2022年04月15日

オタマジャクシ

4月1日からマンスリー水槽では

ヤマアカガエルのオタマジャクシを展示しています。

 

毎年3月になるとヤマアカガエルがさかな公園の池に産卵するので、

その一部を水族館で孵化させています。

 

オタマジャクシの生体と一緒に

卵からオタマジャクシになるまでの様子を写真で展示しています。

 

展示中のオタマジャクシはこれから後ろ足が生えてきますので、

ぜひ観察してみてください。

 

飼育スタッフ 山﨑

2022年04月12日

桜が咲くまであと少し

最近、様々な所で「桜が満開」というニュースを聞きますが、

水族館周辺の桜はようやく蕾が膨らみ始め、開花まであと少しです。

開花まであと少し!

さて、今日は水族館の入口に「鯉のぼり」を設置しました。

すっきりとした青空をピンクやオレンジ、青など色とりどりの鯉のぼりが風に乗って優雅に泳いでいる姿を見ると、

長い冬が終わってようやく春が来たな。と実感します。

春がやっと来た!

鯉のぼりは5月5日まで飾る予定となっています。

もう少ししたら満開の桜と鯉のぼりを同時に楽しめそうです。

飼育スタッフ 西中

2022年04月10日

小さなカヤネズミ⑦

展示のカヤネズミが順調に繁殖している中、先日バックヤードで飼育しているカヤネズミも出産しました。

今月は4匹のカヤネズミが産まれ、4匹とも順調に成長しています。

4月1日の子ネズミ達

今回生まれた子ネズミの成長を記録するため、毎日写真を撮ることにしました。

産まれて間もない姿を見られる時期はとても短いので、貴重な瞬間に立ち会うことが出来てうれしいです。

これからも子ネズミの成長を見守っていきます。

今日の子ネズミ達

飼育スタッフ 一見

2022年04月08日

ホトケドジョウの産卵準備

先日降った雪もほとんど溶けてきて、忍野村では暖かい日が続いています。

春になると多くの生き物が産卵期を迎えますが、こちらのホトケドジョウも産卵期を迎えています。

ホトケドジョウ

 

例年では5~6月にかけて産卵の準備をするのですが、今年はより多くの個体を残せるように早めに採卵容器を水槽内に設置しました。

こちらの採卵容器は、親が水草の中に入って産卵し卵が下のタッパーに落ちて回収できるような仕組みになっています。

採卵容器

 

採卵容器をそれぞれの水槽に入れ、様子を見守っていきます。

今年もたくさんのホトケドジョウが産まれてこれるようにしっかり準備をしていきます。

飼育スタッフ 鷲雄

2022年04月05日

海なし県でも海水魚を展示したい!

4月なのに昨日降った雪で水族館の周りは銀世界です。

今日は暖かいので雪解けが進みそうですが、屋根からの落雪には注意しないといけません。

4月なのに…涙(昨日の様子)

さて、4月6日(水)から1階企画水槽と2階企画展示コーナーで新しい特別展「~生き物たちにご注意ください~キケンな生き物展」が始まります。

昨日と今日はその展示変更で大忙しです。

綺麗な青色のヤドクガエル

当館は淡水魚がメインの水族館なので、常設で海水魚を展示する事はありませんが、

特別展や企画展で海水魚を展示する事があります。

しかし、海水を汲みに行く事が出来ないため、人工的に作った海水を使っています。

今回の特別展は22本の水槽中8本で海水を使うので、準備にいつもより時間がかかりました。

ですが、初めて展示する生き物もいるので来館される方の反応が今から楽しみです。

こ…この足は…まさか?!

