2025年04月25日

開館24周年記念グッズ販売開始!

 

本日2025年4月25日で当館は開館24周年を迎えました。

これもひとえに日頃からご来館くださる皆さまや地域の皆さまのご支援、ご協力のおかげです。

これからも多くの人に楽しんでいただける施設作りに励んでいきます。

これを記念して本日から「オリジナルスタンプカード」と「魚朱印」の販売を開始いたします。

 

オリジナルスタンプカードは以前のものからデザインをリニューアルし、スタンプと台紙のイラストが新しくなりました。

ぜひ館内を周りながらスタンプを集めてみて下さい。さらにカードの裏側が塗り絵になっていますので、そちらもお楽しみください。

オリジナルスタンプカード
塗り絵もできます!

 

魚朱印は神社やお寺で購入できる御朱印の水族館版で、当館のオリジナルデザインのものとなっています。

魚朱印

 

どちらも1階受付にて販売しておりますので、御来館記念にぜひ手に取って見てください。

24周年も引き続き森の中の水族館。をよろしくお願いします。

飼育スタッフ 鷲雄

2025年04月18日

ゲンゴロウ界のお姫さま

忍野村は日中とても暖かく気温が20℃を超えますが、その反面、夜の気温は10℃を大きく下回るため、寒暖差に体が付いていかない日々が続きます。

野生生物も同じようで、夜は寒さのためか不気味なくらいに生き物の気配がなく、辺りは静寂に包まれています。

そんな寒い夜の中でも唯一お構いなしに活動していたのが「ヒメゲンゴロウ」です。

年々数を減らしつつあるゲンゴロウの仲間ですが、この種類はどこに行っても見かける身近なゲンゴロウです。

将来的に展示できるよう今からどんどん餌を食べさせ、繁殖も目指していきたいと思います。

 

飼育スタッフ 川野

 

 

 

 

2025年04月08日

ワサビの花は何色だ?

入口を入ってすぐにある「エントランス水槽」にて展示している「ワサビ」に小さな花が咲いていました。

暖かくなり始めて元気もりもり

エントランス水槽ではこれまでも、同じ水槽内で展示している「バイカモ」と「オランダガラシ(クレソン)」の開花を確認していましたがワサビまで花を咲かせるとは思いませんでした。

小さすぎて気づかないかも

ワサビは根をすりおろして調味料にするだけでなく、葉の部分は「葉ワサビ」として利用されることもあります。

 

もしかしたら花まで食べられるのではないかと思い調べてみたら、どうやら醤油漬けや天ぷらで食べられるようです。

しかし、短い開花時期でほんの少量しか収穫できないため、とても希少な春の味覚とされています。

 

こっそり摘み取って食べてみたいという思いを抑えながら、今後の生長を見守っていきたいと思います。

ワサビの林

 

飼育スタッフ 川野

2025年04月07日

特大オリジナルぬいぐるみ

2025年3月30日に当館がオープンしてからの総来館者数が350万人を達成しました!

これを記念して、4月からチョウザメの特大オリジナルぬいぐるみの販売を開始しています。

ぬいぐるみの大きさは、なんと約160cm!

当館のオリジナルぬいぐるみシリーズと同じモチモチ素材でできているので触り心地は抜群です。

こちらの特大オリジナルぬいぐるみは、1階入口のお土産コーナーにて数量限定で販売しております。

かなりインパクトがあるので、気になる方は是非お土産コーナーを覗いてみてくださいね。

飼育スタッフ 一見

2025年03月29日

春のうららのさかな公園

春の陽気が差し込むさかな公園では、今年も「ヤマアカガエル」が産卵していました。

背中にオスを背負うメス

夜に見回りをしていたところ、人の笑い声のような音が聞こえてきたので、もしやと思い辺りを探してみると、10個ほどの卵の塊と成体を観察することができました。

 

「ヤマアカガエル」は他のカエルよりも一足早く繁殖するため、地域によっては2月頃から産卵が見られる事もあります。

県外では既に産卵したという情報を目にしていましたが、ようやく来てくれて安心しました。

黒い粒々が卵

冬の間にじっと息を潜めていた生き物たちを観察すると、いよいよ春がやってきたのだなと実感します。

 

