マンスリー水槽 9月
9月のマンスリー水槽は秋を代表する虫として「スズムシ」を展示しています。

スズムシは6月~10月頃にかけて草むらなどで見かけるコオロギの仲間で、オスは大きな2枚の羽根をこすり合わせて「リーンリーン」という綺麗な音を出すことで知られています。
多くは夜に鳴くことが多いですが、水族館では程よい暗さと涼しさのためか、日中でも鳴き声が聞こえてきます。
とても美しい鳴き声ですのでご来館された際はぜひスズムシたちの鳴き声を聞いて秋の到来を実感してみてください。

飼育スタッフ 堀内
癖のある寝相
人間も魚も全ての生き物は毎日睡眠をとって日々生活しています。実は魚も人間のように種類によって寝る時間帯や寝方が変わっています。
そこで、今回は「川の魚水槽 中流」に展示している「ナマズ」についてご紹介していきたいと思います。
ナマズは平らな頭と幅の広い口に上と下にそれぞれ1対ずつ4本の長いひげがあるのが特徴です。夜行性で昼間は岩や水草の陰に潜んで暮らしています。
しかし、水族館では昼間天敵に襲われる心配がないため、物陰に隠れずに安心して寝ていることがあります。
その寝相はお腹を上にして寝ることがしばしばあり、お客様からは生きているのか心配する声も聞かれます。我々飼育スタッフもドキッとすることもありますが、リラックスして寝ているだけなので安心してご覧ください。
ですが、今回はかなり癖のある寝相をしていました。

それは、壁を背にして直立した寝相です。水中なので浮力があるとはいえ、しっかりと寝ることが出来ているのか分かりません。しかし、長時間この姿勢だったのできっと休むことができていたと思われます。
日によって寝相は違うので、ご来館された際は是非観察してみてください。
飼育スタッフ 日塔
ウシのようなトラのようなエビ
1階企画水槽と2階企画展示コーナーにて特別展「ようこそ!すいZOOく館!」が好評開催中です。
今回はその特別展で展示している生き物の中から「ウシエビ」をご紹介します。
ウシエビはクルマエビ科に属するエビの仲間です。

成長すると体長が30センチを超える事があり、その体の大きさから名前の「ウシ」が付けられたと言われています。
また、英名の「ブラックタイガー」という名前でスーパーや市場などで流通しています。
ブラックタイガーという名前は体の色が黒っぽく、縞模様が虎の模様に見える事に由来しています。
和名にも英名にも他の動物の名前が入っているので、この特別展を企画する段階でウシエビを展示しようと決めていました。
食べるイメージが強いウシエビですが、飼育をしてみると脚を使って器用にエサを食べたり、
水面付近まで泳いで来たりと、愛嬌のある行動を見せてくれます。

1階企画展水槽で展示しているので、可愛らしい姿を観察してみて下さい。
飼育スタッフ 西中
なんでも飼育員にきいてみよう!!②
水族館2階には、飼育スタッフに質問したいことを書けるコーナー「なんでも飼育員にきいてみよう!!」があります。
毎回嬉しい感想や面白い質問が届くのですが、なんと今回は初めて“魚なぞなぞクイズ”が届いたのでご紹介します。
なぞなぞの内容は、“一時的に目が見えなくなってしまった魚ってなーんだ?(ヒント:盲目!!)”です。
“盲目”と言えば、“恋は盲目”という言葉がありますね。
なので、クイズの答えは“恋”に因んで“コイ”ではないでしょうか。
解答と一緒にイラストも描いてみたので、水族館2階の掲示板を是非チックしてみて下さいね。

楽しいなぞなぞをありがとうございました。
飼育スタッフ 一見
ゲンゴロウの繁殖に挑戦!
8月2日のブログで「ゲンゴロウ」の繁殖について紹介しましたが今回はその続報です。
その後ゲンゴロウの幼虫たちはエサのコオロギをよく食べ、2回の脱皮を経て3齢幼虫になり約7cmまで成長しました。

ゲンゴロウの幼虫は水中で生活していますが、3齢幼虫になると成虫になるために一度上陸し、土の中でサナギになります。
現在は10匹のゲンゴロウが上陸し、土の中に潜っていきました。


