2023年05月08日

いつもと違う形

開館前の水族館。

いつもの水槽確認で、いつもと少し違った形の魚に会うことができました。

現在開催中の特別展「魚の形展」にて展示している、「ハリセンボン」が見事なトゲトゲした姿に。

ハリセンボンは身の危険などを感じた時に口から海水や空気を吸い込み、大きく膨らむことがあります。

ハリセンボンは何故膨らんだのか?急に飼育スタッフが来たことでびっくりしたのでしょうか?

 

ほぼ毎日ハリセンボンと顔を合わせていても、半年に1回膨らんでいる瞬間が見られるかというくらい稀なことでした。

有名なハリセンボンの膨らんでいる姿、もし見ることができたらかなりラッキーです。

飼育スタッフ 伊藤

2023年05月06日

ぷるぷるの正体は…。

先日1階両生類水槽で展示している「ヤマアカガエル」が産卵していました。

そのままでは排水口に詰まってしまうため急いで取り出したのですが、思いのほか脆くて持ち上げようとするとたちまち形が崩れてしまい、取り出すのも一苦労でした。

ちなみに、この卵が沢山集まったものを「卵塊(らんかい)」と呼びますが、カエルの種類によって卵塊の形も変わり、中には高い木の上に白い泡を伴って産み付ける種類もいます。

屈強なボディーガードに守ってもらいます。

今はまだ丸い卵のままですが、これから時間をかけて見慣れたオタマジャクシの形に成長していきます。

無事に生まれるまで見守っていきたいと思います。

 

飼育スタッフ 川野

2023年05月05日

リラックスタイム

今年のゴールデンウィークも水族館は連日多くのお客様で賑わっています。

この5連休に毎日開催している館内イベント「エコバックを作ろう」も沢山のお客様に参加していただいています。

さて、そんな中で隣の「岸辺の魚水槽」にふと目をやると「ミシシッピアカミミガメ」が桟橋で日光浴をしていました。

よくみると両足を伸ばし切ってリラックスしていますね。

見つけた瞬間あまりのリラックスぶりに思わず笑ってしまいました。

岸辺の魚水槽には他にも「クサガメ」と「ニホンイシガメ」が展示されています。

もしかすると、この連休中に三匹のカメが桟橋で仲良く日向ぼっこしている姿を見ることができるかもしれませんね。

 

飼育スタッフ 橋口

2023年05月04日

特別展「魚の形展」開催中!

4月5日(水)から特別展「魚の形展」が始まりました。

魚の形展はその名の通り、魚の「形」に注目した展示となっています。

 

早く泳ぐことが出来る紡錘形、急な方向転換が得意な側扁形、

水底で待ち伏せすることが得意な縦扁形など、様々な形の魚達を展示しています。

 

いろんな形の魚たちが大集合!

 

解説パネルではそれぞれの形についてどのような特徴があるのかを詳しく解説していますので、

解説を見ながら魚たちを観察すると新しい発見があるかもしれません。

飼育スタッフ 鷲雄

2023年05月02日

5月のマンスリー水槽

5月といえばゴールデンウィークですね。

その大型連休のひとつに“こどもの日(5月5日)”があります。

子どもの成長を祝う日ということにちなんで、エントランスにあるマンスリー水槽で今月から“カヤネズミの子ども”を展示しています。

カヤネズミは生後約2ヶ月で大人とほぼ同じ大きさになるほどとても成長が速い生き物です。

毛が生えはじめたばかりの子どもの毛色はねずみ色ですが、大人になると茶色~こげ茶色に変わります。

そんな変化を観察しながら、この1ヶ月彼らの成長を皆で見守っていきましょう!

飼育スタッフ 一見

2023年05月01日

バックヤードで引き続き

水族館エントランスで4月のマンスリー水槽として

「トウキョウサンショウウオ」を展示していましたが、

月が替わったのでバックヤードにて飼育を続けていきます。

 

卵塊から飼育を続けて、

現在は幼生に前脚が生えてきたところです。

 

バックヤードでは幼生を40匹以上飼育していますが、

容器の数を増やしその中に匹数を分けて飼します。

 

まとめて全部同じ容器にすると、

餌と間違えて他個体の脚に噛みつき怪我につながる事や、

全ての個体に餌が行き届かないことがあります。

 

しっかりと全ての個体が成体になるように、

成長過程に合わせて飼育管理を整えていきたいと思います。

 

飼育スタッフ山﨑

2023年04月29日

ゴールデンウィークイベント情報

先日、さかな公園の入口に大きな「こいのぼり」を設置しました。

スタッフと比べると大きさが分かります。

青や赤、ピンクなど様々な色のこいのぼりが風に乗って空を泳いでいます。

さて、ゴールデンウィーク週間という事で、29日(土)から7日(日)まで毎日イベントを行います。

29日(土)、30日(日)は自分の好きな絵を描いてオリジナル缶バッチを作れるイベント「おさかな缶バッチ」を行います。

また、1日(月)、2日(火)はオリジナルのこいのぼりを作る事が出来る「こいのぼりを作ろう」、

3日(水)から7日(日)は水族館の大人気イベント「エコバックを作ろう」です。

全て水族館1階エレベーター横で行いますので、お気軽にスタッフにお声がけ下さい。

飼育スタッフ 西中

2023年04月28日

水槽の中には

水族館2階企画屋コーナーで開催している特別展「魚の形展」で展示をしている「ロイヤルファロウェラ」の水槽になにやら緑色の野菜が入っている事があります。

これは私たちも良く知っている「小松菜」です。小松菜を食べる生き物は水族館にたくさんいます。リクガメやフトアゴヒゲトカゲなどの爬虫類は野菜を食べるのでよく与えていますが、実はロイヤルファロウェラも大好物です。コケなどを好む草食性の魚ですがコケ以外にもこういった野菜も食べます。

小松菜を湯がいて柔らかくし、水槽に沈めると

すぐに食べ始めました!

しっかり食べて大きくなってほしいですね。

 

飼育スタッフ 橋口

2023年04月27日

芽生える親心

このところ寒暖差の大きい日々が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私はとても寒がりなので寒い日は身も心もぶるぶる震えております。なので暖かい日はとても元気になります。

 

前回投稿したアカハライモリの幼生に続き、今回は「タイリクバラタナゴ」の仔魚をご紹介します。

 

タナゴの仲間は水底にいる二枚貝類の中に卵を産むのですが、今回は私たちの手で人工授精を行いました。

幼生はぴろぴろ泳ぎ回るので撮影が大変

三日ほどで無事にふ化すると、それから日に日に身体も大きくなり活発に泳ぐ姿に成長を感じずにはいられません。

水草水槽では婚姻色が非常に美しいお父さんタナゴがいますので、ぜひご覧ください

 

飼育スタッフ 川野

2023年04月24日

はじめての繁殖

新人飼育スタッフの伊藤です。

日々の仕事は、はじめてのことばかりで毎日楽しく働いています。

 

そんな作業のひとつ「生物の繁殖管理」を行いました。

日増しに春が濃くなり、気温も水温も上がったことで、繁殖期に入った生物もいます。

そのため、僕たち新人飼育スタッフは2種類の繁殖管理に取り組んでいます。

 

そのうちの一種が「アカハライモリ」です。

数日前から卵の管理をしていましたが、先日ついに卵よりふ化しました。

まだ1㎝ほどで泳ぐことも少なく、特徴的な黒色も赤色もまだありません。

いつ色が出てくるのか今後も観察を続けていきます。

 

アカハライモリ以外にも繁殖管理を新人飼育スタッフで行っているので今後も紹介していきます。

 

飼育スタッフ 伊藤