2026年06月16日

季節を体の変化で②

6月3日のブログでモツゴの追星(おいぼし)をご紹介しました。

水族館1階の里地里山水槽にも繁殖期を迎え追星が出ている魚たちがいます。

今回はその中から追星がよく目立っている「ウグイ」と「オイカワ」をご紹介します。

ウグイは日本全国の広い範囲に分布していて、日本の中流域を代表する魚の一種です。

今の時期のウグイは赤色と黒色の婚姻色が出ているので、すぐに見分けがつきます

オスの頭を見ると白いポツポツとした追星が出ているのが分かります。

集合体恐怖症の方はご注意下さい

 

次に、オイカワは臀(しり)ビレが大きく伸びているのが特徴です。

繁殖期のオスはピンク色と青色の婚姻色がとても綺麗で、「川の宝石」と呼ばれるのも納得の鮮やかさです。

顔をよく見ると目の下と口元に白い追星が出ていてかっこいいです。

体色もとても綺麗です

同じコイ科の魚でも追星の出る場所が違うので、観察してみて下さい。

飼育スタッフ 西中

2026年06月13日

ミナミメダカの繫殖①

6月5日のブログでミナミメダカの産卵についてご紹介しました。

水族館では山梨県産のミナミメダカを飼育していて、その個体たちの繁殖を行っています。

実はミナミメダカは身近にいる魚の代表種ではありますが、自然界では数を減らしている貴重な魚で、

環境省・山梨県のレッドデータブックともに絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

 

貴重な山梨県産のミナミメダカを繁殖して、少しでも保全に繋がればいいなと思っています。

現在は100匹ほどの稚魚が産まれ、元気に泳いでいます。

山梨県産のミナミメダカ。お尻についているのは卵です。

 

稚魚は1日に何回もエサやりをしなくてはならずとても大変ですが、立派な成魚になるように日々丁寧にお世話をしていきます。

飼育スタッフ 鷲雄

2026年06月11日

カブトガニの秘密

現在一階で好評開催中の企画展「トゲトゲ&チクチク展」では、体がトゲトゲやチクチクした生き物を展示しています。

今回は、その中から「カブトガニ」をご紹介していきます。カブトガニは大昔からほとんど姿を変えずに生き続けている「生きた化石」と呼ばれる生き物です。

名前に「カニ」とありますが、実際にはクモやサソリに近い仲間で、干潟や沿岸に生息し、底にいるゴカイや貝などを食べて生活しています。

今回はそんなカブトガニのある秘密をご紹介します。

それがこちらです。

普段甲羅に覆われているのであまり見る機会はありませんが、実は裏側にはたくさんの脚と鰓がついています。表面のかっこいい姿からはなかなか想像できない衝撃的な見た目ですよね。

タイミングが良ければ見られるかもしれないので、ご来館の際はぜひカブトガニの裏側にも注目してみてください。

 

飼育スタッフ 井上

2026年06月05日

生き物、続々と生まれてます!

