ちょっとしたスペースの活用
2階のフロアの手すりの部分にはちょっとしたスペースがあります。
何かに使えないかな?とずっと思っていましたが、
なかなか良い案が浮かばずに手つかずの状態となっていました。
そこで、バックヤードで眠っていたエビやカニなどの脱皮殻や標本などの展示を始めてみました。
10月15日のブログで紹介したチャグロサソリの脱皮殻なども展示しています。
今後は標本だけではなく、忍野村で盛んな釣りの道具なども展示する予定です。
これからもちょっとしたスペースを有効活用できるように日々模索していきます。
飼育スタッフ西中
フジマリモ
先日、西湖へ潜りに行きました。
目的は「フジマリモ」の観察です。
マリモと聞くと、緑色の小さな丸い苔の塊というイメージが強いですが、実際はいびつな形の塊です。
販売されているものは手で丸めることがほとんどですが、西湖では日光の加減や水の流れで丸く形成されていきます。
西湖の水中の透明度があまり高くなく、それに加えて水底に積もった泥の影響もあり、
今回はしっかりとした写真が撮影できませんでした。
また潜る予定があるので、詳しい写真はその時にお見せしたいと思いますのでお楽しみに。
飼育スタッフ 山﨑
ラピドクロミス・カエルレウス
現在開催中の企画展「~君はどんな色が好き?~カラフルな生き物展」から今回は「ラピドクロミス・カエルレウス」をご紹介します。
ラピドクロミス・カエルレウスはアフリカ原産のシクリッドと呼ばれる魚の仲間で、
きれいで鮮やかな黄色い体色をしています。
背ビレに入る黒いラインも黄色い体と対照的でとてもかっこいいです。
水草の緑色とカエルレウスの黄色がとても映えるので、ぜひ観察してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
オタマジャクシ
3月11日にご紹介したナガレタゴガエルのオタマジャクシはそれからも順調に成長しています。
外に出ていたエラは体の中に移動して、眼が発達しています。
まだまだ小さいですが、やっとオタマジャクシの形になりました。
立派なカエルに育ってくれるよう今後も見守っていきます。
飼育スタッフ 古根川
春の訪れ
暖かい日が続き、甲府では桜(ソメイヨシノ)が開花したのニュースもありました。
忍野村の夜はまだ肌寒く、桜が咲き始めるまでにはもう少し時間がかかりそうです。
しかし地面を見てみると、少しずつ緑が増え「ふきのとう」が顔を出していました。
もう少しすると白い花を咲かせます。
一足早い春の訪れに心が躍ります。
飼育スタッフ 西中
共存はできるか
先日、今年初めてのホトケドジョウの調査に行きました。
過去の台風やそれによる護岸整備で大きく川の環境が変わってしまった為か、生き物の捕獲数がかなり減りました。
採れた種数は例年と変わりませんでしたが、
身を隠す場所となる草木が減ることの重大性を痛感しました。
人々が住みやすいように川の護岸整備などはとても大事なことですが、
どうすれば人々と生き物の共存ができるかと考えさせられました。
目的のホトケドジョウは無事に見つけることができました。
2センチ程の稚魚も見つけることができ、
この場所での繁殖が行われているようで安心しました。
飼育スタッフ 山﨑
コンゴテトラ
現在開催中の企画展「~君はどんな色が好き?~カラフルな生き物展」から今回は「コンゴテトラ」をご紹介します。
コンゴテトラはアフリカ原産の熱帯魚で7cm程まで成長し、ショップなどでよく見かける熱帯魚の中では中型の種類です。
体色がメタリックなグリーンからイエローに輝いて、とても美しい種類です。
また、オスのヒレが長く水中をたなびかせて泳ぐ姿は目を見張るものがあります。
水族館では中型の水槽で展示していますが、
大型の水槽で水草と一緒に飼育出来たらもっと見応えがでそうなので、今後は熱帯魚コーナーでもチャレンジしてみたいです。
飼育スタッフ 鷲雄
パネル完成まであと1か月
2月1日(月)に特別展のパネル作りについてご紹介しましたが、
現在は情報集めが終わり、書く内容を取捨選択しながらパネルの作成を進めています。
どこに写真を入れれば見やすくなるかなど、パネルを見る人の立場になって考えています。
また、次回開催予定の特別展パネルは開館から現在までの水族館の歴史を振り返る内容になっているのでお楽しみに。
展示内容についてはまた後日お知らせします。
完成予定まであと1か月を切っているので、頑張って進めていきます。
飼育スタッフ 西中
今日のアカハライモリ⑭
水族館で生まれた“アカハライモリの幼体”は、順調に成長しています。
アカハライモリは上陸してから暫くの間陸上生活をしますが、成長するにつれて再び水中生活へ戻る習性があります。
そこで、今回は飼育環境を湿らせたマットから水深の浅い水場へ変更しました。
切り替えの際に水を嫌がるケースが多いのですが、そんなそぶりを見せなかったので安心しました。
今後は、溺れないか確認しながら徐々に水深を上げていこうと思います。
飼育スタッフ 一見
ワカサギの遡上
先日、河口湖のとある川にワカサギの遡上を観察しに行きました。
2009年から毎年、その川では遡上や産卵が確認されているようで、春の風情の一部となっています。
遡上個体や卵の採取は禁止されているので持ち帰ることはできませんが、何万匹と集まったワカサギの遡上を見ると春を感じられます。
なかなか見ることのできない光景に、私も感動しました。