2021年06月10日

令和3年度 ホトケドジョウ産卵記録 part.3

 

5月27日(火)のブログにてホトケドジョウの紹介をしてから約2週間が経ち、稚魚たちは少しずつ大きくなっています。

ぱっと見ではあまり変化はなさそうですが、体色が少し濃くなっていたり、

餌をアルテミア幼生から刻んだアカムシに変えたので

お腹がオレンジ色から赤色になっていたりと、様々な変化があります。

といってもまだまだ小さいので、今後も引き続き成長を見守っていきたいと思います。

 

飼育スタッフ 古根川

2021年06月08日

子供たちに人気の生き物が登場です。

現在、水族館1階、2階にて「森の中の水族館。20周年記念特別展」を開催しています。

今回はその中から子供たちの人気者「ヘラクレスオオカブト」を紹介します。

この生き物は「世界最大のカブトムシ」としてとても人気が高く、最近はペットとしても多く流通しているので、

名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

長い2本の角と黄色い前翅が特徴的で見た目がかっこいいカブトムシの仲間です。

このヘラクレスオオカブトは2018年7月~10月に開催した世界のカブトムシやクワガタ、

水生昆虫や奇蟲と呼ばれる虫に近い仲間を集めた特別展「むし・虫・蟲」で展示していました。

 

夏になると今年はカブトムシやクワガタを展示していますか?と声をかけられる事も多いので、

皆様の記憶に残っている展示かと思います。

この20周年記念特別展は7月12日(月)まで開催しています。

この機会に人気の高いヘラクレスオオカブトを観察してみてください。

飼育スタッフ西中

2021年06月05日

ひとときの幸せ

6月に入り、忍野村ではジメジメした日が続いていますが、

水族館の周りでは「ムラサキツユクサ」が見頃を迎えています。

 

ムラサキツユクサは6月から9月に鮮やかな紫色の花を咲かせるツユクサ科の植物で、

 

3枚の紫色の花弁に黄色い雄しべが特徴的です。

ムラサキツユクサ

 

水族館の周りでは薄いピンク色や赤っぽいムラサキツユクサも咲いていて、コントラストがとてもきれいです。

いろんな色のムラサキツユクサ。上品ですね。

 

憂鬱な梅雨の時期ですが、たくましく咲くムラサキツユクサを見て、私も元気をもらいました。

 

ちなみに花言葉は「ひとときの幸せ」だそうです。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2021年06月04日

産卵床のスポンジ

今年もバックヤードで飼育しているミズカマキリが5月終わりに行っていた交尾を経て、

本日産卵を確認しました。

 

ミズカマキリは普段水中で生活していますが、

産卵は陸上の湿ったやわらかい場所にします。

 

昨年は目の粗いスポンジで陸場を作って産卵床としましたが、

今年は生け花用のスポンジを使いました。

吸水性も抜群で体の小さいミズカマキリでも簡単に穴をあけて産卵することができるため、

昨年より卵の数が多いように感じました。

 

ミズカマキリの次はタイコウチの産卵が控えているので、

今回試したスポンジを使って産卵をしてもらおうと思います。

 

飼育スタッフ山﨑

2021年06月01日

象に似た虫??

今日、開館作業のために外池の周りを歩いていると、足元に動くものを見つけました。

それは昆虫好きの私が特に好きな「オオゾウムシ」です。

2センチくらいあります

オオゾウムシはカブトムシやクワガタなどが属する「コウチュウ目」の仲間です。

口吻(こうふん)と呼ばれる口が象の鼻のように長いので名前が付けられています。

この特徴的な口を使って朽ち木や植物の種を食べたり、穴を掘ったりしています。

口吻が短いゾウムシの仲間もいます!

ゾウムシの仲間はなんと死んだふりが得意で、

触ろうとすると足を丸めて動かなくなったり、自ら葉っぱの上から落ちたりします。

 

今回見つけたオオゾウムシは森林に生息しており、

水族館の周りでもよく見つかるので気になる方は探してみてください。

 

飼育スタッフ 西中