驚異のバランス感覚?
現在、水族館では特別展「カエルーワールドカップ」を開催しています。
その中で「ピパ・ピパ」とも呼ばれる「コモリガエル」を展示しているのですが、
少しおもしろい光景に出合いました。それがこちらです。
枝の先端にお尻を乗せてうまくバランスをとっています。
ただでさえ普段から何をしたいのか良くわからない行動が多いのに、思わず2度見してしまいました。

こういった人間には理解できない面白い行動が見られるのもカエルたちの魅力の一つではないかと私は思います。
飼育スタッフ 古根川
食欲の秋
秋と言えば食欲の秋ですね。
魚だとサケやサンマに脂がのって美味しくなる時期です。
また、山に行けばキノコや栗、そしてエビフライが落ちていますね。
「いや、エビフライは落ちてないでしょ!」と思った方、驚かないでください。
水族館の近くに“エビフライ”が落ちていました。

実はこの“エビフライ”、もともと松ぼっくりだったものです。
リスなどの小動物が松ぼっくりに入っている種を食べることで、
ウロコ状の所がはがれてこのような形になります。
水族館の周りには、よく見るとエビフライがあちこちに落ちています。
きっと、彼らにも食欲の秋が訪れているのですね。

飼育スタッフ一見
魚の「顔」 Part2
以前に引き続き、魚たちの顔に注目して見ていきます。
こちらは「シロチョウザメ」です。
森の中の水族館。で一番大きな魚でありながら、つぶらな瞳でとても優しい顔をしています。

次は「ベステルチョウザメ」です。
先程のシロチョウザメとは違い、鼻がつきでています。とても凛々しく、チョウザメと言えばまさにこの顔といった顔立ちです。

最後は「ホトケドジョウ」です。
仏様のような優しい顔をしていることが名前の由来と言われていますが、横顔を近くで見てみるとちょっと怖いような顔に見えました。

皆さんもいろんな魚の顔を探してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
タガメの成長記録 Part6
先日、待ちに待ったタガメの羽化が始まりました。
ある日、仕事を終えて家に帰る前に館内を見廻ると、
終令幼虫のタガメがモゾモゾと動いているのを見かけました。
そろそろ羽化が始まるかと少し観察を続けてましたが、
羽化のシーンを見ることが出来ませんでした。
翌朝に覗いていてみると、
朝方に羽化をしたのか、既に立派な成虫になっていました。
タガメの羽化前には終令幼虫の体が赤くなります。
今回は残念ながら羽化のシーンを見ることが出来なかったので、
他の個体を見逃さないように観察を怠らずに頑張ります。
飼育スタッフ 山﨑