2016年10月17日

アズマヒキガエルの脱皮

いよいよ秋が深まって、朝晩の冷え込みが強くなってきました。

今日の朝、いつものように館内の水槽を確認していると、両生類コーナーに展示しているアズマヒキガエルがなにやら怪しい動きをしていました。
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 何事かと思って、よく見てみると、なんと脱皮の途中でした。
カエルやサンショウウオなどの両生類は、足や手、口を上手に使って脱皮をします。
また、驚くことに脱皮した皮は自分で食べてしまいます。
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カエルの脱皮はなかなか見られる機会が少ないので、朝から嬉しい気持ちになりました。

飼育スタッフ 西中

2016年10月13日

採卵


秋と言えば紅葉ですが、ニジマスやヤマメ、カワマスなどの
サケ科の魚達にとっては恋の季節になります。
当館の水槽内でもよく卵を産みますが、
水槽内だと他の魚達に卵が食べられてしまうので、
一度水槽から取り出して人の手で卵を産ませて孵化させます。
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およそ1ヶ月で孵化するのでひと月後が楽しみです。

飼育スタッフ 加藤

2016年10月05日

産卵の季節

残暑も陰りを見せ、食欲の秋や実りの秋などの過ごしやすい季節になってきました。

そんな色々な秋の中でも、ゼニタナゴというタナゴの仲間にとっては「産卵の秋」です。

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タナゴの仲間は、産卵管と呼ばれる長い管を持っていて、それを使って二枚貝の中に卵を
産み付ける特徴があります。
卵は、貝の中で孵化,成長して、泳げるようになると貝の中から稚魚が出てきます。

多くのタナゴの仲間が約1ヶ月なのに対して、ゼニタナゴは秋に生まれてから冬の間貝の中で
過ごします。

春頃には泳げるようになった稚魚が貝から出てくるので、産卵から約半年間近くも時間の
かかる種類の1つです。

その半年間、貝を元気に飼育しつつ、水温の管理などもしっかりやらなければ稚魚たちは
出てきません。

そのため、これからの半年間は私たちにとっても気の抜けない時期です。

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親たちには、たくさん産卵してもらい、来年の春には元気な子供たちが出てくるのが今から
楽しみです。

飼育スタッフ 羽生

2016年10月02日

芸術の秋

 昨日は「芸術の秋」という事で、水族館ではイベント「おさかなペイント」を開催しました。
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 魚型の白い石こうに、アクリル絵の具を使って色を付けるので、
最初は「どの色にしようかな?」と石こうと絵具をにらめっこしていた方も、
色が決まると夢中になって色を塗っているのが印象的でした。
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 私もスケッチブックを開いて、山に絵を描きに出かけようかとな思います。

飼育スタッフ 西中

2016年09月28日

秋を感じる時期になりました

早くも水族館の周辺では秋の訪れを思わせるかのように、段々と木々の葉の色づきも変り、また、魚達も産卵に向け体の色が変わってきました。
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外の池では、アユ達が卵を産むために群れになって泳ぎまわっています。
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運が良ければ、産卵の瞬間を見れるかもしれませんね。

飼育スタッフ 加藤

2016年09月23日

パソコンお絵かき

9月も終わり近くなってきました。
忍野村は大分涼しくなり木々も段々と色付いてきました。

ここ「森の中の水族館。」では1年を通して毎日行っているイベントの一つに、
パソコンお絵かき」があります。
ペンタブレットで魚の下絵をなぞって、完成したら1枚印刷してプレゼントしています。
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毎年少しずつ下絵を増やしていき、今回はオオクチバス、ワキン、ウナギ等を追加しました。
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操作が独特で大人の方でも十分楽しめるので、ご来館の際は2階受付にお申し出ください。

                              水族館  伊藤

2016年09月19日

お仕事体験

本日はイベントのお知らせです。

まだ少し先ですが、来る11月3日(祝・木) に
「飼育体験~飼育職員さんの仕事を体験しよう~」を開催予定です。
いつもは見ることのできない水族館の裏側が見れるだけでなく、
私たち飼育スタッフが日ごろ行っている作業の一部を実際に体験す
ことができます。
H27飼育体験
 作業の楽しさだけでなく、生き物を飼う大変さや管理の大切さを
体感していただければと思います。
人数に限りがございますので、ご希望の方はお早めにお問い合わせください。

詳細はこちら。
*時間・・・・・・14:30~15:30
*対象・・・・・・先着1組5名様
*参加費・・・・入館料+保険料(127円)
*申込方法・・電話で富士湧水の里水族館まで
         0555-20-5135(9:00~18:00)
*持ち物・・・・・着替え、タオル
        ※汚れてもよい服装でご来館ください

飼育スタッフ 亀井

2016年09月16日

タッチングイベント

9月も中旬になり、水族館から見える山の頂上では、少しずつ秋の色合いが見えてきました。

 

さて、水族館では91719日までの3日間、チョウザメタッチングを実施します。
普段外池にいる大きなチョウザメを間近で観たり、触れたり出来る機会です。

夏にも行い、大人気だったこのイベント。

参加された方たちは、皆新鮮な触感や大きさに驚きながらも喜んで触っていました。

秋のお出かけシーズンに、水族館で貴重なふれあい体験をしてみませんか?
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明日から始まるチョウザメタッチングをお楽しみに。

※生物の状態によって中止になることもありますので、あらかじめご了承ください。

飼育スタッフ 羽生

2016年09月12日

マミズクラゲ産まれました

現在、水族館のバックヤードではマミズクラゲの赤ちゃんが続々と誕生しています。
ちょっと前のブログでもご紹介しましたが、マミズクラゲの赤ちゃんは、イソギンチャクのような形をしている「ポリプ」から産まれてきます。(7月23日のブログ参照)

 今日の朝、ポリプを飼育しているシャーレを顕微鏡で覗くと、もうすぐ産まれてきそうなクラゲの赤ちゃんを発見しました。

クラゲの誕生はなかなか見る事ができないので、夢中になって顕微鏡を覗いていたら、約10分後に、無事に大きさ約1mmの元気な赤ちゃんが誕生しました。

ブログ用 マミズクラゲ

産まれたてマミズクラゲ
 新しい命の誕生は何回見ても感慨深いものがあります。

 飼育スタッフ 西中

2016年09月08日

ヒメマスの夫婦

9月に入り、深み水槽のヒメマス夫婦の体の色も一段と黒味が濃くなってきました。
この色は婚姻色と言われるもので、与えるエサの成分によっては赤色にもなります。
ヒメマスは9月~11月くらいが産卵の時期になり、とくにここ数日は、よく寄り添って泳いでいます。
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卵を産んだら死んでしまいますが、無事に産んでくれるのを祈るばかりです。
飼育スタッフ 加藤