2018年08月27日

人気でかっこいい生き物

館内を歩いていると、

タガメの水槽の前で「かっこいい」とよく耳にします。

大きな前足と、見た目からのインパクトもとても強い生き物です。

今回はそんな「タガメ」の紹介をします。

 

タガメは日本最大の水生昆虫で、

小魚やオタマジャクシなどを捕獲し、

相手の体の中に消化液を入れてとけた内臓を食べる「体外消化」

という方法でエサを食べます。

 

日本の各地の水田や湖沼などで見られますが、

現在は環境の変化により個体数が激減し絶滅危惧種にも指定されている希少な生き物です。

 

そんなタガメを館内では間近で観察することが出来ます。

また、タイミングによってはエサを食べているタガメを見ることも出来ますので、

その際はぜひ観察してみてはいかがですか。

 

飼育スタッフ山﨑

2018年08月23日

漂い上手なウキゴリさん

またまた、水族館にやってきた新しい生き物のご紹介です。今回は「ウキゴリ」という魚です。

日本各地でよく見られるハゼの仲間で屋久島や隠岐諸島などの離島にも生息しています。

一般的にハゼの仲間は水底付近で暮らすことが多い魚で、このウキゴリも成魚は同じように水底で暮らしますが、

数cm程度の若魚は水中をフワフワと浮いているように泳ぐ習性があります。このことから「ウキゴリ」と命名されました。

水族館で展示している個体もよくフワフワと漂うように泳いでいるので、ぜひ観察してみてください。

飼育スタッフ 古根川

2018年08月18日

夏休み後半もまだまだやります

お盆も過ぎて、水族館がある忍野村もかなり過ごしやすい陽気になりました。

 

水族館の夏休みは毎日イベントを行っています。

夏休み後半には森の中の工作体験。やジェルキャンドル作り、ミステリータッチングなどのふれあいイベント

も開催予定です。

自分だけのオリジナルグッズを作ったり、普段なかなか触れない生き物と触れ合うことが出来ます。

 

残り半分を切った夏休みも、涼しく過ごしやすくなった水族館で夏の思い出を作りましょう。

飼育スタッフ 羽生

2018年08月13日

チョウザメ大人気

夏休みということで、沢山のお客様にご来館頂き、館内がとてもにぎやかです。

 

現在、水族館では大人気イベント「チョウザメタッチング」を開催中です。

チョウザメは名前にサメと入ってますが、実はサメの仲間ではありません。

なので、安心して触ることができます。最初は怖がって腰が引けていた方も、

勇気を出して触ってみたら「意外とかわいい」「また触りたい」など、言っていただけました。

 

また、チョウザメは水族館の外池で飼育しているので、水温が12℃と、とても冷たいので、

「すごい冷たい」や「冷たくて気持ちいい」と声が聞こえてきました。

 

こちらのチョウザメタッチングは今日、明日も開催しますので、

チョウザメと触れ合って、サメとの違いや、水の冷たさなど感じていただければと思います。

飼育スタッフ 西中

2018年08月09日

お気に入りの川の魚

 

夏休みということで、

皆さんは川に遊びに行く機会も増えると思います。

また、川で遊べばたくさんの生き物に出会うことでしょう。

 

そこで今回は、川の魚で私が一番のお気に入りの

「オイカワ」をご紹介します。

コイ科の仲間であり、中流域から下流域などでよく見られます。

 

オイカワは、5月から8月にかけて繁殖期になり、

その時のオスの婚姻色がとてもきれいになります。

 

 

淡水魚は地味だ」とよく思われがちですか、

青色や緑色、赤色が混ざる婚姻色はとてもキレイで、

私もその色に魅了された一人です。

 

是非、川に遊びに行ったときは、そーっと覗いて探してみて下さい。

飼育スタッフ 山﨑

2018年08月03日

「子負虫」、読めますか?

特別展「むし・虫・蟲」が始まってから、早いもので一か月が経ちました。

二階企画展コーナーでは水生昆虫などを展示していますが、

その中の「コオイムシ」が産卵・孵化しました。

コオイムシの仲間は名前の通り、メスがオスの背中に卵を産み付け、

オスは幼虫が孵化するまで背中で卵を守り続けるという少し変わった繁殖行動をするのが特徴です。

 

孵化した幼虫は小さいながらも、親と同じ立派な鎌を持っています。

まだ全ての卵が孵化したわけではなく、これからもどんどん産まれてくるので、

タイミングが合えば水槽内で産まれたてのベビーを観察するとこが出来るかもしれません。

 

飼育スタッフ 古根川