2021年02月15日

ミヤイリガイの展示開始から1年

水族館2階で展示中の「ミヤイリガイと地方病~7ミリの小さな巻貝と115年の長い歴史~」は、今月で展示開始から1年が経ちました。

先日、「ミヤイリガイについての動画を見ていたら、常設展示をしていると出てきたので見に来ました。」という方に声をかけられました。

その方は「初めてミヤイリガイの生体を見たけどこんなに小さい巻貝だとは思わなかった。」と驚かれていました。

 

水族館で展示を行う事によって、ミヤイリガイ地方病について興味を持ってくれる人がいると分かったので、

これからも、ミヤイリガイの展示を続け、地方病の長い歴史を後世に伝えていきたいと思います。

ミヤイリガイ

飼育スタッフ 西中

2021年02月15日

夜の水族館

一昨日の地震によって、富士五湖地域を中心に広い範囲で停電になりました。

 

23時過ぎに停電になったので就寝準備やお風呂の支度中の飼育スタッフもいましたが、急いで水族館に集まり停電の対応を行いました。

本来、停電になると水族館は非常用自家発電機が稼働して生き物を生かすための最低限の設備が動くようになっていますが、現在タイミングが悪いことに修理中なので稼働しませんでした。

そこで、自分たちで各水槽に乾電池式のブロワーや酸素タンクでのエアー供給、気温が低いので熱帯魚水槽の水温低下を防ぐため発砲スチロールやダンボールで覆いました。

 

電気が復旧したのは午前1時半過ぎでしたが、素早い対応のおかげですべての生き物が無事でした。

それから館内の復旧作業を行い終わったのが午前3時前。

夜遅くにはなりましたが、飼育スタッフのチームワークによって次の日も問題なく営業することできました。

今後も突発的な災害に備えていきます。