エサやりや水換えがとても大変だったので、上陸させることが出来て一安心です。
ゲンゴロウは2~3週間で成虫に変態しますが、その間は土の中に潜ってしまっているので姿を見ることはできません。
心配になりつつも成虫になったゲンゴロウに会えるのが今からとても楽しみです。
飼育スタッフ 鷲雄
大集結
水族館1階「希少な生き物水槽」には、「ボウズハゼ」や「ゲンゴロウブナ」「ニホンイシガメ」など近年数が減少してきている貴重な生き物を展示しています。
今回はその中から「トノサマガエル」についてご紹介していきます。
トノサマガエルは黄緑色~茶色の体色に背中の黒い斑点と黄色や白色の線が特徴のカエルです。
主な生息地は関東地方と仙台平野以外の本州、四国、九州で、平野部~低山地にかけての水田、池、水路など水辺周辺で暮らしているので、田んぼが身近だった人にとってはとても馴染み深いカエルではないでしょうか。
しかし身近なカエルだったはずが近年では水田の減少や水質汚染、水路のコンクリート化などで移動や隠れる場所が少なくなった結果、絶滅危惧種になるほど数が減少してきています。
そんなトノサマガエルですが、ある日水槽を見てみると1カ所に集合して1点を見つめている姿を見かけました。

一匹だけ植物につかまり立ちをして他のカエルと同じ方向を見つめていてとても可愛いですね。

実は、カエルの習性で天敵から身を守るために周囲を警戒をしている時の姿勢や、虫などの小さな生き物を食べるために待ち構えているなどの理由があります。
ぜひともご来館の際には観察してみてください。
飼育スタッフ 日塔
水族館で稲作始めました!③
7月31日のブログにて「里地里山水槽」で育てている稲の中干しを行ったとお伝えしました。
その後、田んぼの中干しの期間が終わり、現在は再び田んぼに水を張って育てています。

先日、稲の様子を確認すると茎の間から穂が顔を出し、稲の花も咲いていました。


館内が涼しいため、気温と水温が上がらず野外の稲と比べて穂が出るまでかなり時間が掛かってしまい、
かなりドキドキしていたので一安心です。
穂が出ると病気になりやすいため、田んぼの水深や水質に気を付けながら管理を続けていきます。
飼育スタッフ 西中
あなたは誰?
水族館で展示している生き物たちは、「魚名板」解説パネルで名前や生息地、一言コメント等でご紹介しています。
しかし中には魚名板に載っていない生き物もおり、時々ご質問をいただきます。
そこで、今回は「川の魚水槽中流」で展示している「ボウズハゼ」という魚について紹介します。

ボウズハゼは川の流れの速い場所に住んでいるハゼの仲間です。下向きに付いた口で石などに付いたコケを食べています。また、この魚のお腹には腹ビレが変化した吸盤が付いていて、流れの速い場所でも流されず、垂直の壁にもくっつくことができます。

川の魚水槽中流には4匹のボウズハゼを展示しています。
周りの石と似ている色をしているので、よく観察して見つけてみてください。
飼育スタッフ 堀内
キレイ好きなエビ
館内2階には山梨県の水産業を楽しく学べるパネルや、
寿司屋の店頭に見立てた展示水槽などの「おいしい水族館」があります。
今回はそこで展示している「オニテナガエビ」についてご紹介します。
オニテナガエビはインドからオーストラリア北部に生息しているエビで、世界最大の淡水エビと言われています。
最大の特徴は、長く青いハサミ脚を持っていることで、脚を延ばすと体長よりも長く伸びることもあるそうです。
普段はジッとしていることが多いですが、時折胸の部分にある小さなハサミ脚で
頭や自慢の長いハサミ脚を掃除したりしています。

とても迫力のある姿をしているので、是非観察してみてください。
飼育スタッフ 髙部
森の中のお絵描き講座
アンケートや質問で「○○の描き方を教えてください」というご意見を多くいただいているため、昨年から新しいイベント「森の中のお絵描き講座」を始めました。
このイベントでは、水族館で展示している生き物のイラストの描き方や色の塗り方を飼育スタッフが教えて、絵の上達を目指していきます。
今週の28日(木)と29日(金)のお絵描き講座では、ぬりえと色鉛筆を使って魚の色の塗り方講座を行う予定です。
魚の色についてのお話や、塗り方のコツを学べるので、お絵描きが好きな方や色塗りをもっと学びたい方は必見ですよ。
こちらのイベントは10:00~と13:00~の2回あり、各回先着10名です。
参加希望の方はお気軽に1階受付のスタッフにお声掛けください。

飼育スタッフ 一見