展示する生き物はブログにて紹介していくのでチェックして下さいね。

飼育スタッフ 西中

2022年03月29日

背中を干す

水族館のある忍野村は日中になると日差しも暖かく、

気持ちの良い日が続いています。

 

館内を見回っていると、

ゲンゴロウが水槽内で背中を乾かす様子が見られました。

基本的には水中を泳ぎ回る生き物ですが、

たまに陸上に上がることもあります。

 

人間が長時間お風呂に入ると手がふやけてしまうように、

ゲンゴロウもずっと水中にいると翅がふやけてしまいます。

野外では飛ぶこともあるので、

定期的にしっかりと翅を乾かすことが必要です。

 

そんな様子が水槽内で見られる事もあるので、

陸上部分も探してみて下さい。

 

飼育スタッフ 山﨑

2022年03月26日

太鼓水槽

3月18日(金)のブログでは、ミズクラゲに用いるクレーゼル水槽を紹介しました。

今回は同じくクラゲ専用の水槽である「太鼓水槽」を紹介します。

太鼓水槽は名前の通り「太鼓」の形をしています。

クレーゼル水槽と同様に飼育部分が円形をしていて水流が円のように回るのが特徴です。

太鼓水槽。この水槽でミズクラゲの稚クラゲを飼育しています。

 

濾過機能がついていない簡単な作りの水槽なので、こまめな掃除が必要です。

この太鼓水槽では体の小さい稚クラゲを飼育していて、

体が大きくなったらクレーゼル水槽に移動させています。

 

クラゲの大きさに合わせて丁寧に飼育していきます。

飼育スタッフ 鷲雄

2022年03月22日

3月なのに雪景色

先日まで心地良い天気だった忍野村ですが、今日は朝から雪が降り、

季節が春の陽気から冬の寒さに逆戻りしてしまいました。

路面には雪が積もっているので、明日の朝は路面の凍結にお気をつけ下さい。

冬の景色に逆戻り

さて、今日は飼育スタッフの「出勤してから開館までの作業」を紹介します。

出勤して館内の電気を全て付けた後、必ずやらなければならない作業があります。

それは「生き物の状態チェックと館内の見回り」です。

魚たちがいつも通り元気に泳いでいるか、怪我や病気の生き物がいないか、

水槽に傷がないか、館内にゴミが落ちてないかなどを確認します。

卵があるか確認中…

その後、水槽に生えているコケを「スクレーパー」という道具を使って落とし、

館内と水槽が綺麗になったらいよいよ開館です。

水槽を綺麗にします!

開館までの短い時間ですが、ご来館する皆様に快適に過ごしていただくために重要な作業なので気が抜けません。

飼育スタッフ 西中

2022年03月20日

小さなカヤネズミ⑥

水族館1階で展示中のカヤネズミ水槽を昼夜比較水槽へ変更するために必要なものを少しずつ揃えています。

材料は水槽と同じアクリル製の板とその補強材となる三角形の棒です。

ネズミには見えない赤い光で夜を再現している方の水槽に白い照明が届かないように、中央の仕切りは赤い透明なアクリル板を使う予定です。

これから何回か試行錯誤をして昼と夜を同時に再現したカヤネズミの比較水槽を作ります。

完成すればカヤネズミ本来の体色が見られるようになるになるのでお楽しみに!

飼育スタッフ 一見

2022年03月18日

ミズクラゲ用の特別な水槽

3月12日のブログで紹介したミズクラゲですが、

水族館では「クレーゼル水槽」という特別な水槽を使ってミズクラゲを飼育しているのでご紹介します。

 

クレーゼル水槽は通常の水槽とは違い、円形をしていて水流が円のように回るのが特徴です。

こちらがクレーゼル水槽。飼育部分が円形になっていてクラゲがゆっくり回ります。

 

この水槽でミズクラゲを飼育すると、クラゲが水流に乗ってゆっくり回りながら飼育することが出来ます。

泳ぐ力が弱いミズクラゲは通常の水槽で飼育していると底に沈んでしまい弱ってしまうので、

このクレーゼル水槽を使って元気に飼育をしています。

 

今後もこのクレーゼル水槽を使って元気にミズクラゲを飼育していきます。

飼育スタッフ 鷲雄