2022年09月30日

今日のアカハライモリ㉕

バックヤードで飼育している水族館生まれのアカハライモリの幼生が大きく成長してきたため、飼育容器を小さなカップ容器から大きなプラスチックケースへ変更しました。

もう少し成長すると、水中で呼吸するための外鰓(がいさい)が縮んできて上陸できるように変体します。

陸場がないと変体した幼生が溺れてしまう可能性があるので、成長を見極めながらレイアウトを変えていく予定です。

今年の幼生たちはみんな上手に上陸できるでしょうか?

また何か変化がありましたらブログで紹介します。

飼育スタッフ 一見

2022年09月29日

アユの人工採卵

アユの稚魚は「氷魚(ひうお)」と呼ばれ、

鱗が生えそろっていないので体が透き通っていて、

とても美しいです。

 

ですが、「アユ」は年魚とも呼ばれ一年で一生を終える魚で、

また稚魚の期間は短いので稚魚を展示している水族館はほとんどありません。

 

そこで、そんな氷魚を展示するために

先日アユの人工採卵をしました。

 

受精した卵は順調に発生が進み、

本日発眼を確認したのであと約1週間で孵化すると予想しています。

 

産まれてくる稚魚は体が小さいので、

餌に気を付けながら飼育を続けます。

 

飼育スタッフ 山﨑

2022年09月26日

平日限定「お魚のごはん」

水族館の周辺ではキノコや栗を見かけるようになり、

季節がすっかり秋に変わったなという気分になります。

秋の味覚が沢山(^^)

さて、水族館では平日限定イベント「お魚のごはん」を1日先着20組限定で開催しています。

専用のカップに入っている餌を外池の魚たちにあげる事が出来ます。

最近は、外池のそばに立つと「餌はまだか?!」と言わんばかりにニシキゴイ達が集まってきます。

餌くれの圧が凄い…

その中でも、白と黒の体色で鱗が少ない品種「白写りドイツ」と、

赤と白の体色をしている品種「紅白」が近くまで泳いできてくれます。

紅白と白写りドイツ

沢山の品種のニシキゴイが外池にいるので、お気に入りを見つけてみて下さい。

飼育スタッフ 西中

2022年09月25日

エボシカメレオンの脱皮

先日のブログでカイカムリの脱皮について紹介をしましたが、今度はエボシカメレオンが脱皮をしたのでそちらもご紹介します。

カイカムリなどの甲殻類は殻を脱ぐようにして脱皮をしますが、カメレオンは皮が剥がれる様に脱皮をします。

皮は自然にポロポロと落ちるものですが、何日経っても取れないものは病気の原因にもなるのでピンセットを使って取ってあげます。

最初はピンセットを近づけるのも困難でしたが、最近はケージの中に手を入れても怖がったり威嚇することもなくなりました。

この調子でどんどん人慣れをしてほしいと思います。

 

飼育スタッフ 橋口

2022年09月23日

次のマンスリー水槽は…?

9月後半にさしかかると、水族館のある忍野村は朝晩が冷え込む日が増えて秋らしい気温になりました。

10月まであと1週間なので、次のマンスリー水槽を考える必要があります。

次のマンスリー水槽のテーマは“ハロウィン”です。

実は水族館のバックヤードには、既にハロウィンにぴったりの生き物が待機しています。

どんな生き物が展示されるのかお楽しみに!

ヒントは”トリック オア トリート!”

飼育スタッフ 一見

2022年09月22日

モクズガニの定位置

9月17日から展示を始めたモクズガニは、

初日こそは水槽内を動き回りせわしない様子が見られましたが、

展示開始から数日で自分の定位置を見つけたようです。

 

自然界では草木の陰や、岩や木の隙などを定位置にして生活しているので、

今回の水槽のレイアウトでも流木を入れたところ、

そこに定着しました。

 

レイアウトを作っていて、

狙い通りに生き物が通ったり使ったりしてくれるととてもうれしいです。

 

水槽左側の流木の陰に隠れているので、ぜひ探してみて下さい。

 

飼育スタッフ山﨑

2022年09月20日

魚釣り体験のイベントたち

先日、館内で「今日釣った魚が泳いでいる!」という声が聞こえてきました。

山梨県は釣り堀や渓流釣り・フライフィッシング・アユの友釣り・

ワカサギ釣りなど様々な釣りを楽しむことが出来るスポットが沢山あります。

水族館の傍を流れる桂川もフライフィッシングを楽しめるスポットの一つです。

フライ(毛ばり)の投げ方や作り方を講師の方から直接教えてもらう事が出来る体験イベント

「フライフィッシング講習会」は毎年5月頃に開催しています。

フライフィッシング講習会

また、来月10月16日(日)に体験イベント「魚釣り体験~行こうぜ魚釣り~」を開催予定です。

行こうぜ魚釣り!

このイベントは富士五湖の一つ「西湖」に行って実際に魚釣りを体験できるイベントです。

魚の釣り方や餌、釣った魚の扱い方などを学ぶ事が出来るので、

魚釣りをした事がある方はもちろん、魚釣り自体初めての方も楽しめるイベントです。

参加ご希望の方は水族館まで!

それ以外にも、山梨県では実際に釣りを体験できるイベントなどを各地で開催しています。

こちらのお問い合わせは山梨県漁連のHPまで!

私は釣りをした事がほとんどないのですが、

これを機にやってみようかなと思っています。

飼育スタッフ 西中

2022年09月19日

連休中のイベント

17日(土)からシルバーウィークに入り、水族館は本日もたくさんのお客様で賑わっております。

また17日(土)~19日(月)までは、体験イベント「オリジナルエコバッグ作り」を開催中です。

水族館オリジナルのスタンプやペンを使って自分だけのオリジナルエコバッグを作ることが出来ます。

バッグの形もミニトートバッグや色々な物が入る大きめの物まで様々なので、好きな大きさのバッグを選んで作れます。

皆様もぜひ来館された際にはご参加してみて下さい。

そして23日(土)~25日(日)の3日間は体験イベント「ジェルキャンドル作り」を開催予定となっていますので、そちらもどうぞお楽しみに。

 

飼育スタッフ 橋口

2022年09月17日

世界遺産を背負う。

7月21日(木)のブログで紹介した富士山の模型を背負うカイカムリですが、富士山を気に入ってくれたのかその後も毎日背負っています。

そのせいか模型の形が崩れかけていて、コケも生えて汚れてしまいました。

数日前に脱皮をして体が綺麗になったので、この機会に富士山の模型も新しく作り直しました。

今回は大小さまざまな大きさの富士山を水槽に沈めています。

そして選ばれたのは、なんと特大富士山でした!

脱皮で体が大きくなった分、背負う物も大きいほうがいいのでしょうか?

世界遺産を背負うカイカムリ

飼育スタッフ 一見

2022年09月16日

モクズガニの展示をはじめます

9月8日(木)のブログで紹介した「モクズガニ」の水槽ですが、

レイアウトが完成したので、

9月17日(土)から展示を始めます

 

残す準備は飼育水が通る配管の設置と水槽の蓋の固定です。

 

モクズガニは「脱走の名人」といっても過言ではないほど、

力も強く簡単に蓋を開けて水槽から逃げてしまいます。

 

蓋を固定することも重要ですが、

蓋の頑丈さにも注意して今回は作製しました。

 

この水槽にモクズガニを入れてどの様に動き回るかはまだ分かりませんが、

水槽のレイアウトを気に入ってくれると嬉しいです。

 

飼育スタッフ山﨑