木の枝?昆虫?
先日、家の前にとても変わった生き物がいたので紹介します。
その生き物は「ナナフシ(ナナフシモドキ)」です。

エダナナフシに似ていますが、触覚が短いので見分けがつきます。
ナナフシは木の枝や植物に擬態する事で知られている昆虫で、
木の近くにいると枝なのかナナフシなのか分からなくなってしまいます。
また、昆虫というと「翅(はね)」を持つというイメージがありますが、
ナナフシに翅はないので、余計枝や植物に見えるのかもしれません。
実は、このナナフシの仲間はさなぎにならずに脱皮を繰り返して成虫になる「不完全変態」という育ち方をします。
そして、メスだけで卵を産んで増えていく「単為生殖」という繁殖方法が可能なので、オスはほとんど見つかっていません。
夜行性である事と寿命が約3か月とかなり短いので、なかなか野生では見つからないのですが、
興味がある方は探したり調べたりしてみて下さい。
飼育スタッフ 西中
またまた大きな一歩
先月のブログにて、人慣れしていないエボシカメレオンが一歩前進したというお話をしました。
最近新たに、大きな一歩を踏み出しました。
水槽の扉を開けてゆっくりと手を近づけると、
少しだけ触らせてくれるようになりました!
以前は手を近づけると威嚇してきて触ることは出来ませんでしたが、
最近は給餌をして触る、給餌をして触る、を繰り返しできるようになりました。
また、人の手を怖がっていたのでピンセットを持つ位置を変えて近づけるなど様々な工夫をして、できるだけ負荷のかからないように人慣れをさせています。
ハンドリングが出来れば水槽移動であったり体調チェックもスムーズに行えるので、
ハンドリングを目標にこれからも頑張っていきます。
飼育スタッフ 橋口
【おこぼれちょうだい】コバンザメ
現在好評開催中の「~君はどれだけ生き物のことを知っている?~ものしり百科展」から今回は「コバンザメ」をご紹介します。
コバンザメはサメや大型魚のお腹に頭部の吸盤でくっつき、
エサの食べこぼしを食べることで有名な海水魚で、他の水族館で見たことがある方も多いかと思います。
壁に張り付くコバンザメ。見えているのはお腹の部分。
このコバンザメ、サメという名前が入っていますが実はスズキ目に属する硬骨魚類でサメの仲間ではありません。
サメに姿かたちが似ているので、サメという名前が付けられてしまいました。
水族館では水槽の壁に張り付いている姿をよく見かけます。
運良く展示面に張り付いてくれれば、吸盤部分も見ることが出来ますのでぜひ観察してみてください。
吸着力は意外と強い。
飼育スタッフ 鷲雄
おさかな缶バッジ作り
現在水族館では、新しいイベント“おさかな缶バッジ作り”を開催しています。
塗り絵式の缶バッジは、スタッフが描いたイラストを使っています。
ニジマス、キンギョ、カメの3種類のイラストの中から好きなものを選んで塗ってみてください。
もちろん無地の缶バッジもあるので、オリジナルイラストを描くこともできますよ。
おさかな缶バッチ作りは、8月25日(木)~8月27日(土)まで開催しています。
イラストを塗ったり自分で好きな生き物を描いたりしてオリジナルの缶バッジを作ってみましょう!
飼育スタッフ 一見
満を持して再登場!
現在、水族館1階企画水槽と2階企画展示コーナーにて「~君はどれだけ生き物のことを知っている?~ものしり百科展」を大好評開催中です。
計22種類の生き物たちについて、それぞれクイズに答えながら知る事が出来ます。
その中でも特に人気のある生き物が「フラワーホーン」です。

実は、このフラワーホーンは去年(2021年7月14日~12月6日)行った特別展「~帰ってきた変わりものたち~変わりもの展2」で展示していたのですが、
展示が終わった後、「どこにいますか?」「また展示する予定ありますか?」と沢山の質問を受けたほど、
心待ちにしていたお客様が多くいらっしゃいました。
なので、今回満を持して再登場です。
水槽の前に立つと近くに寄ってくるのがとても可愛らしいので、是非観察してみて下さい。

飼育スタッフ 西中
2022年度 ホトケドジョウの産卵記録⑤
以前からご紹介している「ホトケドジョウの稚魚」ですが、
孵化から2ヶ月が経過して約3cmに成長しました。
現在は刻んだ赤虫をエサとして与えています。
親のホトケドジョウと変わらない体色になってきていて、顔つきも大人らしくなってきました。
赤虫を食べてお腹いっぱいのホトケドジョウ
立派なホトケドジョウになるようにこれからもしっかり飼育していきます。
飼育スタッフ 鷲雄
水族館写生大会2022🎨
早いもので今年の夏休みも残るところあと少しとなりました。
水族館では8月7日(日)~8月31(水)の夏休み期間中、写生大会を開催しています。
画用紙や色鉛筆などの画材は水族館1階の受付にて貸し出しているので、気軽にスタッフまでお声かけ下さい。
優秀作品に選ばれた方々には、素敵な記念品をご用意しています。
お絵描きも水族館も両方好きな方にはたまらないイベントですね。
実は私も毎年こっそり1枚描いています。
描いた作品は1年間館内に飾られるので、写生大会が終わったあとも作品を鑑賞する事ができます。
皆さんも水族館の思い出として1枚描いてみてはいかがですか。
飼育スタッフ 一見
マミズクラゲの連続展示記録1800日達成!
昨日(8/15)にマミズクラゲの連続展示記録が「1800日」を達成し、いよいよ2000日が見えてきました。
これからも記録を更新できるように飼育と研究を頑張ります。

さて、そのマミズクラゲが展示しているマイクロアクアリウムコーナーですが、
新たな生き物を展示しようと模索しています。
その生き物は冷たい水に生息しているので、
この暑い時期にどのように展示しようかと迷っています。
水を冷たくするクーラーを付けるというのもありですが、
水槽の表面に結露が付いてしまって見づらくなるのが悩みどころです。
その生き物の展示を開始したらブログにてお知らせしますので、お楽しみに。

生き物のヒントは「ヨコエビ」の仲間です。
飼育スタッフ西中
週替わりのイベント
本日8/14(日)から夏休みイベント「ジェルキャンドル作り」
ガラスカップに好きな色の砂やガラス細工を入れ
また夏休み期間は毎日イベントを行っています。
週替
飼育スタッフ 橋口
飛び込みたくなる季節
最高気温が30℃近くになる日が増えたので、熱中症対策をしながら飼育作業を行っています。
暑い日といえば、水着を着てプールに飛び込みたくなると思います。
外気温が暑いので二重回遊水槽の潜水掃除の時はそのまま飛び込みたくなりますが、
水温が12℃しかないので、水着で水槽に飛び込むと冷たすぎて体が動かなくなってしまいます。
そこで、潜水掃除の時は「ドライスーツ」を着て入ります。

ドライスーツは水を通さないので制服を着たまま水槽の中に入る事が出来ます。
しかし、制服は半袖なのでずっと水の中で作業をしていると、
寒さで徐々に体が動かなくなってしまいます。
なので、制服の上にさらに暖かい「つなぎ」を着るスタッフが多いです。

実は、夏場の潜水掃除の準備をしている時が一番暑くて大変かもしれません。

飼育スタッフ 西中