2022年11月19日

11月のマンスリー水槽

10月30日のブログで紹介した

展示予定の「あの魚」は、

現在11月のマンスリー水槽で展示しています。

 

展示をしていると

生きている姿を見るのは初めて」や「キラキラしていてきれい」

どという声がたくさん聞こえてくる

あの魚とは「ワカサギ」のことです。

 

水族館に来た当初は餌食いも悪かったので

生きたミジンコを与えて食べさせていましたが、

1週間過ぎた頃からようやく冷凍のアカムシをしっかりと食べるようになりました。

 

餌を食べてくれるようになれば

元気な姿を維持することが出来るので安心しました。

 

冬の風物詩ともいえるワカサギをぜひお楽しみください。

 

飼育スタッフ山﨑

2022年11月14日

知名度が凄い「メキシコサンショウウオ」

現在、水族館2階企画展コーナーでは企画展「飼育スタッフが選ぶ〇〇が凄い生き物展」を開催しています。

今回はその中から飼育スタッフが「知名度が凄い」と感心した「メキシコサンショウウオ」を紹介します。

CMで起用され一躍話題になった生き物です。

和名のメキシコサンショウウオではなく、流通名の「ウーパールーパー」なら知ってる方も多いのではないでしょうか。

水族館でも「展示していますか?」や「次いつ展示しますか?」という声が多く寄せられていました。

いざ展示を始めると「懐かしい」や「飼っていた事がある」「見た事がある」などの声が聞こえてきて、知名度の高さをあらためて感じました。

正面顔がとても可愛らしく、いつまでも見ていたいと感じさせる生き物なので是非ご覧ください。

なんとも言えない正面顔

飼育スタッフ 西中

2022年11月13日

飼育スタッフの細かい工夫①「しっかりフタをする」

水族館1階、希少生物水槽では「二ホンウナギ」を展示しています。

二ホンウナギ

 

かば焼きなどで皆さんも一度は口にしたことがある有名な魚ですが、

飼育するときには”あること”に注意が必要です。

その”あること”とは、

 

フタをしっかり閉める

 

ことです。

 

ニホンウナギは体がぬるぬるしていて、フタと水槽の少しの隙間からも飛び出してしまいます。

更に力がとても強いので、フタを押し上げて逃げてしまうこともあります。

当館でも飼育水槽はフタにテープを貼って、その上から重りを乗せてウナギが逃げないように厳重にフタをしています。

 

二ホンウナギ水槽のフタ。テープと重りで厳重にフタをしています。

 

皆さんもニホンウナギを飼育する際は、脱走に十分注意しましょう。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2022年11月12日

新入りのヘビ

水族館では展示に出ている生き物以外にも多くの生き物を飼育しており、魚は勿論両生類や爬虫類もバックヤードで飼育をしています

その中にはヘビも飼育しており、一般家庭でも比較的飼育のしやすい「コーンスネーク」や「アオダイショウ」がいます。

以前まで水族館で飼育していたヘビはこの2種類のみでしたが、9月から「ジムグリ」というヘビの飼育を始めました。

ジムグリは日本固有種で、野生では地面に潜って生活していて、また、餌が少なくなる夏と冬には全く餌を食べなくなります。

比較的大人しい性格のヘビで毒を持っていないので危険度も高くありません。

冬の間は温室で飼育をしていますが、春になったら皆様に見て頂けるような展示を考えたいと思います。

飼育スタッフ 橋口
2022年11月11日

絵を描く飼育スタッフ その9

気づけばもう11月、今年も残るところ後2ヶ月です。

2022年も沢山のイラストを描いた年となりました。

現在、私は来年度の年間パスポート用に新しいイラストを描き進めています。

次のイラストは、水族館の中流水槽で泳いでいる婚姻色がとても綺麗なあの魚を描く予定です。

オスの婚姻色と尻びれが長いのが特徴だよ!

完成したイラストは、来年の2023年4月25日以降からの年間パスポートにプリントされるのでお楽しみに!

