マミズクラゲの中に星が!
今朝、いつも通りマミズクラゲのお世話をしていたところ、ある1匹が目に留まりました。
通常マミズクラゲの生殖器官となる生殖腺の数は4つなのですが、そのクラゲは5つありました。
上から見ると5つの生殖腺と胃腔が繋がって星のように見えます。
これは、いわゆる奇形なのでかなりの低確率で見つかる事があります。
生殖腺については2020年10月20日のブログにて写真付きで詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください。
海に生息するミズクラゲの生殖腺の奇形は、幸運を呼ぶとしてたまに話題になりますが、
マミズクラゲでは初めて見たので思わず何枚も写真を撮ってしまいました。
現在、この生殖腺が5つのマミズクラゲはマイクロアクアリウムコーナーにある展示水槽内で見る事ができますので、探してみて下さい。
(クラゲの状態によっては展示を終了する事がありますのでご了承下さい。)
飼育スタッフ 西中
絵を描く飼育スタッフ その7
今年からデザインを変更した新しい年間パスポートは、おかげさまで多くのお客様から良い評価をいただいています。
年間パスポートの表にプリントされているアマゴとヤマメのイラストは、水族館開館20周年を記念した今年限定のデザインです。
今年度も残るところあと少しということで、来年度の年間パスポート用に新しいイラストを作成しています。
完成したイラストは、来年2022年の4月25日以降からの年間パスポートにプリントされるのでお楽しみに!
飼育スタッフ 一見
11月なのに氷柱ができていました
11月も終わりを迎え、寒さがより厳しくなってきました。
朝、出勤した時に水族館裏側の屋根を見るとすでに氷柱ができていました。
いつもは12月中旬頃に見られますが、11月中に氷柱が見られるとは思ってもいなかったので、今年の冬はどれだけ寒いんだろうと恐ろしく感じます。
これからの季節は頭上の氷柱に注意して作業していきたいです。
飼育スタッフ 鷲雄
カメのまねっこ
先日館内を巡回していたら、水草水槽にて2匹の「ニホンイシガメ」が
同じポーズで並んでいる可愛らしい場面に遭遇しました。
まるで双子のような愛らしい姿に思わず立ち止まって写真を撮っていましたが、
数分経つと2匹はお互い違う方向へ去っていきました。
本来、この時期のニホンイシガメ達は土や水の中で冬眠していますが、
水槽内は館内の暖房や水槽照明の熱の影響で冬眠するほど寒くなりません。
年中ニホンイシガメを観察できますので、ぜひかわいい姿をご覧ください。
飼育スタッフ 古根川
迷い込んできた水辺の宝石
気温がグッと下がり最低気温が氷点下になる事が増えてきました。
朝晩は路面が凍結する事があるので、車でお越しの際はお気を付けください。
さて、先日閉館作業をしていると館内を飛び回っているものを見つけました。
おそるおそる近寄り虫取り網で捕まえると、
なんと野生の「カワセミ」が館内に迷い込んでいました。
カワセミは川や湖、海岸などの水辺に生息し、
背中の羽が鮮やかな青色をしているのが特徴の鳥です。
羽色がとても綺麗な事から水辺の宝石とも呼ばれています。
また、山梨県甲府市では「宝石の街・甲府」にふさわしい鳥として市の鳥に指定されています。
水族館の周りでも見かける事はありましたが、
まさか館内に入ってくるとは思わなかったので捕まえた時はかなり驚きました。
館内を飛び回っている際に窓や壁に体をぶつけていないか心配しましたが、
外に放すと元気よく飛んでいき一安心しました。
豊かな水辺が残る山梨県ならではの体験でした。
飼育スタッフ 西中
小さなカヤネズミ②
先週、展示のカヤネズミに給餌をしていた所、水槽内を元気に走り回る子ネズミ達を発見しました。
どうやらまた展示のカヤネズミが繁殖したようです。
新しく産まれた3匹の子ネズミ達は、すでに毛が生え揃っていて餌を摂餌できる段階まで成長していました。
水族館では、近年各地で数が大きく減少しているカヤネズミを展示するだけではなく、沢山繁殖させることも目標としています。
今年の繁殖シーズンはこれで終わりかもしれませんが、これからも順調に増えてくれると嬉しいです。
飼育スタッフ 一見
ピンポンパール
現在好評開催中の特別展「~帰ってきた変わり者たち~変わり者展2」の中から今回は「ピンポンパール」をご紹介します。
ピンポンパールは金魚の品種のひとつで、まさにピンポン玉のような丸い体型をしていてとても可愛らしい金魚です。
パールスケールと呼ばれる真珠を半分に割ったようなウロコも特徴的で、
ピンポン玉のような体型とパールスケールを合わせてピンポンパールと名付けられています。
丸い体で大きな尾びれをくねらせて泳ぐ姿はとても可愛らしいので、
一度見たら皆さんも虜になってしまうでしょう。
飼育スタッフ 鷲雄
ホトケドジョウの調査
先日、ホトケドジョウの調査に行ってきました。
先月よりも水温が
魚たちの活性もぐっと下がってきました
調査の方ではホトケドジョウの生息地に少し変化がありました。
繁殖場所も下流側に変化していると思われます。
過
体の小さなホトケ
またそれより下流側にはニジマス等の大型肉食魚が
今回は上流
次回は上流部での発見を目指したいと
飼育スタッフ 山﨑
カエルの冬眠
生き物にとって冬はとても過酷な季節です。
変温動物であるカエル達は冬眠をして寒さを凌ぎます。
カエルの冬眠については未だ詳しく解明されていませんが、
大半の種類は土や川の中に潜って冬眠すると言われています。
バックヤードのカエル達も冬眠が始まりつつあるので、潜れるようにミズゴケを入れています。
先日には早速アマガエルが潜り始めました。
続いてトノサマガエルも眠たそうに潜っています。
冬が終わり、暖かくなった春にカエル達がミズゴケから出てくる時が待ち遠しいです。
飼育スタッフ 古根川
今日のアカハライモリ⑲
10月4日(月)のブログ“今日のアカハライモリ⑱”から約1ヶ月が経過し、今年産まれのアカハライモリ達は全て上陸しました。
上陸したての頃は生き餌のピンヘッドコオロギにしか反応しませんでしたが、最近は冷凍赤虫にも反応するようになりました。
現在は、ピンセットから餌を食べられるようにする給餌トレーニングを行っています。
まだピンセットから食べられない個体が数匹いるので、これからも根気強く給餌トレーニングを続けます。
飼育スタッフ 一見