ゲンゴロウ保育園が始まるんです
寒い冬を乗り越え、今年も絶滅危惧種「ゲンゴロウ」が産卵しました。

産卵した親ゲンゴロウは水族館で飼育を始めてから二年近く経ちましたが、未だ衰えを知らず、たくさん餌を食べています。

ゲンゴロウは植物の茎の中に卵を産みつけるのですが、昨年度は水槽内にセリを入れていましたが、ほとんど利用せずに水槽の底にバラバラと産み落とされていました。

しかし、今年はコツを掴んだかのように、茎の中に上手に産み付けていました。ゲンゴロウたちが好きな太さの茎を選べるよう様々な茎を入れた事が功を奏したのかもしれません。

昨年の反省点を思い返しながら、今後も希少生物の保全に取り組んでいきます。
飼育スタッフ 川野
イベント告知!!
6月1日は「アユの日」です。
アユ釣りの解禁日は全国の河川で5~7月と幅広い日程なので、全国鮎養殖漁業組合連合会が間を取って6月1日を「アユの日」にと決めたそうです。
そこで、水族館でも6月1日(日)に「アユの日イベント アユを学ぼう」を開催します。
アユについて学びながら、イベント最後には外池にアユを放流するという内容を予定しています。
現在ご予約受付中ですので、詳しくは当館ホームページをご覧ください。
飼育スタッフ 髙部
新展示「里地里山水槽」
4月29日(火)から新展示「里地里山水槽」の展示を開始いたしました。

こちらの展示は人と自然の共生をテーマに、農地・ため池・田んぼ・水路など人が生活の為に作った環境を再現し、
そこで生きる生き物たちの自然に近い姿を見ることが出来る展示です。
魚たちが水路を上っていく様子や水をくみ上げるための水車、実際に稲を植えた田んぼなど、人と生き物とのつながりが感じられます。



また日本の原風景を思い出させ、どこか懐かしい気持ちにもなれる展示ですので、ご来館の際にはぜひ「里地里山水槽」をご覧ください。
飼育スタッフ 鷲雄
マミズクラゲとミズクラゲ②
5月10日(土)のブログにてマミズクラゲとミズクラゲの生息場所の違いについてご紹介しました。
今日は「展示方法」の違いについてご紹介します。
ミズクラゲは自分で泳ぐ力が弱く、水中を漂って流されながら生活しているため、
水槽に流れを付けないと底に沈んでしまいます。
そのため、ミズクラゲは一方向の水流を付けた特殊な丸い水槽で展示をしています。

それに対して、マミズクラゲはミズクラゲと同じように水中に漂いながら生活をしますが、
野生では水流が弱い場所に生息しているので自分で泳ぐことが出来ます。
そのため、水流を付けてしまうと水槽にぶつかって傘に穴が開いたり、触手がちぎれてしまう事があります。
そこで、マミズクラゲは水流を起こさないようにした四角い小さな水槽で展示をしています。

生息環境の違いが飼育水槽にも表れているので観察してみて下さい。
次回は餌の違いについて紹介します。
飼育スタッフ 西中
5月マンスリー水槽
水族館入ってすぐのエントランスには「マンスリー水槽」という水槽があり、
1ヶ月に1回展示している生き物が変わります。
今月の生き物は、ヤマアカガエルの「オタマジャクシ」です。

毎年、水族館の敷地内で産卵・孵化するので、その一部を展示しています。
まるまるとした体が特徴で、とても可愛らしい顔をしています。
しかし、その可愛らしい顔とは裏腹に、口には細かな歯が並び、鑢(やすり)のようになっています。
この歯を使って餌となる藻や微生物などを削り取るようにしながら食べます。
口が下に向いているので、歯は見えにくいですが、
水中を泳いでいたり、浮かんでいる事があるので、その時は口元に注目してみて下さい。

飼育スタッフ 西中
斬新な寝方
館内2階おいしい水族館では山梨県の水産業を楽しく学べるパネルや寿司屋に見立てた展示水槽があります。
そこで展示している「ニホンウナギ」が面白い寝方をしていたのでご紹介します。
ある日、水槽を見てみるとウナギが仰向けになっている姿を見て思わず「え、大丈夫?」と水槽に駆け寄ってしまいました。
寝ていただけなので、こちらに気が付くと元に戻って一安心でした。
ウナギやナマズなどは安心した環境だと横倒しになって寝ることがあります。
開館中にも仰向けで寝ていることがあるので、目撃したら気づかれる前に是非撮影してみてください。
飼育スタッフ 髙部
マミズクラゲとミズクラゲ①
水族館2階マイクロアクアリウムコーナーで展示している「マミズ
本日5月10日で連続展示記録2800日を迎え
3000日を目指してこれからも飼育を続けていきます。
この2種類はどちらもクラゲの仲間ですが


まず、この2種類の一番の違いは生息して
ミズクラゲは「海」に生息していますが、マミズク
マミズクラゲは塩に弱いので地下水(淡水)」を使っ
また、飼育する水温も異なり、ミズクラゲは
マミズクラゲは1年中26~28℃
見た目や名前は似ていますが、違う
次回は展示方法の違い
飼育スタッフ 西中
5月25日(日)はフライフィッシングできまり!!
「ヤマメ」や「ニジマス」、「オイカワ」といった川の魚たちの動きが活発になり、
釣りをするには絶好の時期に差し掛かる5月には毎年水族館のイベント「フライフィッシング講習会」を実施しております。

講師の方々から、毛ばりのつくり方(タイイング)や竿の振り方(キャスティング)のレクチャーを受けることができます。

道具を持っていない初めての方でも安心して学べる「初級コース」と
経験者がさらにレベルアップを狙える「中級コース」をご用意しております。

現在ご予約受付中ですので、詳しくは当館ホームページの「イベント情報」ページをご覧ください。
飼育スタッフ 川野