孵化の始まり
2月26日(金)に紹介した「ナガレタゴガエルの卵塊」ですが、ついに孵化が始まりました。
生まれたてのオタマジャクシは眼が未発達で、エラが外にはみ出しています。
今回はそれだけではなく、未受精卵だと思われていた別の卵塊も、発生が遅れていただけでしっかり受精していました。
これで今年もたくさんのオタマジャクシが孵化してくれるので一安心です。
飼育スタッフ 古根川
もうすぐ春が来る
水族館1階で展示している水草水槽のアゼに、今年もタンポポの花が咲きました。
普段は葉っぱや苔の緑一色のアゼですが、そこにタンポポの黄色があるだけで華やかなレイアウトに見えます。
展示しているニホンイシガメも2月に比べてアゼに登る頻度が増えてきています。
春がだんだん近づいてきているなと実感する水草水槽の小さな変化でした。
飼育スタッフ 一見
マミズクラゲ飼育話⑪
水族館では河口湖、愛知県の防火水槽をはじめとする様々な地点のマミズクラゲのポリプを飼育しています。
ポリプは水温が高くなると稚クラゲを排出しますが、
今回新たに飼育を始めたポリプは通常よりもかなり低い温度で稚クラゲが生まれてきました。
ポリプの飼育を始めて6年くらい経ちますが、
こんなに低い温度で稚クラゲが生まれてくるのは初めての事だったので、かなり驚きました。
この地点のポリプのデータをしっかりと取って今後の飼育と研究に生かしていきます。
飼育スタッフ 西中
啓蟄
毎年3月6日頃は「啓蟄(けいちつ)」と呼ばれ、暖かくなって生き物が土の中から出てくる時期を迎えます。
この時期から冬眠をしていた生き物が目を覚まし、活動を始めていきます。
バックヤードで飼育していたタガメも冬眠から目覚め始め、少しずつ餌を食べ始めるようになりました。
そして、少しずつ時間をかけながら日照時間や水温の変動をさせて、産卵の準備に入ります。
今年もタガメを展示できるように、個体数の維持管理を頑張ります。
飼育スタッフ 山﨑
赤い熱帯魚
現在開催中の「~君はどんな色が好き?~カラフルな生き物展」から、
今回は「グローライトテトラ」と「レッドテトラ」をご紹介します。
どちらもショップなどでもよく見かけるポピュラーな熱帯魚です。
グローライトテトラは体の中央にオレンジ色のラインが入っているのに対し、レッドテトラは熱帯魚の中では小型で、全身が赤色をしているのが特徴的です。
グローライトテトラ レッドテトラ
どちらも赤系の色をしているので、今回の企画展では一緒に展示をしてみました。
水草の緑と赤系の体色がマッチしてとてもきれいな水槽になったので、ぜひご覧ください。
飼育スタッフ 鷲雄
外国語にも対応
水族館には外国人観光客の方に向けて英語のパンフレットが置いてあります。
その他にも受付には英語で書かれた案内表や料金表などがあり、
日本語が分からない方でもご案内できるようにしています。
また、今回新たにタッチパネル式の館内案内を入り口に設置しました。
英語だけでなく、中国語や韓国語に対応しています。
これからも幅広い方々に対応できるよう様々な工夫をしていきます。
飼育スタッフ 西中