パネル完成まであと1か月
2月1日(月)に特別展のパネル作りについてご紹介しましたが、
現在は情報集めが終わり、書く内容を取捨選択しながらパネルの作成を進めています。
どこに写真を入れれば見やすくなるかなど、パネルを見る人の立場になって考えています。
また、次回開催予定の特別展パネルは開館から現在までの水族館の歴史を振り返る内容になっているのでお楽しみに。
展示内容についてはまた後日お知らせします。
完成予定まであと1か月を切っているので、頑張って進めていきます。
飼育スタッフ 西中
今日のアカハライモリ⑭
水族館で生まれた“アカハライモリの幼体”は、順調に成長しています。
アカハライモリは上陸してから暫くの間陸上生活をしますが、成長するにつれて再び水中生活へ戻る習性があります。
そこで、今回は飼育環境を湿らせたマットから水深の浅い水場へ変更しました。
切り替えの際に水を嫌がるケースが多いのですが、そんなそぶりを見せなかったので安心しました。
今後は、溺れないか確認しながら徐々に水深を上げていこうと思います。
飼育スタッフ 一見
ワカサギの遡上
先日、河口湖のとある川にワカサギの遡上を観察しに行きました。
2009年から毎年、その川では遡上や産卵が確認されているようで、春の風情の一部となっています。
遡上個体や卵の採取は禁止されているので持ち帰ることはできませんが、何万匹と集まったワカサギの遡上を見ると春を感じられます。
なかなか見ることのできない光景に、私も感動しました。
孵化の始まり
2月26日(金)に紹介した「ナガレタゴガエルの卵塊」ですが、ついに孵化が始まりました。
生まれたてのオタマジャクシは眼が未発達で、エラが外にはみ出しています。
今回はそれだけではなく、未受精卵だと思われていた別の卵塊も、発生が遅れていただけでしっかり受精していました。
これで今年もたくさんのオタマジャクシが孵化してくれるので一安心です。
飼育スタッフ 古根川
もうすぐ春が来る
水族館1階で展示している水草水槽のアゼに、今年もタンポポの花が咲きました。
普段は葉っぱや苔の緑一色のアゼですが、そこにタンポポの黄色があるだけで華やかなレイアウトに見えます。
展示しているニホンイシガメも2月に比べてアゼに登る頻度が増えてきています。
春がだんだん近づいてきているなと実感する水草水槽の小さな変化でした。
飼育スタッフ 一見
マミズクラゲ飼育話⑪
水族館では河口湖、愛知県の防火水槽をはじめとする様々な地点のマミズクラゲのポリプを飼育しています。
ポリプは水温が高くなると稚クラゲを排出しますが、
今回新たに飼育を始めたポリプは通常よりもかなり低い温度で稚クラゲが生まれてきました。
ポリプの飼育を始めて6年くらい経ちますが、
こんなに低い温度で稚クラゲが生まれてくるのは初めての事だったので、かなり驚きました。
この地点のポリプのデータをしっかりと取って今後の飼育と研究に生かしていきます。
飼育スタッフ 西中
啓蟄
毎年3月6日頃は「啓蟄(けいちつ)」と呼ばれ、暖かくなって生き物が土の中から出てくる時期を迎えます。
この時期から冬眠をしていた生き物が目を覚まし、活動を始めていきます。
バックヤードで飼育していたタガメも冬眠から目覚め始め、少しずつ餌を食べ始めるようになりました。
そして、少しずつ時間をかけながら日照時間や水温の変動をさせて、産卵の準備に入ります。
今年もタガメを展示できるように、個体数の維持管理を頑張ります。
飼育スタッフ 山﨑
赤い熱帯魚
現在開催中の「~君はどんな色が好き?~カラフルな生き物展」から、
今回は「グローライトテトラ」と「レッドテトラ」をご紹介します。
どちらもショップなどでもよく見かけるポピュラーな熱帯魚です。
グローライトテトラは体の中央にオレンジ色のラインが入っているのに対し、レッドテトラは熱帯魚の中では小型で、全身が赤色をしているのが特徴的です。
グローライトテトラ レッドテトラ
どちらも赤系の色をしているので、今回の企画展では一緒に展示をしてみました。
水草の緑と赤系の体色がマッチしてとてもきれいな水槽になったので、ぜひご覧ください。
飼育スタッフ 鷲雄
外国語にも対応
水族館には外国人観光客の方に向けて英語のパンフレットが置いてあります。
その他にも受付には英語で書かれた案内表や料金表などがあり、
日本語が分からない方でもご案内できるようにしています。
また、今回新たにタッチパネル式の館内案内を入り口に設置しました。
英語だけでなく、中国語や韓国語に対応しています。
これからも幅広い方々に対応できるよう様々な工夫をしていきます。
飼育スタッフ 西中
森の中の生きた化石~シルバーアロワナ編~
前回のブログ(水の中の生きた化石~エンドリケリー編~)に引き続き、今回も企画展「水の中の生きた化石展」で展示している生き物をご紹介します。
今回紹介する生き物は、白銀色の大きな鱗をもつ“シルバーアロワナ”です。
魚好きなら一度は飼ってみたいと思うこの魚も、古代魚の仲間に入ります。
餌を丸飲みするための大きな口と細長い胸ビレが特徴です。
また、水面近くを飛んでいる昆虫を捕まえることが出来るほどのジャンプ力を持っているため、飼育する際は頑丈で重たいフタが必要です。
今回紹介したシルバーアロワナは、水族館1階の企画展コーナーで展示しています。
美しい容姿と優雅に泳ぐ姿をお楽しみください。
飼育スタッフ 一見