2025年05月10日

マミズクラゲとミズクラゲ①

水族館2階マイクロアクアリウムコーナーで展示している「マミズクラゲ」ですが、

本日5月10日で連続展示記録2800日を迎えました。

3000日を目指してこれからも飼育を続けていきます。

 

さて、当館ではマミズクラゲの他に「ミズクラゲ」というクラゲの仲間も展示しています。

この2種類はどちらもクラゲの仲間ですが、生息環境や生活史、飼育方法が全く違うので、数回に分けて詳しくご紹介していきます。

ミズクラゲ
マミズクラゲ

まず、この2種類の一番の違いは生息している場所です。

ミズクラゲは「海」に生息していますが、マミズクラゲは名前の通り池や湖などの「淡水域」に生息しています。

生息場所が違うため、飼育する「水」も変えなければいけません。

ミズクラゲには「人工海水」という海水の元を溶かした水を使用していますが、

マミズクラゲは塩に弱いので地下水(淡水)」を使って飼育をしています。

また、飼育する水温も異なり、ミズクラゲは常温で飼育出来るのに対し、

マミズクラゲは1年中26~28℃の高水温で飼育をしています。

 

見た目や名前は似ていますが、違う所が沢山あるのでよく観察してみて下さい。

次回は展示方法の違いについてご紹介します。

飼育スタッフ 西中