「ウオ」だけど魚ではありません
以前から様々なカエルを紹介していますが、今回はカエルと同じ両生類の仲間のサンショウウオです。
サンショウウオと聞くと1mを超えるオオサンショウウオが有名ですが、
それ以外に日本で確認されている約20種のサンショウウオは10~20cm程と、どれも小さな生き物です。
現在展示に出ているのは「アカイシサンショウウオ」の1種類のみですが、
山梨県には他に「ヒダサンショウウオ」や「ハコネサンショウウオ」などが確認されています。
これから季節は冬に入りますが、ちょうどサンショウウオ達の産卵シーズンにもなります。
野外調査なども紹介したいと考えているので今後の情報にご期待ください。
飼育スタッフ 古根川
世界のカエル大集合!カエルーワールドカップ!
昨日から水族館は展示変更で大忙しです。
大好評だった特別展「金魚のお祭り~夏の大金魚展~」も終わり、
10月2日(水)からは特別展「世界のカエル大集合!カエルーワールドカップ」が始まります。
今回も大金魚展に引き続き、水族館の1、2階の企画水槽スペースで行うので、
様々なカエルやカエルにちなんだ生き物を約22種類観察する事が出来ます。
体の色が鮮やかなカエルや、大きさが人の手のひら以上あるカエルなどを展示するのでご期待ください。
飼育スタッフ 西中
みんな違ってみんな良い ~カエル編~ Part.2
突然ですが、皆さんはカエルの捕食シーンを見たことはありますか?
以前からカエルの特徴をいくつか紹介していますが、今回は「舌」を見ていきます。
よく漫画やアニメなどでは、カエルの舌はカメレオンのようにビヨーンと伸びる描写がされていますが、
よく伸びる種類とあまり伸びない種類がいます。
アマガエルやタゴガエルなどの小さなカエルはあまり長く伸びませんが、ヒキガエルの仲間は長い舌で捕食します。
今回は映像を切り取った画像で紹介していますが、もっと詳しく見たいという方は、
エサをあげている時があるので、ぜひご自身でお確かめください。
飼育スタッフ 古根川
真っ赤なお腹の~♪
水族館の両生類コーナーには、日本の両生類には珍しい派手な色の生き物がいます。
それは、アカハライモリです。
ぱっと見は黒一色の地味な色をした生き物に見えますが、
名前にも付いている通り、お腹側が派手な赤色をしています。
実は、アカハライモリにはフグと同じテトロドトキシンという毒を少しだけ持っています。
毒を持っていることを天敵に知らせるために、お腹の派手な赤色が重要な役割を果たしているのです。
また、お腹の模様が同じ個体はいません。
人間の指紋と同じ様に、彼らのお腹の模様は十イモリ十色(十人十色)です。
生息している地域によっても模様が異なるので、利きイモリをしてみるのも楽しいですよ。
水族館にいるイモリや家で飼っているイモリを見分けてみましょう!
飼育スタッフ 一見
ビオトープにも秋が来た!
9月も終わりが近づき、肌寒い日が増えてきました。
水族館2階ウッドデッキのビオトープも徐々に秋らしくなってきました。
こちらはキショウブの種です。
実が弾け、中に種がつまっている様子を撮影することが出来ました。
こちらの植物は、種類は分かりませんが穂が実っていました。
他にも多くの植物の色が変わってきたり、枯れ始めたりしていて
秋が深まっていくのを実感しました。
飼育スタッフ 鷲雄
タガメの成長記録 Part3
2令幼虫になってから約一週間で3令幼虫になり、
1令幼虫の時に比べると、体長は2倍ほどに大きくなりました。
現在はこの幼虫たちにヒメダカをエサとして与えています。
しっかりと自分の体を支えるように後脚で水草につかまり、
タガメの象徴ともいえる前脚でエサを捕らえます。
もうすでに成虫の風貌がうかがえますが、
これから更に3回の脱皮を経て成虫となります。
今いる個体すべてが成虫になれるように私もしっかりと飼育をしたいと思います。
飼育スタッフ 山﨑
みんな違ってみんな良い~カエル編~
以前、「カエルとかくれんぼ」と題して、蓋の隙間に隠れるカエルたちを紹介しましたが、
あまり隠れないカエルたちもいます。
体の大きいアズマヒキガエルやヤマアカガエルはあまり上へ登ろうとはしないのですが、
実は彼らは壁を登るのが苦手なのです。
「カエルなのにどうして?」と疑問に思いますよね。
カエルの特徴は何かと聞かれれば、伸びる舌や周りに合わせて色が変化する肌などの他に、
吸盤を持つという特徴を思い浮かべると思います。
実は全てのカエルが吸盤を持っているわけではなく、日本産のカエルでは上の2種以外に、
トノサマガエルなどが吸盤を持っていません。
こういったカエルたちは、吸盤の代わりに力強い足腰をしており、
地上での移動や大ジャンプが得意です。
同じカエルでも棲む環境によっていろんな特徴があるので、
そういったポイントに注目して見るのも面白い見方の1つです。
飼育スタッフ 古根川
大きなミジンコ、その名は「オオミジンコ」
水族館2階にあるマイクロアクアリウムコーナーでは、
マミズクラ
今回、新たに「オオミジンコ」の展示を始
オオミジンコが属するミジンコ属はカニやエビと同じ甲
タマミジンコに比べると大きさが2倍以上あり、
腕のように伸
泳ぎ方にも注目して頂ければと思います。
マミズクラゲ調査「中野沼」
先日、群馬県邑楽町にある「中野沼」にマミズクラゲの調査に行っ
中野沼は邑楽町指定の天然記念物なので、普段は生き
邑楽町教育委員会の方
今回、マミズク
中野沼は3年間連続でマミズクラゲが発生してい
採取した藻や泥に「ポリプ(
しばらくの間はポリプを探すため顕微鏡を覗く日々が続きそうで
この場をお借りして邑楽町教育委員会の皆様にお礼申し上げま
飼育スタッフ 西中
気になるあの子に触れ合える!
今月2回目の3連休は、“いろんな生き物さわってミ~ナ”というイベントを開催しています。
このイベントでは、毎回異なる種類の生き物に触れ合えます。
飼育スタッフが生き物の触り方を教えてくれるので、気軽に参加してみて下さい。
また、触っている生き物についての豆知識もこのイベントで知ることが出来ます。
このイベントは、9月21日(土)~23日(月)の3日間開催しています。
ふれあえる生き物は当日まで秘密です。
この機会に気になった生き物をたくさん触ってみましょう!
飼育スタッフ 一見