小さなウーパールーパー
現在バックヤードにて、今年の3月に産まれたウーパールーパー(メキシコサンショウウオ)の幼生を育てています。
実は去年もウーパールーパーが産卵をしていたので、卵の飼育に挑戦をしていたのですが、
エサ不足のせいか初期段階で全滅してしまいました。
そのため、今年はエサを与え始めるタイミングと給餌回数を工夫してみたところ、
去年よりも体格が良く成長していて、最近では小さな後ろ足も生え始めてきていました。
今のところ幼生の数も多いので、このまま何事もなくたくさん成長していってほしいです。
飼育スタッフ 一見
チョウザメのポワレ~ラタトゥイユソースを添えて~
前回に引き続き、おいしい水族館で展示している飼育スタッフオリジナルレシピをご紹介します。
今回のレシピは「チョウザメのポワレ~ラタトゥイユソースを添えて~」です。
チョウザメと言えば一般的には卵を塩漬けにしたキャビアが真っ先に思い浮かぶと思いますが、実は身もおいしい高級魚です。
チョウザメの身は白身で魚独特の臭みがなく、鶏肉に近いような食感をしています。
唐揚げやお刺身などもおいしいですが、今回はポワレにして外はカリっと、中はふんわりと焼き上げました。
最後にトマトの酸味が効いたラタトゥイユソースを添えて、オシャレな一品になりました。
チョウザメの味が気になる方はぜひ作ってみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
令和3年度 ホトケドジョウ産卵記録 part.2
5月14日(金)のブログで紹介したホトケドジョウの稚魚の続きですが、
かなり成長が進み体色が少し目立つようになりました。
エサはまだ小さなアルテミア幼生ですが、そろそろ別の大きいエサに切り替えようと思っています。
今後も順調に大きくなれるよう育てていきます。
飼育スタッフ 古根川
忍野村の天気は?
水族館がある忍野村では変わりやすい天気が続いています。
晴れていたのに急に雨が降ってきたり、
最高気温が20度を超える日が続いたと思ったら15度以下の日もあったりと、
制服を半袖か長袖かのどちらにしようか毎朝迷っています。
館内は地下水を使用している水槽の冷気でひんやりしているので、
来館される際は軽く羽織れるものを持ってくるのをおすすめします。
飼育スタッフ 西中
海のダンゴムシ
水族館1階企画水槽と2階企画展示コーナーでは「森の中の水族館。20周年記念特別展」を開催しています。
今回はその中から「オオグソクムシ」を紹介します。
展示水槽の前で「ダンゴムシがいる!」という声が聞こえてくるぐらいダンゴムシに似た姿をしており、
深海ブームもあって知っている方も多いのではないでしょうか。
生物の死骸などを食べる為、海の掃除屋とも呼ばれています。
また、この生き物は2018年1月~4月に開催した、外見や習性など様々な特徴を持った生き物を集めた特別展「変わりもの展」で展示していました。
この展示は過去行った企画展・特別展の中でも特に人気が高く、
もう展示は終わりましたか?また見たいです!という声が多く寄せられていました。
個人的にも思い入れのある展示だったので、
過去の企画展・特別展を振り返る今回の特別展で「変わりもの展」が少しだけでも復活できたことはとても嬉しいです。
飼育スタッフ 西中
飼育スタッフ オリジナルレシピ 「富士の介とミニトマトの冷製パスタ」
4月25日から展示を開始した「おいしい水族館」では、
山梨県内で養殖されている魚を利用した飼育スタッフのオリジナルレシピをご紹介しています。
今回はその中から「富士の介とミニトマトの冷製パスタ」をご紹介します。
富士の介は上質な脂と豊かな旨味が特徴で、生で食べるのが特に美味しいです。
ニンニク、大葉、ミニトマトと一緒に和えて夏にぴったりな冷製パスタを作ってみました。
脂の乗った富士の介とさっぱりしたミニトマトが合わさってとても美味しく仕上がりました。
おいしい水族館にてレシピメモを置いてありますので、ご家庭でもぜひ作ってみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
令和3年度 ホトケドジョウ産卵記録
4月8日に紹介した「ホトケドジョウ」ですがあれから無事に産卵しました。
現在孵化してから約2週間が経っており、エサをもりもり食べて順調に成長しています。
食べた後はお腹がエサの色になっているのが分かります。
今の所約150匹の稚魚がいますが、卵を持っていそうな親がまだいるので
今後更に卵を産んでくれることを期待しています。
飼育スタッフ 古根川
5年前の特別展は…?
好評開催中の「森の中の水族館。20周年記念特別展」の中から「ポタモトリゴン・モトロ」を紹介します。
この魚は、5年前の2016年7月から10月にかけて開催された「大アマゾン展」で展示していました。
大アマゾン展はアマゾンに生息している生き物を展示した特別展で、1階企画水槽と2階企画展示コーナーに加え、
中流水槽を使った大規模な展示でした。
ポタモトリゴン・モトロは淡水エイの仲間で、海に居そうな見た目をしていますが、純淡水で飼育することができます。
人慣れする魚で、慣れてくると直接手から餌を食べるようにもなります。
餌は1日1回不定期に与えているので、食べている瞬間を観察して頂けたらと思います。
飼育スタッフ 西中
日照時間とタガメ
タガメの繁殖を初めて3年目になり、
今年も無事に約70~90個ほどを産卵しました。
今年は水槽に取り付けているライトの点灯時間を調節しながら産卵の行動を起こさせるようにしました。
人間も季節によって日の長さを感じるように、
生き物たちも日照時間にかなり影響されます。
基本的には夏は長く、冬は短くといったように調節をします。
今回はタイマー機能を使って2か月先の日照時間を当てるようにして、
すこし季節を先取りしました。
今回の産卵から、
水温変動よりも日照時間で産卵の時期を早くするも遅くするもできることが分かりました。
生まれてくる幼虫のお世話は数が多いのと毎日の換水・給餌が大変です。
水族館の繁忙期である夏の産卵を外すことができれば、
より効率的な飼育業務につながると思いました。
飼育スタッフ 山﨑
20周年限定の年間パスポート
今年の4月25日で水族館が開館20周年を迎えたため、年間パスポートを20周年に合わせて新しくしました。
以前は紙製のカードでしたが、プラスチック製の丈夫なカードに変更し、デザインも一新しました。
実は、年間パスポートの表側のイラストは私が描いたものが採用されました。
テーマは「山梨の生き物」で、森と魚とマミズクラゲを組み合わせて描いていて、森の中の水族館。らしいイラストに出来たと思っています。
この年間パスポートは20周年にあたる今年度限定のデザインとなっていて、1階受付にてお申込みを受け付けています。
ご希望の方は受付にいるスタッフまでお声かけ下さい。
飼育スタッフ 一見