2019年06月17日

水上に咲く梅の花

 

 

水族館2階のビオトープも作製からだいぶ時間が経ち、植えた植物たちもかなり根付いてきました。

ある日、水が出てくる場所に植えてある「バイカモ」が小さな花を咲かせていました。

    梅の花を思わせる小さな花

バイカモは「綺麗・冷たい・流れが早い」という条件が揃った場所でしか成長しない希少な水草で、山梨県では

絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

漢字で書くと「梅花藻」という名前の由来にもなっている白くて小さな花は、6~8月が最盛期で、

花の部分だけが水上に出てきて咲きます。

県内では忍野村周辺で特によく見られ、水族館の横を流れる桂川でも見ることが出来ます。

山梨が誇る豊かな水の象徴たるバイカモを、このまま綺麗に維持していきたいと思います。

飼育スタッフ 羽生