タガメの成長記録 Part5
9月に生まれたタガメの幼虫は5令になり、終齢幼虫になりました。
いよいよ翅の無い終齢幼虫が最後の脱皮を経て成虫になりますが、
これを羽化といいます。
また、この終齢幼虫をよく見ると、
成虫になった時の翅に当たる部分がよく分かります。
これを「翅芽(しが)」といいます。
5令幼虫になった時期や餌の食べ具合から
そろそろ羽化しそうですが、
飼育スタッフの中で一番待ち遠しいのがこの私です。
無事に羽化することを願うばかりです。
飼育スタッフ 山﨑
落ち葉と秋の訪れ
10月も中旬に差し掛かり、少しずつ落ち葉が増えてきたので、落
掃いてもすぐ溜まってしまうので
落ち葉を掃いている
春先の若葉を1~
白くブラシのよう
飼育スタッフ 西中
水族館スタンプラリー
今年の秋から、水族館で行っているアクティビティに“水族館スタンプラリー”が新しく加わりました。
展示水槽の近くにスタンプ台が設置しており、
展示されている生き物のスタンプを押すことが出来ます。
スタンプ台は全部で5か所あるので、
館内を見て回りながらスタンプラリーをお楽しみください。
また、専用の台紙を1階受付にて販売しています。
台紙の裏はポストカードになっているので、オリジナルポストカードを作ることが出来ます。
スタンプを集めながら、世界に一つだけのポストカードを作ってみるのはいかがですか?
飼育スタッフ 一見
水族館DIY~問題発生~
ステキな水槽に生まれ変わった水族館1階にある水草水槽ですが、
最近新たな問題が発生しました。
その問題の場所は、お客さんから見えない水族館のバックヤード側にありました。
水草水槽のバックヤード側には、水をろ過水槽(水をきれいにする水槽)へと運ぶポンプ専用の場所があります。
生き物が入らないように高い壁で囲っているのですが、
上が空いたままになっている為、よじ登ったカエルやカメが落っこちていました。
このままではカエルトラップになってしまうので、水族館DIYの時に出た廃材で簡単な蓋を作成しました。
可動式の骨組みにしたので、ポンプ部屋の掃除も楽にできるような設計です。
見えないところもしっかり作り直すプチDIYでした。
飼育スタッフ 一見
魚の「顔」 Part 1
今回は魚の「顔」に注目して見ていきます。
人の顔がみんな違うように、魚の顔もそれぞれ違った特徴があるのでご紹介します。
こちらは「ヌマチチブ」です。
正面から見ると怒っているおじさんような顔をしています。
次は「カジカ」です。
口がたらこ唇のようで眼がきょろきょろしています。
最後に「ナマズ」です。
立派なヒゲと突き出たあごは貫禄のあるおじいさんのようです。
皆さんも、水族館を訪れた際は魚の顔に注目すると新たな発見があるかもしれません。
飼育スタッフ 鷲雄
石の下には何がいる Part4
川の石の下には小さな生き物だけでなく、
時には大きな魚も身を潜
この川には「カジカ大卵型」が生息しています。
本種は日
から揚げや煮つけにして食べられます。
また、
まさに今が旬なお魚です
飼育スタッフ山﨑
脱走を阻止せよ!
水族館で脱走未遂がありました。
今回逃げようとしていたのは、1階水草水槽横で展示しているモクズガニです。
給水パイプに肢を器用にひっかけて登り、脱走を目論んでいるように見えます。
モクズガニは成体の間、河川の淡水域に生息しますが、幼生は海でないと生活できません。
そのため繁殖期である秋になると川を下り、海で交尾を行います。
こうした行動は「降河回遊」と呼ばれ、魚類ではニホンウナギが当てはまります。
今まで水槽の端でじっとしていたモクズガニですが、秋を感じ始めたのか若干活発になっています。
普段は見られない大胆な姿を観察できるチャンスですよ。
飼育スタッフ 古根川
アユを狙うのは??
最近、外池のアユを狙う生き物がやってきました。その名は「アオサギ」です。
どうやら外池のアユをごちそうだと思っているみたいで、1日に何回も飛んできてはアユを狙って水面をじっと見ています。
アオサギは羽を広げると1メートル以上にもなり、水族館の周辺で見られる鳥の中では1、2位を争うぐらい大きな鳥です。
近くで見ようとすると向かって飛んできたり、フンをされる事がありますので、
外池でアオサギを見かけても追いかけたりせずに、飼育スタッフを呼んでくださいね。
飼育スタッフ 西中
巷で噂のあのカエル
水族館では特別展「世界のカエル大集合!~カエル―ワールドカップ~」を好評開催中です。
今回はその中から「ベルツノガエル」をご紹介します。
ベルツノガエルは丸い体にぼてっとしたお腹、そしてつぶらな瞳が特徴的でその可愛らしさからペットとしても人気のあるカエルです。
またベルツノガエルはカエルなのに泳ぐことが出来ません。泳げないどころかほとんど動くこともありません。
水族館でもベルツノガエルの動く姿を見られることはとても貴重なので、
動く姿が見たい方はベルツノガエルのようにじーっとしていると貴重な動く姿が見られるかもしれません。
飼育スタッフ 鷲雄
頭隠して足隠さず
毎朝行う館内の見回りは、飼育スタッフの日課のひとつです。
水槽を一つ一つ見て回りながら病気の生き物はいないか、
死んでしまった生き物はいないかをチェックしています。
今日も館内の見回りをしていると、水草水槽のアゼに居るイシガメが目に留まりました。
なんと、手足は伸びきっていて頭が無かったのです。
これは事件かと思いながら水槽のフタを開けて生死を確認したところ、
イシガメの頭がゆっくり出てきてこちらをうかがってきました。
彼はただ休んでいただけのようです。
こんな事がよくある朝の見回りでした。
飼育スタッフ 一見