2026年10月23日

水合わせはどうしているの?

先日、「川の魚水槽 源流」に展示している「ヤマトイワナ」と「ニッコウイワナ」の入れ替え作業を行いました。

以前から展示していた個体が大きく成長したので二重回遊水槽の外側に引っ越し、新しく若い魚たちを水槽に搬入しました。

川の魚水槽 源流
まだまだ小さいです

 

この搬入の様子を水族館のインスタグラムに投稿した所、「水合わせはどうしているのか」というコメントをいただいたので、今回はそちらについてお答えします。

 

当館の飼育水は富士山の地下水を使用しています。

地下30mからポンプを使って水をくみ上げ、砂利やゴミを分別する高架水槽を通って、各水槽に分配されます。

また、大型水槽やバックヤードにあるマス用の水槽は「かけ流し」方式で飼育しているため、常に水が入れ替わっています。

展示に出さなかった魚はここで育てています

つまり、大型水槽と同じ水を使っているバックヤードのマス専用の水槽で飼育する事によって、自然と水合わせが出来る仕組みになっています。

また、使った水の一部は地下に戻り、それ以外の水は外池を通じて水族館の隣にある桂川に流れこむ仕組みになっているため、大型ろ過装置を設置する必要がありません。

地下水が豊富にある地域だからこそ出来る仕組みです。

飼育スタッフ 西中

2026年10月17日

何でも飼育スタッフに聞いてみよう!

水族館2階には、飼育スタッフに聞きたい事を自由に書ける“質問シート”が机の上に置いてあります。

嬉しいことに毎日たくさんのお客様が質問シートを書いてくださっており、

かなりの量が集まっています。

回答した質問シートは、水族館2階の掲示板に貼っているのですが、

最近新しい質問シートを貼るスペースが無くなってしまいました。

そこで今回は、過去に回答した質問シートをまとめられるファイルを作ってみました。

ファイルを開くと、今まで掲示板に貼っていた過去の質問シートを見ることが出来ます。

質問シートの回答をもっと見たいという方は、是非このファイルを開いてみてくださいね。

 

飼育スタッフ 一見

2026年10月08日

カッパみたいなカメ

現在1階企画水槽では特別展「~妖怪みたいな生き物大集合~森の中の水族館で百鬼夜行展」を開催しています。

日本の妖怪にスポットを当てて、見た目や名前が似ていたり、

妖怪の由来になったと言われている生き物を11種類展示しています。

回はその中から「カッパ」の由来となったと言われている「ニホンスッポン」を紹介します。

二ホンスッポンは甲羅が柔らかい皮膚で覆われているのが特徴的な亀の仲間です。

水底にいても長い首を伸ばして呼吸が出来るように、豚のような鼻をしています。

また、手足の水かきが発達していて泳ぐのが得意だったり、

頭の部分がお皿のように平べったく見えるなど、カッパと同じような特徴もあります。

カッパが水の中を泳いでいる姿を想像しながら観察してみて下さい。

飼育スタッフ 西中

2026年09月19日

開館25周年記念 魚朱印編

開館25周年を記念して、7月21日から新グッズの販売や新展示がスタートしました。

その中から今回は25周年限定デザインの魚朱印をご紹介します。

一番の魅力ポイントは、全体に施された金と青の箔押しです。

25周年限定の魚朱印用に描き下ろしたチョウザメのイラストも立体的になっており

角度を変えるととてもキラキラ輝いて美しい仕上がりです。

この期間限定デザインの魚朱印は、水族館1階の受付にて販売しております。

是非キラキラで豪華な実物を手に取って見てみてくださいね。

飼育スタッフ 一見

2026年09月18日

ミナミメダカの繁殖②

以前より繁殖を行っていた山梨県産のミナミメダカですが、生まれてきた稚魚が成長し、またさらに卵を産んでくれました。

今回の産卵で子どもの子ども、いわゆる孫の世代を取る事ができました。

孫世代のミナミメダカ。

このように親から産まれた子どもを育て何代にも渡り飼育、繁殖させていく事を「継代飼育」と呼びます。

貴重な生き物の保全は水族館の重要な役割のひとつです。このまま継代飼育を続けていき、貴重な山梨県産のミナミメダカを増やしていきます。

ミナミメダカの稚魚は水族館2階「ふじすいラボ」にて展示していますのでぜひ観察してみてください。

飼育スタッフ 鷲雄

2026年09月08日

ウーパールーパーの赤ちゃんのその後

以前ご紹介したウーパールーパーこと「メキシコサンショウウオ」の幼体達はその後も順調に成長しています。

身体が小さい期間はアルテミアと呼ばれるプランクトンを与えていましたが、今では大きなエサも食べられるようになりました。

まだまだ小柄ですが手足も生え揃い、すっかり大人とおなじ姿に成長しています。

よく見ると指もしっかり5本あります!

