2019年08月11日

展示水槽の豆知識~外池編~

水族館の展示で唯一、外池を館内から見ることが出来る“横見水槽”という水槽があります。

大きな水槽の前で寝転がって眺めることが出来ることが特徴的な水槽ですが、

眺めるだけではなく、水上を歩くような体験ができる場所があることをご存知ですか?

横見水槽の隣にある階段を上がったすぐ左側に、小窓が床にはめ込んである”下見水槽”があります。

横見水槽(左)、下見水槽(右)

その小窓を覗くと、外池の水中を上から眺めることが出来ます。

 

さらに、この小窓はしっかりした構造になっているので上を通っても問題ありません。

外池の大きなチョウザメやニジマスが窓の下をよく通るので、

勇気のある方は是非上を歩いて観察してみてください。

水上を歩いてる様な写真

飼育スタッフ 一見

2019年08月10日

オススメ撮影スポット

夏も本番を迎えじりじりと暑い日が続いています。

 

今回はそんな暑い日でも涼しげな気分になれるような水族館のオススメ撮影スポットをいくつかご紹介します。

 

こちらは「二重回遊水槽」の内階段から撮影した写真です。

 

ここから撮影するとまるで魚と一緒に泳いでいるかのような写真を撮ることが出来ます。

 

次にこちらは「深みの魚水槽」です。

最近、照明の種類と位置を変えて水槽に光が差し込んでいるかのようなとてもキレイな写真を撮ることができるようになりました。

 

また、現在特別展「金魚のお祭り 夏の大金魚展」を開催しており、多くの種類の金魚と共に写真を撮ることもできます。

是非、水族館での写真撮影に挑戦してみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年08月09日

深みの魚水槽のプチリニューアル

水族館1階には

富士山周辺にある5つの湖「富士五湖」をイメージした深みの魚水槽があり、

富士山の噴火で出来た溶岩の岩肌と、富士山からの透明な湧き水が特徴です。

 

先日この水槽の照明を大型の水銀灯からLEDの電球に変えました。

スポットライトのように水面から当てることで、

富士五湖の透明な水によって水底まで太陽光が差し込む、

まさに自然の風景を水槽内に表すことが出来ました。

またそのおかげで、

岩肌や水槽に浮かぶボートに陰が生まれ

その陰に隠れるブラックバスやブルーギルの様子も観察できます。

 

自然の様子が水槽内に表現できると、

生き物たちの本来の様子が観察できるようになります。

 

その様子をぜひご覧ください。

 

飼育スタッフ 山﨑

2019年08月08日

肝試しでギョギョッ!?

 

本格的な夏に入り、忍野村ではいい日差しを感じます。

今回は8月のマンスリー水槽を紹介します。今月の生き物は「スレッドフィン・パラダイス」です。

 

この魚、8月とどう関係があるのか。

自分の体よりも長く伸びた胸鰭をなびかせて泳ぐ姿は、どこか幽霊のように見えませんか?

8月の代表的なイベントの中に肝試しがありますが、

今回は「幽霊のような魚で肝試しをしよう」ということで、今月はスレッドフィン・パラダイスを展示しています。

よく見ると、顔も幽霊を思わせる形をしていたり、常に泳ぎ回っているおもしろい魚なので、ぜひご覧ください。

 

飼育スタッフ 古根川

2019年08月06日

歯が無い花とは?

水族館の周りには沢山の植物が生えています。

ヤマホタルブクロ
ヒメジョオン

 

その中で、変わった名前の植物を見つけたので紹介します。

その植物の名前は「姥百合(ウバユリ)」です。

ウバユリ

花が満開になる頃に葉が枯れてなくなる事が多いため、「葉なし」と「歯なし」をかけて、老婆の姿を連想して名前が付けられました。

花だけでは名前に「姥」が入っていると想像がつかないので、由来を知った時は、なるほど。と感心したと同時に、少し笑ってしまいました。

この花の見頃は7~8月との事なので、水族館の周りを散策しながら「姥百合」を探してみてください。

 

飼育スタッフ 西中

2019年08月05日

夏休みイベント「色んな生き物さわってミ~ナ」開催!

