~12時頃に日の光が水槽に差し込み、撮影するのにピッタリの時間帯です。
季節や時間帯によって変わる水槽の雰囲気をお楽しみください。
飼育スタッフ 西中
小さなカヤネズミ
最近、今年の6月から展示を開始した“カヤネズミ”の水槽に大きな変化がありました。
水族館では現在5匹のカヤネズミを展示しているのですが、ある日ふと水槽をのぞいてみたところ5匹のカヤネズミに加えて一回り小さめのカヤネズミが2匹歩いていました。
どうやら少し前に子どもを産んでいたようです。
カヤネズミはカヤを割いて作った巣の中で繁殖をします。
巣の入り口はネズミ1匹分の穴しか開いていないので中が見づらく、子どもを産んでいるのか判断するのがとても難しいです。
繁殖の兆候に気づけなかったのは残念ですが、新しいカヤネズミが2匹も増えてとても嬉しいです。
飼育スタッフ 一見
サワガニも脱皮
先週のモクズガニに続いて、
昨日はサワガニが脱皮していました。
ちゃんと脱皮が終わる
しかし、朝には殻だけになっていて、
脱皮をしたサ
飼育スタッ
マミズクラゲの連続展示記録1500日達成!
2017年9月9日から展示が始まり、2019年2月25日に連続展示記録が国内1位(534日)になったマミズクラゲですが、
本日(2021年10月18日)連続展示記録が1500日を迎えました。
1000日を迎えた時に「次の目標は1500日です」とお伝えしたのがつい先日のように感じます。
今年の夏は一般の方から「マミズクラゲを見つけました」というご連絡を沢山いただき、
知名度が上がってきたことを実感しています。
また、マミズクラゲの有性生殖にも力を入れたいとブログや新聞などでお伝えしてきましたが、
野生から採集したマミズクラゲで有性生殖を行ったりと、着実に進んでいます。
今後も皆様に良い報告が出来るように頑張ります。
飼育スタッフ 西中
モクズの白い手
朝、開館前の見回りをしていたらモクズガニの脱皮殻を発見しまし
どの甲殻類も脱皮する前は餌をほとんど食べなくなります。
し
気温の
脱皮という作業は甲殻類たちにとってかなり
なので、
餌を多めに与えていきます。
また、それによる水質
換水もこまめにやりたいと思います。
脱皮
じきに茶色に戻
この姿を見られるのは短くて明日までです。
飼育スタッフ 山﨑
絵を描く飼育スタッフ その6
水族館1階にある日本淡水魚コーナーは、来年初めのお披露目に向けてリニューアルの準備を進めています。
その中で私はパネル作りの担当となりました。
展示予定の1階は落ち着いた雰囲気なので、そこに合うようにパネルの背景はダークブラウンの木目調にしました。
実はこの木目調の背景は、1つ1つ手描きで作っています。
線の種類や太さを変えたり色を変えたりと、木目を1から作る作業は思った以上に大変でした。
背景が完成した後は、印刷できる大きさにパーツ分けをする必要があります。
この工程もなかなかに時間がかかる作業なので、飼育作業の合間を縫って少しずつ進めていきます。
飼育スタッフ 一見
スッポンの陸場を作ろう!①
水族館1階にある「スッポン水槽」には陸場代わりのレンガが入っています。
しかし、朝一にレンガを綺麗に積み上げても昼間にスッポンが動き回り、夕方には崩れてしまいます。
レンガが崩れる事によってスッポンが怪我をしたり、ガラス水槽が割れてしまう可能性があるので、
上に登れる木製の陸場を作り始めました。
丸鋸(まるのこ)で木の板を切った後、腐食防止のためバーナーで焙りました。
あとは切った木の板を組み立てて完成です。
完成したらブログにて紹介します。
飼育スタッフ 西中
デンキナマズ
現在公表開催中の「~帰ってきた変わり者たち~変わり者展2」から、今回は「デンキナマズ」をご紹介します。
デンキナマズはアフリカの川に生息しているナマズの仲間です。
体に「発電器官」があり、エサになる小魚などを電気ショックでしびれさせて捕食します。
デンキナマズは体が大きくなると、最大で約400vの電圧を出すことができます。
現在展示しているデンキナマズは体長10cm程度なので、
まだ電力は弱めですがこれから大きくなってきたら自分の身が心配です。
感電しないように、気を付けて飼育を続けていきます。
飼育スタッフ 鷲雄
ヒメマスの形が変わる
10月になると水族館の周りに生えている樹は紅葉が始まり、
少し
秋はサケ科魚類の産卵が始まるシーズンで
婚姻色の表われや二次性徴が始まり、
サケ科魚類が一番魅力的
ヒメマスは銀色だった体が赤っぽくな
元の姿からだいぶ変わってきました。
メスは成熟
雌が卵を持つようになると、
オスの激しい縄
そんな行動
飼育スタッフ 山﨑
新水槽のレイアウト作製 ②
今回は年末に向けて鋭意作製中の新水槽からレイアウト作製の一部をご紹介します。
10月2日に新水槽レイアウトの紹介がありましたが、その水槽で一緒に使う予定の部分です。
こちらは水槽内に川のような水の流れを作るのが目的で、加工が簡単な断熱材を使っています。
以前紹介したワサビ水槽の土台作りの経験を生かして作製を進めています。
まだ完成にはほど遠いのでイメージしづらいですが、良い物が作れるよう工夫を重ねていきたいと思います。
飼育スタッフ 古根川