2023年07月20日

涼しい館内へようこそ

水族館がある忍野村では30℃を超える暑さが続いています。

忍野村の標高は963mとかなり高い位置にあるので35℃を超える猛暑日になる事はほとんどありませんが、

それでも日が当たる場所はかなり暑く感じるので水分補給などの熱中症対策は欠かせません。

館内は富士山の湧水を水槽の飼育水として使用しているおかげでかなり涼しく、快適に過ごすことが出来ます。

見た目も涼しげです。

横見水槽の前には畳もあるので、涼しみながら外池で泳いでいるチョウザメやニジマスを眺める事も出来ます。

他にも館内各所に椅子が置いてあるので、ドライブ後の一休みにも最適です。

飼育スタッフ 西中

2023年07月10日

トウキョウサンショウウオが上陸しました

4月のマンスリー水槽で展示していた

「トウキョウサンショウウオ」は無事に全個体が上陸しました。

 

卵塊から幼生になって、そして上陸していく様子を見届けられることは

何とも言えない嬉しさがあります。

 

数年後には、

この個体たちは性成熟して繁殖可能なまでに成長していきます。

 

今後の目標としては、

このトウキョウサンショウウオ達を

飼育下で自然繁殖させることを目指したいと考えています。

 

試行錯誤しながら

自分の経験として積み上げられればいいなと思います。

 

飼育スタッフ 山﨑

2023年07月08日

3年ぶりの復活第二弾

6月24日のブログにて「バックヤードツアー」が復活したことをお知らせしました。

実は、バックヤードツアー以外にも毎週土曜日に行っていた外池の「ポイントガイド」と「飼育トーク」も復活しています。

外池のポイントガイドでは、外池の餌やり体験をやっている間に、

横見水槽で魚たちが餌を食べている所を見ながら飼育スタッフの解説を聞くことが出来ます。

ポイントガイド

また、飼育トークは毎回1種類の生き物をピックアップして、

生き物の生態や日々飼育している中で気付いた面白いポイントなどを紹介しています。

飼育トーク

疑問に思った事や気になった事など何でもお答えしますので、

ポイントガイドや飼育トークの後に質問してみて下さい

飼育スタッフ 西中

2023年07月06日

❛条件付❜特定外来生物

先月6月1日(木)から「ミシシッピアカミミガメ」と「アメリカザリガニ」が「条件付特定外来生物」に指定され、飼育等に関する規制が始まりました。

規制内容としては、野外への「放出」や「販売・頒布・購入」などが該当します。

当館でもミシシッピアカミミガメとアメリカザリガニのどちらも展示・飼育をしていますが、水族館だけでなく一般の方でも飼育する事自体に許可は必要ありません。

 

夏も本格化し、川などでザリガニと触れ合う機会があるかもしれません。

今のところ一般の方が新たに野外で捕獲して家で飼育することは問題ありませんが、取り扱い方によっては法令違反で罰金・罰則の対象となる可能性もあるので、注意と現在の状況を知っておくことが大事です。

詳しくは環境省のホームページに載っていますのでそちらをご確認ください。

飼育スタッフ 伊藤

2023年07月03日

すくすくと成長中

6月16日のブログにて紹介した「淡水コシオリエビ」の稚エビですが、少しずつ成長しています。

そこで、今どれくらいの大きさなのかを知りたくなったのでメジャーで測ってみることにしました。

メジャーを透明なカップの下に敷いて、その上まで稚エビを誘導します。

上手く誘導できたらシャッターチャンス!ピントを合わせて上手く撮ることが出来ました。

写真を見ると分かるようにお尻が少し後ろに下がっているので、頭からお尻までで大体0.4cmくらいです。

脱皮をしているのも頻繁に確認しており、餌もしっかり食べているのでどんどん大きくなってくれるといいなと思います。

 

飼育スタッフ 橋口

2023年06月30日

バイカモが見ごろです。

水族館2階ウッドデッキのカメ池では「バイカモ」が見ごろを迎えています。

 

バイカモは水が綺麗で冷たく、流れの早い場所でしか生息することが出来ない水生植物で、

山梨県では忍野村周辺でもよく見られます。

 

今までもバイカモの開花は見られていましたが、今年は例年以上に多くの花が咲きました。

 

とても小さくて可愛らしい花ですのでぜひ観察してみて下さい。

ちなみにバイカモの花言葉は「幸せになります」だそうです。

幸せになりたい。

 

飼育スタッフ 鷲雄。

2023年06月29日

外池のアユの群れ

先日、外池に今年最後の「アユ」を搬入しました。

5月16日のブログで、小さな頃は群れを作るという習性をご紹介しました。

今回搬入したアユも群れを作って外池を優雅に泳いでいます。

 

大きくなると体に黄色い模様が出て くるもの特徴なので、今から模様が綺麗に出るのを楽しみにしています。

また、アユの歯は岩についた藻などを食べるのに適した形をしています。

外池でも石に生えた藻や苔を食べてくれるので、お掃除役として大活躍しています。

横見水槽からアユの大きな群れと苔を食べている所を見る事が出来るのでご覧ください。

飼育スタッフ 西中

2023年06月27日

6月の飛び出せ!お魚探検隊の結果

6月25日(日)に野外イベント「飛び出せ!お魚探検隊」を開催しました。

 

水族館近くの川に行き、網で生き物を捕まえて、

採れた生き物の観察会を行いました。

 

とてもきれいな「オイカワ」や大きな「ドジョウ」、

たくさんのヤゴ、その他の生き物も数多く採れました。

 

さて、どれだけの種類が採れたかというと、

観察会では同定(生き物の種類を判別する)出来なかった生き物もいたので、

水族館に戻ってから調べました。

 

結果は15種類の生き物が採れました。

そして今回はなんと、

この河川の調査を始めてから初記録となる「ウキゴリ」を確認しました。

 

この「飛び出せ!お魚探検隊」は7~9月に各1回の計3回実施します。

受付方法等はホームページに今後記載しますのでお待ちください。

また毎年人気のあるイベントで募集人数が先着10名様なので、

定期的にホームページをご確認ください。

 

それでは次回のイベントで皆様をお待ちしております。

 

飼育スタッフ

2023年06月26日

恋のデルモゲ

6月もいよいよ最終週に入りました。

たまの晴天日からは夏の訪れを感じさせてくれますね。梅雨明けまでもう少しの辛抱です。

 

現在、水族館の1階企画水槽と2階企画展示コーナーでは、特別展「魚のかたち展」を行っています。今回はその特別展で展示している「ゴールデン・デルモゲニー」のお話です。

下がオスで上がメス

水槽にはオスとメスの2匹のデルモゲニーを展示しており、昨日オスがメスにピタッと寄り添って求愛行動をしていました。

オスの熱烈なアピールもむなしくメスには届かなかったようです。

ちなみに彼らは「卵胎生」という、メスのお腹から赤ちゃんが直接産み落とされるという変わった生態をしています。

 

いつかこの恋が報われることを祈りながら、今日も見守っていこうと思います。

 

飼育スタッフ 川野

2023年06月24日

3年ぶりの話

本日から、感染症対策として中止していた「バックヤードツアー」を再開しました。

毎週土曜日に各回先着10名様で、飼育スタッフがバックヤードを解説しながら案内していきます。

飼育スタッフによって解説や紹介場所が少しずつ異なるので以前に参加していただいた方も楽しめるかと思います。

私は新人飼育スタッフなので、まずは「バックヤードツアー」の案内が出来るように見習いから頑張ります。

1人前に案内が出来るようになったらまたブログなどでご報告します。

飼育スタッフ 伊藤