水族館では夏休み期間中毎日イベントを開催しています。

 

今回はその中の「色んな生き物さわってミ~ナ」をご紹介します。

 

こちらのイベントは生き物と触れ合うことができるが、触れ合う生き物はその日までわからないという少しドキドキなイベントとなっています。

本日触れた生き物は「フトアゴヒゲトカゲ」と「ギリシャリクガメ」という2種類の爬虫類と、「カブトムシ」です。

 

生き物に触り慣れていない子供たちも最初は恐る恐る触っていましたが、

飼育スタッフが触り方を教えてあげると上手に触れるようになり、楽しく体験することができていました。

カブトムシとのふれあい。上手に持てたかな?
小さいほうのツノをつかむのがコツです。

 

生き物たちと触れ合える貴重な機会なので、体験してみてはいかがでしょうか?

 

*開催期間:R1年8月5日(月)、7日(水)、9日(金)、23日(金)、26日(月)、28日(水)、30日(金)

10:00~12:00、13:30~15:30

*場所:水族館2階テラス

*対象:年齢制限なし(小さいお子様は保護者同伴)

*参加費:入館料のみ

*雨天時は貝がら工作体験に変更になる場合がございます。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年08月04日

水族館の日常~黄昏時~

閉館の時間が迫り、お客さんが帰り始める最中、

二重回遊水槽のデッキで飼育スタッフが何やら厳つい機械を出して作業をし始めます。

実は、週に2回ほど二重回遊水槽で行われる潜水清掃の準備をしている所でした。

そして厳つい機械の正体は、水槽内のゴミを吸い取るポンプです。

この水槽は富士山の湧水を掛け流しにしていますが、意外と魚のフンや食べ残しがあちこちに溜まります。

その為、週に数回は水槽に潜ってゴミを吸い出す掃除をしています。

掃除中の飼育スタッフ

もし潜水清掃中の飼育スタッフを見つけたら、じっと観察してみてください。

お客様に気付いて何か反応をするかもしれません。

カメラに気付いた飼育スタッフ

飼育スタッフ 一見

2019年08月03日

飼育スタッフのオススメ金魚

現在水族館では「金魚のお祭り夏の大金魚展」を好評開催中です。

 

多くの種類の金魚を展示していますが、今回はその中でも私のオススメの金魚「頂点眼」という種類をご紹介します。

 

頂点眼の一番の特徴はその名前の通り、張り出して上を向いた眼です。

上を向いて泳ごう。

 

中国産の金魚で、デメキンの突然変異から生まれてきたと言われています。

 

少し間抜けな顔に見えますがそれがとても可愛らしいです。

正面から撮影。やっぱり間抜け。

 

皆さんも自分のお気に入りの金魚を探してみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年08月02日

ビオトープの変化 Part4

最近はにわか雨が多く、

おかげでビオトープの植物にとっては恵の雨となりすくすく育っています。

植物が育つと、葉の裏や花にたくさんの虫たちが集まります。

 

今回は葉の裏で見つけた卵を紹介します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

これは「ナガメの仲間」の卵で、いわゆるカメムシの仲間です。

いかにも人がひとつずつ並べたかのようなきれいに菱形に並べられ、

自然のすごさを感じました。

 

また違う卵塊をよく見ると、

タマゴクロバチの仲間が卵の上で見つかりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

このハチは他の生き物に寄生する生き物です。

カメムシの卵に自分の卵を産みつけ、その中を食べ成長し、成虫になって出てくるという

自然界では良くある事です。

 

次々にビオトープに集まる生き物を

是非お客様にも見ていただければと思います。

 

飼育スタッフ山﨑

2019年07月30日

700日目前!

マミズクラゲの展示記録ですが、もうすぐで700日です。
先日、生まれて約1ヶ月の稚クラゲたちを展示し始めました。
大きさが3ミリほどと、とても小さく可愛らしいです。
成長中!
今は順調に記録を更新していますが、稚クラゲが思うように生まれず、
一時は記録が止まってしまうのではないか。と思ってしまった時がありました。
水温を変えたり、餌の頻度を変えたりなど諦めずにお世話を続けました。
稚クラゲが生まれた瞬間はとても嬉しかったのと同時に、とても安心しました。
これからも展示記録が続くように工夫をしながら頑張ります。
展示記録更新、頑張ります!

飼育スタッフ西中