来年度も様々な生き物との出会いを楽しみにしています。

 

飼育スタッフ 川野

2025年03月13日

タガメのバンザイ

当館の2階で展示している「タガメ」が久しぶりに甲羅干しをしていました。

気持ちよさそうに鎌を伸ばしています

タガメは日本最大の水生昆虫として知られていますが、ずっと水の中で暮らしているわけではありません。

多くの水生昆虫は定期的に水から上がることで、体に付着した水カビなどの微生物を乾燥させて病気になるのを防いでいると考えられています。

甲羅干しするメスのゲンゴロウを出待ちするオス

他にも、体が濡れているうちは飛ぶことができないため、飛び立つ前には必ず甲羅干しを行い、綺麗に翅を広げられるようになってから飛び立ちます。

 

まだまだ忍野村には春は訪れそうにありませんが、生き物たちは私たちの気づかないほんのちょっとした変化を敏感に感じ取っているのかもしれません。

 

飼育スタッフ 川野

2025年03月06日

ワカサギ新チャレンジ③

2月24日(月)のブログで「ワカサギ」の受精卵についてご紹介しました。

その後、無事に孵化し、稚魚が生まれてきました。

生まれたてはかなり小さく、体の色は透明です。

初めは自分のお腹にある栄養(卵黄)を使って成長していきます。

数日後には口が開くので、その時にいかに多くの餌を食べる事が出来るかが今後の育成のカギになってきます。

毎日観察を行い、口が開くのを待ちたいと思います。

飼育スタッフ 西中

2025年03月03日

今日のカットはどうしますか?

水族館を入って一番初めの水槽であるエントランス水槽にて展示している「オランダガラシ(クレソン)」が今年も花を咲かせてくれました。

開花部分をよく見てみると、小さな青唐辛子のような実が付いているのも確認できました。

健康に育成しているのは大変喜ばしい事ですが、あまりにも繁茂していたため、全体のバランスを見ながらトリミングを行いました。

私たちの髪の毛と同じく、ひとたび葉や茎を切り落としたのなら、再び成長し立派な葉をつけるまでに時間がかかってしまうため、慎重に行う必要があります。

トリミングは景観を良好に保つだけでなく、隣で育成している植物に栄養を行き渡らせる効果もあるため、今後も定期的な手入れを心がけていきたいです。

 

 

飼育スタッフ 川野

2025年02月28日

満面の笑み

1月2日(水)から1階企画水槽にて、企画展「うわ!騙された!ニセモノ展」を開催しています。

今回はその中から「ヒョウモントカゲモドキ」をご紹介します。

アフガニスタン、パキスタン、インド北西部の岩などが広がる荒野に生息している夜行性のヤモリです。

特徴としては、ヤモリは通常「趾下薄板(しかはくばん)」という壁面へ貼り付くための器官を持っていますが、

ヒョウモントカゲモドキにはそれがないので垂直の壁は登れません。

また、他のヤモリは持っていない「まぶた」を持っています。

瞬きする姿は特に可愛らしいです。

 

普段は流木の下で寝ていることが多いですが、是非この可愛らしい姿を観察してみてください。

 

飼育スタッフ 髙部

2025年02月25日

閉館後の水槽②

飼育スタッフの仕事は来館者の方々がいる昼間だけではなく、

水族館が閉館した後も、大型水槽のお掃除や夜行性の生物に給餌をしたりしています。

作業をしない場所は電気を消すので、夜は開館中では見られない館内の姿を見ることが出来ます。

前回のブログ“閉館後の水槽”でご紹介した2階から撮影した二重回遊水槽を今回は1階から撮影してみました。

奥からの光のみが水槽内を照らしているため、魚と擬木が影になり神秘的な光景が広がっています。

青と黒のコントラストがとても美しい写真を撮ることが出来ました。

またこのような飼育スタッフならではの写真が撮れたらブログでご紹介しますね。

飼育スタッフ 一見