2021年05月09日
日照時間とタガメ
タガメの繁殖を初めて3年目になり、
今年も無事に約70~90個ほどを産卵しました。
今年は水槽に取り付けているライトの点灯時間を調節しながら産卵の行動を起こさせるようにしました。
人間も季節によって日の長さを感じるように、
生き物たちも日照時間にかなり影響されます。
基本的には夏は長く、冬は短くといったように調節をします。
今回はタイマー機能を使って2か月先の日照時間を当てるようにして、
すこし季節を先取りしました。
今回の産卵から、
水温変動よりも日照時間で産卵の時期を早くするも遅くするもできることが分かりました。
生まれてくる幼虫のお世話は数が多いのと毎日の換水・給餌が大変です。
水族館の繁忙期である夏の産卵を外すことができれば、
より効率的な飼育業務につながると思いました。
飼育スタッフ 山﨑