2023年12月23日

2階企画展示コーナープチリリフレッシュ

先日、2階企画展示コーナーの壁を少しリフレッシュしました。

10年以上前に貼りかえたままだったため、壁紙は所々剥がれて中の木材はボロボロ、ネジは錆びてしまっていました。

また、壁が低かったので背の高い方が踏み台に乗ると展示の裏側が見えてしまうという事もありました。

そこで、今回は壁紙の張替えと中の木を入れ替えると同時に、壁を天井近くまで伸ばしました。

リフレッシュ前と比べるととても見やすく綺麗になりました。

今後も様々な展示エリアのリニューアルをどんどん進めているのでお楽しみに。

飼育スタッフ 西中

2023年12月18日

勘違いしていたはなし

 

水族館2階で現在開催中のネーミングセンス展にて展示している「キタマクラ」という魚。

南日本からインドやハワイ周辺などで見かけるフグの仲間で、強い毒があるのが特徴です。

そんな毒のある「キタマクラ」を食べて亡くなってしまった結果、北枕。

 

これが名前の由来だと思っていました。

 

 

調べてみると、1文字ごとに意味があり、

」は葵(キ)  意味は向日葵(ひまわり)

」は蛋(タン) 意味は卵の黄身

」は麻(マ)  意味は斑模様

」は緄(クン) 意味は帯状縞

」は藍(ラン) 意味は青色系の色彩

つまりは「キタ」は黄色いことを表して、「マクラ」は魚の模様などを示しています。

整理して直訳すると「黄色藍色をした斑と帯状縞のある(魚)」という意味らしいです。

※名前の由来には諸説あります。

このように名前の意味を調べてみると、面白い一面を知ることもできるかと思います。

 

参考文献  魚名源  著 江副水城

 

飼育スタッフ 伊藤

2023年12月16日

水族館オリジナルぬいぐるみ第2弾!

皆さん、大変お待たせしました。

水族館オリジナルぬいぐるみ第2弾が先月から販売開始しました!

今回のオリジナルぬいぐるみは、2022年度の年間パスポートに使われたイラストの「チョウザメ」が元になっています。

第1弾のヤマメのぬいぐるみと同じモチモチな生地と、イラストの淡い色を再現している所が特徴です。

こちらのチョウザメぬいぐるみは、水族館1階のお土産コーナーにて販売しています。

とても可愛いので是非手に取って見てみて下さいね。

飼育スタッフ 一見

2023年12月11日

霜寒

123日(日)のブログでは水族館周辺の「冬」を感じる現象を紹介しました。

屋根から伸びる鋭利な「つらら」や貯め水に張った氷などを見ていると、「冬がやってきたぞ」と実感せずにはいられません。

私もそんな冬の訪れを告げる現象を目の当たりにしましたのでご紹介します。まずは下の写真をご覧ください。

ご来館の際は足元注意です

ただの霜じゃないかと思われた方、その通りただの霜です。

一見ありふれた現象ですが、よくよく観察してみると、眩い朝日に照らされて宝石のような輝きを放ちながら無数の氷柱が立ち並んでいました。

宝石の絨毯だ(?)

こんなに間近で霜を撮影し観察したことが無かったため、初めて見る光景に思わず見とれてしまいました。

ちなみに美しい宝石や道ばたの石ころは総じて「鉱物」といいますが、実は氷もこの鉱物の定義に当てはまるため、鉱物の一種とされています。

溶けないで

美しい物というのは思いのほか身近なところで、まさに霜柱のようにひっそりと佇んでいるのかもしれません。

飼育スタッフ川野

2023年12月07日

「おいしい水族館」がリニューアルします!

2024年1月2日(火)から水族館2階の「おいしい水族館」がリニューアルします。

 

おいしい水族館は山梨県の水産業や養殖業、養殖魚のレシピなど「食」についての紹介しているコーナーですが、

そこに新たに“あるもの”を作る予定になっています。

ここに新しく展示を作ります。

 

かなり大掛かりな作業になる予定なので今からしっかり準備して、

素晴らしい展示を皆様にお見せできるように精一杯がんばります。

解説パネルも気合を入れて制作中!

 

お楽しみに!

 

飼育スタッフ 鷲雄

2023年12月02日

身近な生物のはなし

 

山梨に引っ越してきて、はや9ヶ月が経ちました。

 

現在は慣れていない山の寒さに負けかけています。

貯め水は凍り

水族館の屋根には氷柱ができ

 

毎朝車のフロントガラスの霜を取るのも大変です。

 

 

さて、そんな寒さの中でも山梨に来てから見るようになった生物がいます。

 

それは「ニホンジカ」です。

シカは特に夜間の水族館からの帰路で見ることが多く、鳴き声をよく聞くこともあります。

特に今の冬本番前は越冬のためにエサを探しているのか多く見かけ、20頭ほどの群れを見ることもありました。

 

山梨に来たばかりの身としては、こんな身近にシカが暮らしていることに驚いています。

飼育スタッフ 伊藤