2階企画展示コーナープチリリフレッシュ
先日、2階企画展示コーナーの壁を少しリフレッシュしました。
10年以上前に貼りかえたままだったため、壁紙は所々剥がれて中の木材はボロボロ、ネジは錆びてしまっていました。
また、壁が低かったので背の高い方が踏み台に乗ると展示の裏側が見えてしまうという事もありました。
そこで、今回は壁紙の張替えと中の木を入れ替えると同時に、壁を天井近くまで伸ばしました。
リフレッシュ前と比べるととても見やすく綺麗になりました。
今後も様々な展示エリアのリニューアルをどんどん進めているのでお楽しみに。
飼育スタッフ 西中
勘違いしていたはなし
水族館2階で現在開催中のネーミングセンス展にて展示している「キタマクラ」という魚。
南日本からインドやハワイ周辺などで見かけるフグの仲間で、強い毒があるのが特徴です。
そんな毒のある「キタマクラ」を食べて亡くなってしまった結果、北枕。
これが名前の由来だと思っていました。
調べてみると、1文字ごとに意味があり、
「キ」は葵(キ) 意味は向日葵(ひまわり)
「タ」は蛋(タン) 意味は卵の黄身
「マ」は麻(マ) 意味は斑模様
「ク」は緄(クン) 意味は帯状縞
「ラ」は藍(ラン) 意味は青色系の色彩
つまりは「キタ」は黄色いことを表して、「マクラ」は魚の模様などを示しています。
整理して直訳すると「黄色と藍色をした斑と帯状縞のある(魚)」という意味らしいです。
※名前の由来には諸説あります。
このように名前の意味を調べてみると、面白い一面を知ることもできるかと思います。
参考文献 魚名源 著 江副水城
飼育スタッフ 伊藤
水族館オリジナルぬいぐるみ第2弾!
皆さん、大変お待たせしました。
水族館オリジナルぬいぐるみ第2弾が先月から販売開始しました!
今回のオリジナルぬいぐるみは、2022年度の年間パスポートに使われたイラストの「チョウザメ」が元になっています。
第1弾のヤマメのぬいぐるみと同じモチモチな生地と、イラストの淡い色を再現している所が特徴です。
こちらのチョウザメぬいぐるみは、水族館1階のお土産コーナーにて販売しています。
とても可愛いので是非手に取って見てみて下さいね。
飼育スタッフ 一見
霜寒
12月3日(日)のブログでは水族館周辺の「冬」
屋根から伸びる鋭利な「つらら」
私もそんな冬の訪れを告げる現象を
ただの霜じゃないかと思われた方
一見ありふれた現象ですが、
こんなに間近で霜を撮影し観察したことが無
ちな
美しい物というのは思いのほか身近なとこ
飼育スタッフ川野
「おいしい水族館」がリニューアルします!
2024年1月2日(火)から水族館2階の「おいしい水族館」がリニューアルします。
おいしい水族館は山梨県の水産業や養殖業、養殖魚のレシピなど「食」についての紹介しているコーナーですが、
そこに新たに“あるもの”を作る予定になっています。
ここに新しく展示を作ります。
かなり大掛かりな作業になる予定なので今からしっかり準備して、
素晴らしい展示を皆様にお見せできるように精一杯がんばります。
解説パネルも気合を入れて制作中!
お楽しみに!
飼育スタッフ 鷲雄
身近な生物のはなし
山梨に引っ越してきて、はや9ヶ月が経ちました。
現在は慣れていない山の寒さに負けかけています。
貯め水は凍り
水族館の屋根には氷柱ができ
毎朝車のフロントガラスの霜を取るのも大変です。
さて、そんな寒さの中でも山梨に来てから見るようになった生物がいます。
それは「ニホンジカ」です。
シカは特に夜間の水族館からの帰路で見ることが多く、鳴き声をよく聞くこともあります。
特に今の冬本番前は越冬のためにエサを探しているのか多く見かけ、20頭ほどの群れを見ることもありました。
山梨に来たばかりの身としては、こんな身近にシカが暮らしていることに驚いています。
飼育スタッフ 伊藤
スベマン、出ます!
ある朝、いつも通り開館準備を行っていた時の事、2階の企画展示コーナーから大声が聞こえてきました。
なにを叫んでいるのだろうと耳を傾けると、
「カニガシン出るー!」
という声が。
カニガシンってなんだろうという疑問が生まれながらも、とにかくトンデモナイ何かが出ているのかと思い急いで現場へ向かったところ、どうやら以前ブログでも紹介した「スベスベマンジュウガニ」の水槽で何かあったようです。
そして飼育スタッフが指をさす先には、
脱皮の真っ最中のカニでした。
脱皮不全で死んでしまったのかと思いきや、脚をばたつかせて脱皮しようとしており、一安心しました。
じゃあカニガシンってなんだろうと振り返った瞬間
「カニが死んでる→かにがしんでる→カニガシン出る」
という盛大な勘違いをしていたことに気づきました。
なにはともあれ、大きな事故でなくて良かったです。
午後見てみると、すっかり全身が抜けており、脱皮に成功したようです。しばらく甲羅は柔らかいままなので、そっと観察していこうと思います。
飼育スタッフ 川野
イワナの卵
本日、「ヤマトイワナ」と「ニッコウイワナ」の人工採卵を行いま
私が飼育スタッフになって1、2年目に
ニッコウイワナの人
その時はすべて失敗していました
現在飼育スタッフ6年目をむかえ、
様々な生物の飼育経験と過去
また、山梨県内で
展示の維持が困難
今回人工採卵に成功すれば今後の安定した展
今回は2つの異なる水温を用意して
卵の発生状
次につながるように飼育していきます。
同じ仲間のはなし
ある日ふと入口に新しくできたエントランス水槽の魚名板を見て気になったことがありました。
それは「ワサビ」と「オランダガラシ(クレソン)」が同じ「アブラナ科」だったことですね。
恥ずかしながら、植物に関してあまり詳しくなく知りませんでした。
アブラナ科の植物といえば、キャベツや小松菜、ブロッコリーのイメージが強かったので少し意外に感じました。
このように魚名板を見ることで「〇〇」と「××」って同じ仲間だったんだ。と気が付くこともありますし、他にも色々なことが書いてあるので是非読んでみてください。
飼育スタッフ 伊藤
山梨とともに
11月19日(土)に小瀬スポーツ公園で開催された県民の日記念行事で、移動水族館として生き物の展示とオリジナルエコバッグ作りを行いました。
生き物の展示ではアカハライモリをはじめとした人気生物に加え、普段の水族館では見る事のできないアフリカツメガエルとのふれあいコーナーを設けました。
多くのお客様がブースに立ち寄って下さり、生き物の解説をはじめ様々な場面で交流を深めることができ、とても貴重な体験をさせていただきました。
特に反響が大きかったのはアフリカツメガエルのふれあいコーナーだったと思います。
見慣れない不思議な生き物を見て、お子様だけでなく大人の方も興味津々なご様子で「キモカワいい~!」や「ぷにぷにしてる!」などのお声も上がり楽しんでいただけました。
私自身も今回の記念行事を通じて、これまで知らなかった山梨の魅力や活気あふれる県民の方々を知ることができ、ますます山梨県が好きになりました。
私ばかり山梨を好きになっていくわけにもいかないので、これからも森の中の水族館。ならびに山梨県を多くの方々に好きになっていただけるように頑張っていこうと思います。
飼育スタッフ 川野