スベマン、出ます!
ある朝、いつも通り開館準備を行っていた時の事、2階の企画展示コーナーから大声が聞こえてきました。
なにを叫んでいるのだろうと耳を傾けると、
「カニガシン出るー!」
という声が。
カニガシンってなんだろうという疑問が生まれながらも、とにかくトンデモナイ何かが出ているのかと思い急いで現場へ向かったところ、どうやら以前ブログでも紹介した「スベスベマンジュウガニ」の水槽で何かあったようです。
そして飼育スタッフが指をさす先には、
脱皮の真っ最中のカニでした。
脱皮不全で死んでしまったのかと思いきや、脚をばたつかせて脱皮しようとしており、一安心しました。
じゃあカニガシンってなんだろうと振り返った瞬間
「カニが死んでる→かにがしんでる→カニガシン出る」
という盛大な勘違いをしていたことに気づきました。
なにはともあれ、大きな事故でなくて良かったです。
午後見てみると、すっかり全身が抜けており、脱皮に成功したようです。しばらく甲羅は柔らかいままなので、そっと観察していこうと思います。
飼育スタッフ 川野
イワナの卵
本日、「ヤマトイワナ」と「ニッコウイワナ」の人工採卵を行いま
私が飼育スタッフになって1、2年目に
ニッコウイワナの人
その時はすべて失敗していました
現在飼育スタッフ6年目をむかえ、
様々な生物の飼育経験と過去
また、山梨県内で
展示の維持が困難
今回人工採卵に成功すれば今後の安定した展
今回は2つの異なる水温を用意して
卵の発生状
次につながるように飼育していきます。
同じ仲間のはなし
ある日ふと入口に新しくできたエントランス水槽の魚名板を見て気になったことがありました。
それは「ワサビ」と「オランダガラシ(クレソン)」が同じ「アブラナ科」だったことですね。
恥ずかしながら、植物に関してあまり詳しくなく知りませんでした。
アブラナ科の植物といえば、キャベツや小松菜、ブロッコリーのイメージが強かったので少し意外に感じました。
このように魚名板を見ることで「〇〇」と「××」って同じ仲間だったんだ。と気が付くこともありますし、他にも色々なことが書いてあるので是非読んでみてください。
飼育スタッフ 伊藤
山梨とともに
11月19日(土)に小瀬スポーツ公園で開催された県民の日記念行事で、移動水族館として生き物の展示とオリジナルエコバッグ作りを行いました。
生き物の展示ではアカハライモリをはじめとした人気生物に加え、普段の水族館では見る事のできないアフリカツメガエルとのふれあいコーナーを設けました。
多くのお客様がブースに立ち寄って下さり、生き物の解説をはじめ様々な場面で交流を深めることができ、とても貴重な体験をさせていただきました。
特に反響が大きかったのはアフリカツメガエルのふれあいコーナーだったと思います。
見慣れない不思議な生き物を見て、お子様だけでなく大人の方も興味津々なご様子で「キモカワいい~!」や「ぷにぷにしてる!」などのお声も上がり楽しんでいただけました。
私自身も今回の記念行事を通じて、これまで知らなかった山梨の魅力や活気あふれる県民の方々を知ることができ、ますます山梨県が好きになりました。
私ばかり山梨を好きになっていくわけにもいかないので、これからも森の中の水族館。ならびに山梨県を多くの方々に好きになっていただけるように頑張っていこうと思います。
飼育スタッフ 川野
県民の日記念行事に参加します!
水族館がある忍野村では肌寒い日が続いています。
朝晩は特に冷えるので、暖かい恰好でお越しください。
さて、今週の日曜日(19日)に小瀬スポーツ公園で開催される、県民の日記念行事に移動水族館として参加します。
生き物の展示やふれあい体験、水族館で大人気のイベント「エコバック作り」など、年齢を問わず楽しめる内容が盛り沢山です。
この移動水族館をきっかけに山梨の自然や生き物たちに興味を持ってもらえると嬉しいです。
飼育スタッフ 西中
唐突の✕
11月に入ってからというものの寒さに拍車がかかる日々が続いて
今回は水族館1階にある希少生物水槽で展示している「
細長い体を
そんなドジョウの髭をふとみたら、
なぜかヒゲを「✕」のようにクロスさせておりました。
唐突の「×
いつか「〇」
希少生物水槽は他にも個
飼育スタッフ 川野
再販しました!
皆様、大変お待たせしました!
販売直後から人気の水族館オリジナルグッズ「ヤマメのぬいぐるみ」ですが、
ありがたい事に好評過ぎて今年の夏休み期間中に売り切れとなっていましたが、
ついに先月末から販売再開しました。
ここまで多くのお客様に手に取っていただけて、
ぬいぐるみの元となったイラストを描いた身としてとても嬉しいです。
今後もオリジナルぬいぐるみの種類を増やしていく計画を立てていて、
実はもう第二弾の販売が直近で迫っています。
販売開始しましたらまたブログにてご紹介しますので、今後をお楽しみに!
飼育スタッフ 一見
アユの長期飼育に向けて
水族館2階のおいしい水族館コーナーで展示している「アユ」ですが、
最近は体の黄色い模様が濃くなってきていて、少しずつ成熟しているようです。
以前より黄色い模様が目立つようになってきました。
アユは生まれて1年で成熟してそのまま死んでしまうので、
少しでも長く生きられるように成熟を遅らせるためライトを24時間点灯して、日長を感じさせないような工夫をしています。
水槽のライトを24時間点灯し、日長変化を感じさせないようにしています。
まだ同じ個体を1年以上飼育出来たことがないので、
長期飼育に向けて試行錯誤しながら取り組んでいきます。
飼育スタッフ 鷲雄
残暑の影響はマミズクラゲにも?
11月に入りましたが、忍野村では最高気温が15℃程と例年よりも過ごしやすい日が続いています。
さて、水族館2階で展示している「マミズクラゲ」ですが、現在は10月頭に生まれてきた稚クラゲを展示しています。
隣の水槽で展示している大人のマミズクラゲと比べると大きさが全然違うので、比較しながら観察してみて下さい。
また、野生のマミズクラゲは8月後半から10月頭にかけて多く見つかるのですが、
今年は暖かい日が続いているからなのか、11月に入っても湖や防火水槽などで発見されています。
発見の時期が延びているという事は、野生下におけるマミズクラゲも今年の残暑の影響を少なからず受けている可能性があるのだなと感じました。
飼育スタッフ 西中
カエデとカエルの手
忍野村では紅葉の見頃も終わりに近づき、
昨日から今日にかけての
そのたくさんの落ち葉の中に、
これは「カエデ」の仲間の
カエルの手に似ている事が名前の由来とされています。
落ちたカエデの葉っぱと
当館で展示しているカエル達の手のひら
その由来に納得できるかもしれません。