繁殖期と採卵のお知らせ
秋も深まり、水族館で飼育しているサケ科の仲間が繁殖のシーズン
オスは顔つきが変わり、メスもおなかが膨れて、
見
特にメスは総排泄口が飛び出すよ
これが産卵時期を見極める一番の目印です。
当館でもサ
成長させた個体は展示にも出しています。
実際にお客様が自分の手で卵
当日2回、
山﨑
マミズクラゲのイラスト
タガメの成長記録 おまけ
タガメの成長記録は前回で終了とお伝えしましたが、
どうしても見てもらいたいものがあるのでおまけの追加投稿です。
タガメは5回の脱皮を経て成虫となりますが、
その際に脱皮殻を残します。
その脱皮殻をきれいに整形して乾かした物がこちらです。
左から右へと順に体の大きさが大きくなっていくのがよく分かります。
実際にこの脱皮殻は生きていませんが、
大事に管理をして標本として解説の時に活かしたいと思います。
飼育スタッフ 山﨑
11月のマンスリー水槽
11月に入り、水族館のエントランスに設置してあるマンスリー水槽の生き物も変わりました。
今月の生き物は、枯葉に姿形がよく似た魚“リーフフィッシュ”です。
泳ぎ方までもが水面に浮かんでいる枯葉の動きにそっくりなのですが、
実はこう見えて他の魚を食べてしまう肉食魚です。
近くに寄ってきた魚を大きな口で丸呑みにしてしまいます。
マンスリー水槽には、エサとなる小魚も一緒に泳いでいるので、
枯葉(リーフフィッシュ)が魚を食べるシュールな光景を観察してみてはいかがですか?
飼育スタッフ一見
日本淡水魚水槽の新人「アカザ」
水族館1階の入口近くには、日本の川や湖に生息する生き物を展示している「日本淡水魚水槽」があります。
先日その内の1本の展示変更を行い、新しく「アカザ」が仲間に加わったのでご紹介します。
アカザはナマズの仲間で体長約10cm、きれいな川の石の隙間などに住む魚です。
このアカザ、実は背びれと胸びれに毒を持っています。
毒の量は少しですが刺されてしまうとかなりの痛みがあるそうです。
川でアカザを見つけた時は素手で触らないようにしましょう。
また、展示水槽では石の下に隠れてしまいあまり姿を見せてくれません。
しかし、エサをあげると勢いよくエサを食べ始めます。
毎回勢いが良すぎて飛び出してしまわないか心配しながらエサをあげています。
飼育スタッフ鷲雄
タガメの成長記録 傑作集
バックヤードで飼育しているタガメの幼虫は、先日ほとんどの個体が無事に羽化しました。
卵から成虫になるまで、まさに自分の子どものように見守り続けてきました。
今回はその中から、いくつか面白いシーンがあったのでそれをご紹介します。
成虫になるまで何回も脱皮を繰り返していましたが、
毎回のように脱皮直後は体が薄く淡い黄色をしています。
この脱皮後の色には毎回驚きました。
また、タガメの卵はいくつかの集合体で成り立ちます。
それは昆虫嫌いの人にはなかなか見るに耐えないものですが、
オスがその卵を孵化するまでずっと守り続ける事に始終感動していました。
約二ヶ月にわたりタガメの成長記録を写真と共に載せていましたが、
無事にほとんどの個体が羽化したということで、今回で一旦終わりにします。
来年はタガメの成長の様子を展示にして、皆さまに見ていただけるようにできたらと考えています。
飼育スタッフ 山﨑
みんな大好きかくれんぼ Part2
生き物たちは皆かくれんぼが大好きです。
今回は二重回遊水槽でニジマスが出水口の裏に隠れていました。
出水口は周りを擬岩で囲っていて魚1匹が入れるほどの隙間があります。
その隙間に顔を突っ込む形で隠れているのですが、残念ながら尾びれは丸出し。
ちょっと間抜けな姿ですが、隠れることは生き物たちにとって身を守ることにつながります。
これも本能に従っての行動なのでしょうか。
飼育スタッフ 古根川
驚異のバランス感覚?
現在、水族館では特別展「カエルーワールドカップ」を開催しています。
その中で「ピパ・ピパ」とも呼ばれる「コモリガエル」を展示しているのですが、
少しおもしろい光景に出合いました。それがこちらです。
枝の先端にお尻を乗せてうまくバランスをとっています。
ただでさえ普段から何をしたいのか良くわからない行動が多いのに、思わず2度見してしまいました。
こういった人間には理解できない面白い行動が見られるのもカエルたちの魅力の一つではないかと私は思います。
飼育スタッフ 古根川
食欲の秋
秋と言えば食欲の秋ですね。
魚だとサケやサンマに脂がのって美味しくなる時期です。
また、山に行けばキノコや栗、そしてエビフライが落ちていますね。
「いや、エビフライは落ちてないでしょ!」と思った方、驚かないでください。
水族館の近くに“エビフライ”が落ちていました。
実はこの“エビフライ”、もともと松ぼっくりだったものです。
リスなどの小動物が松ぼっくりに入っている種を食べることで、
ウロコ状の所がはがれてこのような形になります。
水族館の周りには、よく見るとエビフライがあちこちに落ちています。
きっと、彼らにも食欲の秋が訪れているのですね。
飼育スタッフ一見
魚の「顔」 Part2
以前に引き続き、魚たちの顔に注目して見ていきます。
こちらは「シロチョウザメ」です。
森の中の水族館。で一番大きな魚でありながら、つぶらな瞳でとても優しい顔をしています。
次は「ベステルチョウザメ」です。
先程のシロチョウザメとは違い、鼻がつきでています。とても凛々しく、チョウザメと言えばまさにこの顔といった顔立ちです。
最後は「ホトケドジョウ」です。
仏様のような優しい顔をしていることが名前の由来と言われていますが、横顔を近くで見てみるとちょっと怖いような顔に見えました。
皆さんもいろんな魚の顔を探してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