みんな違ってみんな良い~カエル編~
以前、「カエルとかくれんぼ」と題して、蓋の隙間に隠れるカエルたちを紹介しましたが、
あまり隠れないカエルたちもいます。
体の大きいアズマヒキガエルやヤマアカガエルはあまり上へ登ろうとはしないのですが、
実は彼らは壁を登るのが苦手なのです。
「カエルなのにどうして?」と疑問に思いますよね。
カエルの特徴は何かと聞かれれば、伸びる舌や周りに合わせて色が変化する肌などの他に、
吸盤を持つという特徴を思い浮かべると思います。
実は全てのカエルが吸盤を持っているわけではなく、日本産のカエルでは上の2種以外に、
トノサマガエルなどが吸盤を持っていません。
こういったカエルたちは、吸盤の代わりに力強い足腰をしており、
地上での移動や大ジャンプが得意です。
同じカエルでも棲む環境によっていろんな特徴があるので、
そういったポイントに注目して見るのも面白い見方の1つです。
飼育スタッフ 古根川
大きなミジンコ、その名は「オオミジンコ」
水族館2階にあるマイクロアクアリウムコーナーでは、
マミズクラ
今回、新たに「オオミジンコ」の展示を始
オオミジンコが属するミジンコ属はカニやエビと同じ甲
タマミジンコに比べると大きさが2倍以上あり、
腕のように伸
泳ぎ方にも注目して頂ければと思います。
マミズクラゲ調査「中野沼」
先日、群馬県邑楽町にある「中野沼」にマミズクラゲの調査に行っ
中野沼は邑楽町指定の天然記念物なので、普段は生き
邑楽町教育委員会の方
今回、マミズク
中野沼は3年間連続でマミズクラゲが発生してい
採取した藻や泥に「ポリプ(
しばらくの間はポリプを探すため顕微鏡を覗く日々が続きそうで
この場をお借りして邑楽町教育委員会の皆様にお礼申し上げま
飼育スタッフ 西中
気になるあの子に触れ合える!
今月2回目の3連休は、“いろんな生き物さわってミ~ナ”というイベントを開催しています。
このイベントでは、毎回異なる種類の生き物に触れ合えます。
飼育スタッフが生き物の触り方を教えてくれるので、気軽に参加してみて下さい。
また、触っている生き物についての豆知識もこのイベントで知ることが出来ます。
このイベントは、9月21日(土)~23日(月)の3日間開催しています。
ふれあえる生き物は当日まで秘密です。
この機会に気になった生き物をたくさん触ってみましょう!
飼育スタッフ 一見
カメの水族館!?
水族館では今、カメが大人気です。
そこで、今回は水族館で展示しているカメ4種類についてご紹介します。
こちらは水草水槽にいる「ニホンイシガメ」です。
陸に登ったり、水中を泳ぎまわったりとまるで水槽内を縦横無尽に遊んでいるかのような姿を見ることが出来ます。
こちらは岸辺の魚水槽にいる「ミシシッピアカミミガメ」です。
普段は桟橋の上で日光浴をしていることが多いですが、
エサやりの時間になると桟橋から見事な飛び込みを見せてくれることもあります。
こちらは熱帯魚水槽横の「ニホンスッポン」です。
普段は見事なお尻をこちらに向けていることが多いですが、
じっと見ていると長い首を水面まで伸ばして呼吸をする姿が見られます。
最後は2階ウッドデッキのビオトープにいる「クサガメ」です。
晴れの日は陸地部分で気持ちよさそうに日光浴をしています。
4種類のカメはそれぞれ過ごし方が違うので、種類ごとの違いを見つつ癒されてください。
飼育スタッフ 鷲雄
タガメの成長記録 Part2
先日産まれたタガメの卵ですが、
無事に孵化をしてすくすく成長しています。
タガメは蛹の過程をふまない不完全変態で、
5回の脱皮を経て成虫になります。
現在、水族館で生まれた幼虫は2令に成長し、
成虫に負けないくらいとてもエサを掴む力も強く、また食欲も旺盛です。
産卵の時期が通常の時期よりも少し遅く、それに加え最近の忍野村は気温が下がってしまい、
飼育するのに少々苦戦しています。
また、エサも一匹ずつあげているので大変な作業ですが、
しっかりと脱皮をして成長してくれるととてもやりがいを感じます。
また、今後の成長の度にブログをあげようと思いますので、楽しみにお待ち下さい。
飼育スタッフ 山﨑
カエルとかくれんぼ
館内の生き物たちを観察していると、「あれ?どこ行った?」と、なることがあります。
特に多いのがカエル。
狭いとこが落ち着くのか、彼らはよく水槽上部の蓋との隙間にいることが多いです。
エサを与えるときは下に降りて来てくれるのですが、いつのまにか上へ移動しています。
カジカガエルは体色がグレーなので周りの石に溶け込んでいます。
両生類水槽を見て、なかなか見つけられないという方は、一度視線をあげてみてはいかがでしょうか。
飼育スタッフ古根川
たまには素早く泳ぐのよ
水族館の一番大きな水槽「二重回遊水槽」では毎週日曜日の11:
それ以外では、
普段は水の流れに逆らって泳いでいるため、止まっている
餌が水槽に入った瞬間、ゆっくりと泳
*魚の状態によっては「エサの時間」
飼育スタッフ 西中
何処までもついていきます(物理的に)。
水族館の外で作業中、ふと自分の制服に何かがくっついているのに気がつきました。
それはヌスビトハギという植物の実で、“ひっつき虫”と呼ばれている植物です。
この“ひっつき虫”と呼ばれている植物の実には、
表面にマジックテープのようなかぎ針状の毛が生えています。
植物の近くを通った動物の体に自分の実をひっかけて遠くに運んでもらおうとする、
とても面白い子孫の残し方をします。
そんな私も、彼らの子孫を残すお手伝いをしてしまったそうです。
このヌスビトハギは、水族館の外池沿いの道に群生しています。
通るときは、くれぐれも服にくっつかないよう気を付けてお進みください。
意外と取り外すのが大変です。
飼育スタッフ 一見
ギャップ萌え?
水族館では、普段あまり動かずじっとしている生き物が多くいます。
あまりに動かないので、お客さんにスル―されてしまうこともしばしばあります。
そんな彼らが、活発に動いてくれる瞬間があります。
それはエサを食べる時です。
今回は、普段あまり動かない生き物の給餌風景をご紹介したいと思います。
まずは日本淡水魚水槽よりカジカとモクズガニです。
カジカは、しっかりと目でエサを確認してから食べています。
モクズガニは、ハサミの形をした前足で器用にエサを掴み口まで運びます。
次は爬虫類コーナーよりギリシャリクガメです。
じっとしている時と打って変わって、勢いよくエサを食べます。
この様に、普段とのギャップを楽しむことが出来るので、
給餌中の飼育スタッフを見かけたら、水槽を覗いてみてください。
飼育スタッフ 一見