そしてついに展示デビューも果たしました。

7月21日(火)から2階に新設した「ふじすいラボ」にて元気な姿が見られます。

ご来館の際には、かわいい小さなウーパールーパーにもぜひご注目ください。

飼育スタッフ 井上

2026年09月07日

池のほとり水槽で生き物さがし!

7月21日(火)から新設した新展示「池のほとり水槽」では現在「ミナミメダカ」、「タイリクバラタナゴ」、「コオイムシ」、「ミナミヌマエビ」の4種類の生き物を展示しています。

どれも野外の池で見られるような身近な生き物たちです。

この水槽では、生き物たちはスイレンの葉の下に隠れていたり、植物の茎に捕まっていたりして野外と同じ様に暮らしている姿を見ることができます。

スイレンの葉の下に隠れるタイリクバラタナゴ
茎に捕まるミナミヌマエビ
ほら!こんなところにコオイムシが!

野外の池は上からしか見ることが出来ませんが、池を横から見てみると生き物たちはこんな過ごし方をしているんだなといつも感心してしまいます。

ぜひじっくりと池の生き物たちを探してみてください。

飼育スタッフ 鷲雄

2026年09月05日

二重回遊水槽の秘密

よくお客様から「二重回遊水槽の魚はなんで止まっているの?」と質問されます。

実は魚たちは止まっているわけではありません。よく見ると鰭を動かして泳いでいるのが分かります。

二重回遊水槽では一方向に水流が作られていて、その流れに逆らうように魚たちが泳いでいるので、止まっているように見えます。

この水の流れに逆らうように泳ぐ習性のことを「定位(ていい)」と言います。

二重回遊水槽で展示しているニジマスやニッコウイワナなどは、野生下では主に水の流れが速い環境に生息しています。

横からの写真が撮りやすいです。
種類によって模様が違います。 

その環境では泳ぎ回って餌を探すのは体力を消耗してしまうので、流れに逆らって泳ぎ上から流れてくる餌を待ち伏せしています。

定位のおかげで魚たちが見やすいので、隅々まで観察してみてください。

飼育スタッフ 西中

2026年08月01日

新展示「池のほとり水槽」展示開始しました!

7月21日(火)に新展示「池のほとり水槽」が完成しました。

こちらの水槽は名前の通り「池」を再現した水槽です。

池には自然のくぼみに水がたまった「自然池」と人が作った「人工池」がありますが、

今回作製した水槽は人工的に作られた池に自然と生き物が集まってきたような雰囲気を再現しています。

メダカやタナゴなど池でよく見られる魚や、睡蓮(スイレン)をご覧いただくことができます。

こちらの水槽は上から覗いて池の雰囲気を味わったり、横から生き物を観察出来るのが特徴ですので、ぜひいろんな角度から水槽を眺めてみてください。

池の中が覗けちゃいます。
上から見ても良い雰囲気。
2026年07月28日

ひんやり×ひんやり

水族館がある忍野村は標高が高いため、山梨県内でも比較的涼しい場所と言われていますが、それでも連日暑い日が続いています。

水族館内は年間約12℃の富士山の地下水を飼育水として使用しているため、

水槽に結露が出るほど冷たく、水槽からの冷気で館内もとても涼しくなっています。

特に二重回遊水槽の内側がおススメ! 

そんな涼しい館内で、さらにひんやりを届ける特別展「~妖怪みたいな生き物大集合~森の中の水族館で百鬼夜行展」を開催しています。

この展示は、日本の妖怪にスポットを当てて、見た目や名前が似ていたり、妖怪の由来になったと言われている生き物を11種類展示しています。

水槽の下には妖怪の特徴や生態などが書かれたポップがあるので、生き物と合わせてご覧ください。

飼育スタッフ 西中