選ばれたのは、富士山でした。
開催中の特別展“ものしり百科展”では、“カイカムリ”というカニの仲間を展示しています。
カイカムリは、海綿や貝殻など気に入った物を背中に背負うちょっと変わった習性をもつ生き物です。
水族館のカイカムリにも何か背負ってもらおうと思い、水槽の中にホタテの貝殻を数枚と、スポンジで作った富士山の模型を沈めてみました。
数時間後に水槽をのぞいてみると、カイカムリは富士山を背負っていました。
ダメもとで入れてみた富士山の模型でしたが、背負ってくれていたので嬉しかったです。
今後なにか背負ってほしいものが思い浮かんだら水槽の中に沈めてみようと思います。
はたしてカイカムリは背負ってくれるでしょうか?
飼育スタッフ 一見
二重回遊水槽に新たな仲間が出現!?
今日は3連休最終日です。
水族館は連日多くのお客様で賑わっています。
お客様から「淡水魚は地味だと思っていたけど、二重回遊水槽の迫力が凄かった。」
「横見水槽が綺麗だった。」といった驚きの声がよく聞こえてきます。
さて、6月23日の一見さんのブログにて「水槽内にシャチが出現した」とお伝えしましたが、
実はもう一匹仲間がいます。
それは「ウーパールーパー(メキシコサンショウウオ)」です。
シャチの帽子はヒレの部分がパタパタしていますが、
このウーパールーパーの帽子は腕の部分がヒラヒラ動きます。
まるで、水中で手を振っているように見えるので、
見ている方も楽しい気分になります。
潜水掃除は閉館前に行う事が多いので、ウーパールーパーやシャチを探してみて下さい。
*潜水掃除は不定期で行っております。
飼育スタッフ 西中
企画展示が終わったら?
よくお客様から「企画展で展示していた生き物は展示が終わったらどこに行くんですか?」という質問を頂きます。
生き物たちは企画展が終わったら水族館のバックヤードに移して、
そこで再び出番が来るまで飼育を続けています。
皆さんのお気に入りだった生き物もまた展示できる機会があるかもしれませんので、
今後も水族館の情報をチェックしてみてください。
展示出番が終わった生き物たち。また展示できる日を楽しみにしています。
飼育スタッフ 鷲雄
特別展 ものしり百科展
昨日7月13日(水)から新しい特別展“ものしり百科展”が始まりました。
今回の特別展では、生き物の生態やあまり知られていないことなど、思わず“へー!”と言ってしまう生き物の豆知識についてクイズに答えながら知ってもらう展示となっています。
水槽の前にそれぞれクイズのPOPが設置してあるので、気軽に参加してみてください。
この特別展は、7月13日(水)~10月31日(月)まで開催しています。
生き物のあまり知られていない面白い特徴をこの機会にたくさん学んでみましょう!
飼育スタッフ 一見
顕微鏡の世界①
6月13日のブログにて水族館2階マイクロアクアリウムコーナーにあるオオミジンコの水槽で、
「マツモムシの仲間」がいたとお伝えしましたが、
今回もオオミジンコの水槽で新しい生き物を発見しました。
それは「ソコミジンコの仲間」で、その見た目から「ツツガタケンミジンコ」とも言われています。
水槽内でよく見る「ケンミジンコの仲間」と姿が似ていますが、第1触覚が短いので見分けがつきます。
小さな粒状の生き物が動いているとは思っていましたが、大きさが0.5~1㎜ほどなので、
顕微鏡でようやく姿を確認する事が出来ました。
ソコミジンコの仲間は湖や沼の底を這うように動くことからこの名前が付けられているそうですが、
調べると湿った苔や落ち葉の下などの僅かな水の中でも生活する事が出来ると書かれていたので驚きました。
マイクロアクアリウムコーナーでは顕微鏡の映像がモニターでリアルタイムに映し出されています。
たまにソコミジンコの仲間が泳いでいたりするので観察してみて下さい。
飼育スタッフ 西中
カメ池の真ん中には・・・
水族館の二階のウッドデッキにはカメ池がある事を皆様ご存じでし
カメ池の真ん中にはバードフィーダーという野鳥の為の餌
水族館がある忍野村は自然豊かな場所で野
餌はインコなどによく使われる餌を使ってみまし
どの様な野鳥が来てくれるか、楽しみです。
皆様もカメ池で野
飼育スタッフ 橋口
水族館の図書コーナー
水族館2階には図書コーナーがあり、自由に本を閲覧することが出来ます。
図書コーナーには生き物の絵本や図鑑などが置いてあり、
小さい子どもから大人までご利用いただいています。
水族館の図書コーナー。生き物の絵本や図鑑がたくさん読めます。
また、淡水魚や両生類、川や湖など「淡水」に関連する本もたくさん置いてあるので、
水族館を見ていて気になったことや興味を持ったことがあれば図書コーナーで調べてみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
ただいま準備中!
現在開催している特別展“危険な生き物展”も残るところあと数日となりました。
ということは、そろそろ展示変更の準備をしなくてはいけません。
水族館では、展示変更が近づくとパネルやPOPの作成をしたり、展示で使う砂利や流木などのレイアウト品を洗ったりします。
また、2階企画展コーナーでは事前に新しい水槽を立ち上げます。
展示変更は企画展最終日の閉館後と休館日の2日間だけで行うので、事前準備がとても大事です。
スムーズな展示変更ができるようこれから事前準備を頑張ります。
飼育スタッフ 一見
2022年度 ホトケドジョウの産卵記録④
以前から紹介しているホトケドジョウの稚魚ですが、
エサとしてアルテミア幼生と稚魚用のエサをあげています。
稚魚用のエサ
稚魚用のエサには成長に必要な成分が多く含まれているので、
数回に分けてこまめに給餌することで成長に必要な成分をまかなっています。
稚魚の段階でたくさん栄養をつけておけば健康的な成体のホトケドジョウに成長するので、
頑張って飼育を続けていきます。
ホトケドジョウの稚魚たち
飼育スタッフ 鷲雄
天の川銀河にちなんで…?
今月のマンスリー水槽ですが、7月7日は七夕ということで、
「天の川銀河」にちなんだ「ギンガハゼ」です。
青い模様が夜空の星のように見える事から、名前が付けられたと言われています。
また、ギンガハゼは「ニシキテッポウエビ」と共生する魚ということで知られています。
黄色い体色に青や白の模様がとても可愛らしい魚なので、是非ご覧ください。
ちなみに、天の川は一年中見られるそうですが、
特に7、8月の20時から24時が観測に一番適しているそうです。
水族館がある忍野村は富士山をバックに星を観察する事も出来ます。
しばらく雨の日が続くそうですが、晴れた日は天体観測をしてみようと思います。
飼育スタッフ 西中