2020年02月22日

淡水2枚貝のグロキディウム幼生

淡水2枚貝の飼育を始めて約1ヵ月が経ちました。

 

エサの種類を変えてみたり、回数を変えてみたりと試行錯誤しながら飼育を続け、

今のところは大きな問題もなく、飼育を続けられています。

 

飼育を始めてから2週間程経った頃、水槽内である変化が起きました。

それは一緒に飼育しているメダカやドジョウのヒレに白い点が見られるようになったことです。

尾びれの先に白い点が確認できる。

実はこれは貝の幼生(赤ちゃん)のグロキディウム幼生と呼ばれるものです。

 

グロキディウム幼生は貝から生まれた後、一度魚のヒレに寄生し、

魚の栄養を吸って大きくなったら魚から外れて底生生活を送るという生活史を持っています。

白い点を顕微鏡で確認するとしっかりと貝の形をしていることが確認できた。

 

現在魚には白い点は見られないので恐らく砂の中で底生生活を始めていると思われます。

 

今後は大人の貝の飼育とは別に幼生の様子も見ていきたいと思います。

飼育スタッフ 鷲雄