2019年10月15日

アユを狙うのは??

最近、外池のアユを狙う生き物がやってきました。その名は「アオサギ」です。

どうやら外池のアユをごちそうだと思っているみたいで、1日に何回も飛んできてはアユを狙って水面をじっと見ています。

アオサギは羽を広げると1メートル以上にもなり、水族館の周辺で見られる鳥の中では1、2位を争うぐらい大きな鳥です。

近くで見ようとすると向かって飛んできたり、フンをされる事がありますので、

外池でアオサギを見かけても追いかけたりせずに、飼育スタッフを呼んでくださいね。

飼育スタッフ 西中

2019年10月14日

巷で噂のあのカエル

水族館では特別展「世界のカエル大集合!~カエル―ワールドカップ~」を好評開催中です。

 

今回はその中から「ベルツノガエル」をご紹介します。

 

ベルツノガエルは丸い体にぼてっとしたお腹、そしてつぶらな瞳が特徴的でその可愛らしさからペットとしても人気のあるカエルです。

その可愛らしい姿は女子にも人気。

またベルツノガエルはカエルなのに泳ぐことが出来ません。泳げないどころかほとんど動くこともありません。

 

水族館でもベルツノガエルの動く姿を見られることはとても貴重なので、

動く姿が見たい方はベルツノガエルのようにじーっとしていると貴重な動く姿が見られるかもしれません。

上からの写真。まんまるです。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年10月13日

頭隠して足隠さず

毎朝行う館内の見回りは、飼育スタッフの日課のひとつです。

水槽を一つ一つ見て回りながら病気の生き物はいないか、

死んでしまった生き物はいないかをチェックしています。

今日も館内の見回りをしていると、水草水槽のアゼに居るイシガメが目に留まりました。

あ、頭が、、、?!

なんと、手足は伸びきっていて頭が無かったのです。

これは事件かと思いながら水槽のフタを開けて生死を確認したところ、

イシガメの頭がゆっくり出てきてこちらをうかがってきました。

お休みのところ失礼しました

彼はただ休んでいただけのようです。

こんな事がよくある朝の見回りでした。

飼育スタッフ 一見

2019年10月11日

台風来ます

ニュースや報道などで大々的に流れていますが、

今年一番の大型台風が来ます。

 

水族館も台風対策として、

駐車場の仕切りに使っていたカラーコーンや案内の看板を

風に飛ばされないようにしまいます。

 

 

実は、昨年に発生した10月の台風の影響で

水族館の周辺地域一帯が停電してしまいました。

 

その時、飼育している生き物の管理がとても大変だったのを今でも覚えています。

 

今回はそうならないように

無事なまま台風が過ぎ去ることを願います。

 

また、明日は台風の予報ですが通常営業です。

 

来館される際は、十分に気をつけてお越し下さい。

 

 

飼育スタッフ 山﨑

2019年10月09日

サンショウウオ、まだまだいます。

以前、カエルに続いて山梨県に生息する3種類のサンショウウオを簡単に紹介しましたが、

水族館のバックヤードにはそれ以外のサンショウウオも飼育しています。

 

まずは、関東地方に分布するトウキョウサンショウウオ。

 

こちらはカスミサンショウウオとされていた個体。

カスミサンショウウオは本州、四国、九州と広く分布していましたが、2019年に9種に分割する説が提唱されました。

 

最後は、北海道に分布するエゾサンショウウオ。

みな同じように見えますが、表情や体色が若干違っていたりします。

 

これらバックヤードで飼育している生き物はバックヤードツアーで見学することが出来ます。

バックヤードツアーは、毎週土曜日の11:30と、14:30の1日2回開催していますのでお気軽にご参加ください。

お申し込みは開催日の水族館1階受付です。各回4歳以上の方先着10名様なので予めご了承ください。

 

飼育スタッフ 古根川

2019年10月08日

マミズクラゲに新しい機械がやってきました!

マミズクラゲのポリプは水温の変化によって稚クラゲを排出します。
現在、水族館ではウォーターバスという、加温した水の中に温めたい物を入れて温度を変動させる方法を使っています。
ですが、水温が一定になりにくいという事や、ポリプを付着させているのがプラスチックケースのため顕微鏡では確認できない。という欠点がありました。
そこで今回「インキュベーター」という機械を新たに設置しました。
こちらは温度を一定に保つ機能がついている装置で、鳥の卵を人工的に孵化させる孵卵機のようなものです。
ポリプを観察しやすいシャーレに付着させても、温度を変動することができるため、今まで以上に正確なデータを取ることが出来るようになりました。
このインキュベーターを活用してこれからもマミズクラゲの研究などを頑張っていきます。
飼育スタッフ西中
2019年10月07日

石の下には何がいる Part3

たくさんの様々な大きさの石の下には、

水族館でも人気のあの生き物が隠れています。

 

今回はこの石の隙間を見てみましょう。

このカニは山梨県でもたくさん見つけることが出来る「サワガニ」です。

 

水のきれいな環境に生息している淡水性のカニの仲間で、

地域によって甲羅の色が赤や紫、白、青など様々な色をしています。

 

意外と立派なハサミを持っているので、

持つ時ははさまれないように注意しょう。

 

 

飼育スタッフ 山﨑

2019年10月06日

ぴょこん、ぺたん、ぴったんこ

現在、水族館では特別展「世界のカエル大集合!カエルーワールドカップ」を好評開催中です。

 

世界各国の様々なカエルを展示しておりますが、今回は私のオススメである「コモリガエル」を紹介します。

 

コモリガエルは体長約15cmで一生のほとんどを水中で過ごすカエルで、このカエルの大きな特徴は、なんといってもこの平べったい体です。

見事なバンザイ姿

誰かに踏まれてしまったのではないかと思うぐらいぺったんこな体をしていますが、実は敵に見つからないように枯葉に擬態しているのです。

水槽の中だと枯葉がないのでバレまくり。

また、名前の通り「子守り」をするカエルなのですが、

その方法がここではお見せできないぐらい衝撃的な子守りをしますので気になった方はぜひ調べてみて下さい。

 

ぞっとします。

飼育スタッフ 鷲雄

2019年10月05日

小さなクレーター

今年の10月は、流星群がよく流れる月になるそうです。

そんな流れ星がたまに地球に落ちて来てニュースになることがありますよね。

流れ星が落ちて出来たくぼみを“クレーター”と呼びますが、

実はこのクレーター、水族館でも確認することが出来ます。

それは、カエルを展示しているいくつかの水槽に現れます。

特別展の水槽に小さなクレーターが2つ

カエルが地面に留まるとき、まわりの土や植物を押しのけてスペースを作ります。

その留まっていた跡がクレーターに見えることから、私は“カエルクレーター”と呼んでいます。

ベルツノガエルのクレーターでした

残念ながら水族館のクレーター近くに流れ星は落ちていませんが、

クレーターを作った犯人であるカエルは近くにいますよ。

犯人(トノサマガエル)左、カエルクレーター右

飼育スタッフ 一見

2019年10月04日

タガメの成長記録Part4

前回の投稿から1週間が経ち、

今日タガメが脱皮をして4令幼虫になりました。

1令と4令を比べると体は約3倍にまで大きくなりました。

この幼虫ですが、

実は1匹に対して1つの部屋となるように飼育します。

 

幼虫の時から食欲旺盛で共食いが激しく起こるので、

ネットを使って個別に仕切って飼育しています。

このようにすることで、共食いを防げる事と、

しっかり1匹ずつエサを与えられるなどの管理もしやすくなります。

 

このまま順調に成虫になってくれることを願うばかりです

 

飼育スタッフ 山﨑