飼育スタッフ 一見

2022年11月08日

「飼育スタッフが選ぶ〇〇が凄い生き物展」が始まりました!

11月2日(水)から水族館2階企画展コーナーでは企画展「飼育スタッフが選ぶ〇〇が凄い生き物展」を開催しています。

12月26日まで開催しています!

この企画展は、毎日沢山の生き物に関わっている飼育スタッフが「ここが凄い!」と感心した生き物を11種類展示しています。

また、生き物だけではなく、水槽の周りに貼ってある解説ポップやパネルもこだわって作成しました。

ポップやパネルも注目!

展示している生き物の注目して欲しいポイントなどが沢山書いてあるので、是非ご覧ください。

イラストも頑張って描いてみました!

どんな生き物が展示されているかは、ブログで紹介していく予定なのでお楽しみに。

飼育スタッフ 西中

2022年11月01日

久々の展示変更!

昨日10月31日(月)で特別展「君はどれだけ生き物のことを知っている?~ものしり百科展」が終わり、

昨日の閉館後から今日にかけて特別展の展示変更をしています。

水槽の掃除やレイアウトをしたり、新たな生き物の搬入などを飼育スタッフ総動員で行っています。

企画展水槽は意外と高さがあります
逆さまにひっくり返ります

明日11月2日(水)から1階企画水槽では品種改良された生き物に焦点を当てた企画展「品種改良展」、

2階企画展コーナーでは生き物のここが凄いと飼育スタッフが感心した生き物を集めた企画展「飼育スタッフが選ぶ〇〇が凄い生き物展」が始まります。

初めて展示する生き物から馴染みが深い生き物まで展示する予定となっていますので、

明日からの展示スタートをお楽しみに。

お楽しみに!!

飼育スタッフ西中

 

2022年10月30日

新しくなったエントランス水槽

水族館に入ると最初に出迎えてくれるエントランスの水槽がパワーアップしました。

以前はワサビが生えている場所を再現した緑豊かな水槽でしたが水槽自体を設置し直し、今回は「アクアポニックス」を再現した水槽へと生まれ変わりました。

アクアポニックス」とは、養殖と栽培が同時に行える『新しい農業』として注目されています。

魚から出た排泄物や餌の残りなどを微生物が分解することで植物の栄養素に変え、栄養価が高まった水が植物の水槽に送られるという仕組みです。

上の水槽には前回と同じく、ワサビを植えました。下の水槽にはコチョウザメとニッコウイワナを展示しています。

水族館に遊びに来た際は、新しくなったエントランスの水槽にも注目してみて下さい。

 

飼育スタッフ 橋口

2022年10月30日

あの魚が展示予定

昨日、とある生き物が水族館にやってきました。

 

この魚はアユのように1年で一生を終える魚として知られ、

冬になると釣りで盛り上がる魚です。

 

また、てんぷらにしても美味しい魚でもあります。

レビ番組でも当館のこの魚が取り上げられた事もあり、

展示しているかどうかの問い合わせが度々来るほど人気な魚です。

 

現在は水族館に来たばかりなのでバックヤード治療中ですが、

11月のマンスリー水槽で展示する予定なので、

どんな魚か楽しみにしていてください。

 

飼育スタッフ山﨑

2022年10月28日

水槽内の掃除屋

水族館1階希少生物水槽で展示している「ボウズハゼ」の水槽をよく見てみてみると、

水槽内のコケが剥がれているように見えるところがあります。

コケが剥がれてる?

 

実はこれは、自然に剥がれたものではなくボウズハゼがコケを食べているのです。

ボウズハゼは石や岩に付着したコケを主食にしていて、

水槽内でも石や壁面についたコケを食べています。

 

実はボウズハゼのしわざ!

 

水槽内をきれいにしてくれて掃除の手間が省けるのはありがたいことですが、

コケがなくなってしまうとボウズハゼのエサもなくなってしまうのが悩みどころです。

飼育スタッフ 鷲雄