6月に入り、さかな公園の木々も青々としてきて、梅雨入りも間近となってきました。

6月は多くの淡水生物にとって産卵シーズンで、この時期の飼育スタッフは稚魚や幼虫たちの飼育で大忙しです。

水族館のバックヤードではミナミメダカコオイムシゲンゴロウの産卵を確認することができました。

メダカの卵。いつ見てもきれい。
コオイムシの卵。卵、背負ってます。
ゲンゴロウの卵。お米っぽい。

この3種はどれも絶滅危惧種に指定されていて自然界では生息数を減らしている希少な生き物ですので、

繁殖の方法をしっかり勉強し飼育数を増やしていきたいです。

繁殖の続報についてはブログにてお伝えしていきますのでお楽しみに。

飼育スタッフ 鷲雄

2026年06月03日

季節を体の変化で①

4月13日のブログで「春の訪れを感じる生き物」として冬眠から目覚めた「アズマヒキガエル」を紹介しました。

それ以外にも、見た目の変化で春の訪れを感じる魚もいます。

今回紹介するのは「モツゴ」というコイ科の魚です。

オス

モツゴは川の中流域や湖、ため池などに生息している淡水魚で、

関東地方では吻先が細い事から「クチボソ」という別名でも知られています。

コイ科の魚は繁殖期になると、オスに「追星(おいぼし)」という白く小さな突起が現れます。

飼育しているモツゴも春になり繁殖時期を迎え、追星が出てきました。

オスの口元
メスの口元

普段の姿とは違い吻先がゴツゴツしているので、とてもかっこいいです。

淡水魚は見た目の変化で季節を感じることが多いので、観察してみて下さい。

飼育スタッフ 西中

2026年06月03日

頼もしいお父さん

今月のマンスリー水槽は、6月21日が父の日ということで、オスが口の中で卵や稚魚を育てる魚「アーリー」を展示しています。

アーリーはアフリカ・マラウィ湖原産のシクリッドで、全身が非常に綺麗な青色をしているのが特徴です。

また、もう一つの特徴としてオスが卵や稚魚を外敵から守るために口の中に入れてお世話をするという育メンな魚でもあります。

展示している個体はまだ相手がいないので子育てをしている様子は見られませんが、見入ってしまうほど綺麗な色をしているので、是非ご覧ください。

飼育スタッフ堀内

2026年05月30日

もうすぐアユの日!

先日、外池に今年1回目の「アユ」を搬入しました。

館内1階「横見水槽」からは、アユたちが群れを作って泳いでいる姿を観察することができます。

そして、6月6日(土)には「アユの日イベント アユを学ぼう」というイベントを開催します。アユってどういう魚なのかを一緒に学んで、最後は実際に外池へアユを放流する体験も実施予定です。

事前予約を受け付けていますので、詳しくは当館ホームページをご確認ください。

 

飼育スタッフ 髙部

2026年05月29日

絵を描く飼育スタッフ その17

今年の7月21日~8月31日までの夏休み期間は、

開館25周年を記念したイベントの開催や新しい展示水槽をお披露目する予定ですが、

実はそれだけでなく、今年度中に新しいオリジナルグッズのお披露目もあるのですよ。

ということで、現在私はそんな新しいオリジナルグッズのためのイラストをせっせとたくさん描いています。

チョウザメやニジマスなどの水族館を代表する魚たち以外に、

10種類以上の生き物が登場予定です。

新しいオリジナルグッズは1つだけではありません。

詳細につきましては、完成した際にまたブログでご紹介しますので今後をお楽しみに。

新しいグッズをチラ見せ!

飼育スタッフ 一見

2026年05月27日

小さなウーパールーパー

現在バックヤードでは先月末に産まれた「メキシコサンショウウオ」の幼生を飼育しています。

メキシコサンショウウオは別名「ウーパールーパー」として親しまれている両生類です。産まれたばかりのウーパールーパーを育てるのは初めての経験なのでわからないこともありますが水位を変えてみたり餌の量を調整したりしながら毎日大切にお世話をしています。最近では前脚も生えてきて、小さな体で一生懸命に餌を食べる姿がとても可愛いらしいです。

まだまだ小さい幼生たちですが、日ごとに体つきがしっかりしてきており、その成長の早さに驚かされます。今後も成長の様子を紹介していきますので、ぜひ楽しみに見守ってください。

飼育スタッフ 井上

2026年05月25日

水族館で稲作始めました(2年目)③

先日、里地里山水槽で「田おこし」と「田植え」を行いました。

おこしとは冬の間に固まった土を掘り起こし、田植えの準備を整える作業の事です。

土に空気を送る事で、土の中にいる微生物が元気になり稲が育ちやすい環境になります。

田おこし中

クワで水槽を傷つけないように注意を払いながら、土を混ぜ込みました。

 

田おこし後、数日間水を張って泥が落ち着いてから、バックヤードで育成していた苗の田植えを行いました。

育成した稲
田植えの様子

田植えを行うといよいよ本格的な稲作が始まります。

稲の成長を間近で観察する事が出来るので、田んぼエリアに注目してみて下さい。

飼育スタッフ 西中