斬新な寝方
館内2階おいしい水族館では山梨県の水産業を楽しく学べるパネルや寿司屋に見立てた展示水槽があります。
そこで展示している「ニホンウナギ」が面白い寝方をしていたのでご紹介します。
ある日、水槽を見てみるとウナギが仰向けになっている姿を見て思わず「え、大丈夫?」と水槽に駆け寄ってしまいました。
寝ていただけなので、こちらに気が付くと元に戻って一安心でした。
ウナギやナマズなどは安心した環境だと横倒しになって寝ることがあります。
開館中にも仰向けで寝ていることがあるので、目撃したら気づかれる前に是非撮影してみてください。
飼育スタッフ 髙部
マミズクラゲとミズクラゲ①
水族館2階マイクロアクアリウムコーナーで展示している「マミズ
本日5月10日で連続展示記録2800日を迎え
3000日を目指してこれからも飼育を続けていきます。
この2種類はどちらもクラゲの仲間ですが


まず、この2種類の一番の違いは生息して
ミズクラゲは「海」に生息していますが、マミズク
マミズクラゲは塩に弱いので地下水(淡水)」を使っ
また、飼育する水温も異なり、ミズクラゲは
マミズクラゲは1年中26~28℃
見た目や名前は似ていますが、違う
次回は展示方法の違い
飼育スタッフ 西中
5月25日(日)はフライフィッシングできまり!!
「ヤマメ」や「ニジマス」、「オイカワ」といった川の魚たちの動きが活発になり、
釣りをするには絶好の時期に差し掛かる5月には毎年水族館のイベント「フライフィッシング講習会」を実施しております。

講師の方々から、毛ばりのつくり方(タイイング)や竿の振り方(キャスティング)のレクチャーを受けることができます。

道具を持っていない初めての方でも安心して学べる「初級コース」と
経験者がさらにレベルアップを狙える「中級コース」をご用意しております。

現在ご予約受付中ですので、詳しくは当館ホームページの「イベント情報」ページをご覧ください。
飼育スタッフ 川野
大人の階段を泳ぐ
昨年産まれの「ホトケドジョウ」はまもなくふ化から1年を迎えようとしています。300尾の稚魚たちは寒い冬を乗り越え、一段と成体に似たがっしりとした体格に成長しています。
見た目だけなく体の内側でも変化があり、一部の個体ではお腹が白く、若干の膨らみが見られます。
おそらくは繁殖のための卵巣が発達してきているのだと思われます。
毎年、生まれてから2年以上かけないと産卵しなかったため、一年もたたずにここまで成長するとは思いませんでした。
今後もどのように成長するか注意深く見守りたいと思います。
飼育スタッフ 川野
開館24周年記念グッズ販売開始!
本日2025年4月25日で当館は開館24周年を迎えました。
これもひとえに日頃からご来館くださる皆さまや地域の皆さまのご支援、ご協力のおかげです。
これからも多くの人に楽しんでいただける施設作りに励んでいきます。
これを記念して本日から「オリジナルスタンプカード」と「魚朱印」の販売を開始いたします。
オリジナルスタンプカードは以前のものからデザインをリニューアルし、スタンプと台紙のイラストが新しくなりました。
ぜひ館内を周りながらスタンプを集めてみて下さい。さらにカードの裏側が塗り絵になっていますので、そちらもお楽しみください。


魚朱印は神社やお寺で購入できる御朱印の水族館版で、当館のオリジナルデザインのものとなっています。

どちらも1階受付にて販売しておりますので、御来館記念にぜひ手に取って見てください。
24周年も引き続き森の中の水族館。をよろしくお願いします。
飼育スタッフ 鷲雄
ゲンゴロウ界のお姫さま
忍野村は日中とても暖かく気温が20℃を超えますが、その反面、
そんな寒い夜の中でも唯一お構いなしに活動していたのが「
年々数を減らしつつあるゲンゴロウの仲間ですが、
将来的に展示できるよう今からどんどん餌を食べさせ、
飼育スタッフ 川野
ワサビの花は何色だ?
入口を入ってすぐにある「エントランス水槽」にて展示している「ワサビ」に小さな花が咲いていました。

エントランス水槽ではこれまでも、同じ水槽内で展示している「バイカモ」と「オランダガラシ(クレソン)」の開花を確認していましたがワサビまで花を咲かせるとは思いませんでした。

ワサビは根をすりおろして調味料にするだけでなく、葉の部分は「葉ワサビ」として利用されることもあります。
もしかしたら花まで食べられるのではないかと思い調べてみたら、どうやら醤油漬けや天ぷらで食べられるようです。
しかし、短い開花時期でほんの少量しか収穫できないため、とても希少な春の味覚とされています。
こっそり摘み取って食べてみたいという思いを抑えながら、今後の生長を見守っていきたいと思います。

飼育スタッフ 川野
特大オリジナルぬいぐるみ
2025年3月30日に当館がオープンしてからの総来館者数が350万人を達成しました!
これを記念して、4月からチョウザメの特大オリジナルぬいぐるみの販売を開始しています。
ぬいぐるみの大きさは、なんと約160cm!
当館のオリジナルぬいぐるみシリーズと同じモチモチ素材でできているので触り心地は抜群です。
こちらの特大オリジナルぬいぐるみは、1階入口のお土産コーナーにて数量限定で販売しております。
かなりインパクトがあるので、気になる方は是非お土産コーナーを覗いてみてくださいね。
飼育スタッフ 一見
春のうららのさかな公園
春の陽気が差し込むさかな公園では、今年も「ヤマアカガエル」が産卵していました。

夜に見回りをしていたところ、人の笑い声のような音が聞こえてきたので、もしやと思い辺りを探してみると、10個ほどの卵の塊と成体を観察することができました。
「ヤマアカガエル」は他のカエルよりも一足早く繁殖するため、地域によっては2月頃から産卵が見られる事もあります。
県外では既に産卵したという情報を目にしていましたが、ようやく来てくれて安心しました。

冬の間にじっと息を潜めていた生き物たちを観察すると、いよいよ春がやってきたのだなと実感します。
来年度も様々な生き物との出会いを楽しみにしています。
飼育スタッフ 川野
タガメのバンザイ
当館の2階で展示している「タガメ」が久しぶりに甲羅干しをしていました。

タガメは日本最大の水生昆虫として知られていますが、ずっと水の中で暮らしているわけではありません。
多くの水生昆虫は定期的に水から上がることで、体に付着した水カビなどの微生物を乾燥させて病気になるのを防いでいると考えられています。

他にも、体が濡れているうちは飛ぶことができないため、飛び立つ前には必ず甲羅干しを行い、綺麗に翅を広げられるようになってから飛び立ちます。
まだまだ忍野村には春は訪れそうにありませんが、生き物たちは私たちの気づかないほんのちょっとした変化を敏感に感じ取っているのかもしれません。
飼育スタッフ 川野