2015年02月10日

婚姻色

晴れているのに、気温がなかなか上がらない日々が続いていますね。
水族館でもなかなか雪が融けてくれません。
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さて、今日は日本淡水魚コーナーに展示しているタナゴ達を紹介します。P2100052
※カゼトゲタナゴ
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※シロヒレタビラ
今水族館にいるタナゴ達は季節外れの繁殖期を迎えています。
タナゴは多くの種類が春から初夏に繁殖期を迎えるのでですが、水族館では水槽内の水温を少し高めにしてあるためタナゴ達が春と勘違いして少し早すぎる繁殖期を迎えました。また繁殖期になるとタナゴのオスは婚姻色が出始め青や赤色に体色が変化し、とても派手になる種類が多いです。
ぜひこの時期にしか見られない魚たちの姿を見に来てください。
飼育スタッフ 七井

2015年02月06日

サワガニ

昨日、忍野村では雪が降りました。日中、ずっと降っていました。
おかげで今日は雪かき筋肉痛で体がだるいです。
雪(1)
雪かき (1)
さて、今日は「湧水に棲む生き物展」から「サワガニ」を紹介します。
サワガニ
この「サワガニ」は日本固有種で青森県から鹿児島県の広い地域に分布し、
川の上流から中流域にかけての水が綺麗な沢や小川に生息しています。
水質階級Ⅰ(綺麗な水)を調べる指標生物にもなっています。
もし川で「サワガニ」を見つけたら、その川の水は綺麗な水と判断して頂ければと思います。

                           水族館   伊藤

2015年02月03日

初デビュー。

2015年になって1か月、あっというまに2月。
月日の過ぎるのがとても早く感じてしまう毎日です。

さて、ブログでも度々採卵の様子や成長をご報告してきましたマスの子供たちが、
ついに水族館1階エントランスホールのマンスリー水槽にて展示水槽デビューを果たしました。
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現在、ニジマス(アルビノ)・ヤマメ・カワマスが泳いでいます。

それぞれの違いを比べながら暖かく見守っていただき、
小さなかわいい姿に癒されていただけると幸いです。
ちびたち

飼育スタッフ 亀井

2015年02月01日

イトウの餌あげ

もうすぐ節分ですね。
水族館では節分にちなんでイトウにごはんをあげるイベントを開催しました。
なぜ、イトウなのかと言うとイトウは魚へんに鬼ともかくのです。
諸説ありますが、大きな顔や口、大きなからだから連想されたのではないでしょうか?
イトウ2

イトウのごはんは生魚です。お客さんにあげてもらうのも、もちろん生魚です。IMG_0636

ヌルヌルしていてあげるのが大変そうですが、上手にあげられていたと思います。
無病息災、イトウに願いをこめた餌あげでした。

飼育スタッフ
 加藤

2015年01月26日

リニューアル

最近の忍野は天気も良く、日が昇ると気温も上がり雪も徐々に融けて来ています。
さて水族館では、館内に入ってすぐの日本淡水魚コーナーをリニューアルしました。P1260033
以前は60㎝の水槽6本にいろいろな種類の生き物を混ぜて展示していましたが、今度は30㎝の水槽を10本とより多くの生き物を展示し、また一つの水槽に一種類の生き物を展示することによって見分けやすくなりました。P1260040
今後は季節などによって生き物の入れ替えなども考えています。
ぜひリニューアルした日本淡水魚コーナーを見に来てください。
飼育スタッフ 七井

2015年01月22日

水に触れてみよう

今日、忍野村では雪が降り、午前中はみんなで雪かきでした。
昼頃雨に変わり雪解けを期待しています。
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さて、ここ、「森の中の水族館。」では地下30mからくみ上げた
富士山の水を飼育水として、かけ流しで使用しています。
その温度は1年を通して約12℃。とても冷たく透明度の高い水です。
実は水族館には、この水を実際触ってみようというコーナーがあります。
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ご来館の際は、この水に触れてみて水族館で泳ぐ「イワナ」や「ニジマス」
が暮らしている水温を感じてみては如何でしょうか。

                    水族館  伊藤

2015年01月18日

湧き水に棲む生き物たち

現在、水族館1階の企画水槽では「アルビノ展」を開催中ですが、
21日(水)からは企画展「湧き水に棲む生き物たち」を開催します。
ハコネサンショウウオやニホンザリガニ、イトヨなど11種を展示予定です。
(※生き物の状態によって随時変更あります。)
ハコネイトヨ
    <ハコネサンショウウオ>        <イトヨ>

今度の休館日である20日(火)は、たびたびブログでも話題になる、
ほぼ逆立ち状態での展示替え作業。
来ていただいた方々に楽しんでもらえるよう、気合入れて頑張ります。

   飼育スタッフ 亀井

2015年01月14日

学生ボランティア

今日は学生ボランティアさん達の活動の一部をご紹介します。
今回の作業は、手がかじかむ水槽のお掃除です。中流2

水温はなんと12℃。体が冷えないように着ているスーツでもやはり寒そうです。
改めて、飼育スタッフは大変だと感じた一日だったようです。中流

飼育スタッフ加藤

2015年01月10日

イワナの人工採卵

11月あたまにニジマスやヤマメやカワマスなどの人工採卵を
ボランティアに来てくれている学生さんたちと行ったことをブログにて
報告していましたが、今回は源流水槽のイワナたちの採卵を一緒に行いました。
イワナ採卵1イワナ採卵2
              
 <採卵の様子>

今、水族館の裏側のバックヤードでは沢山の卵がぞくぞくと孵化し、
成長しています。
小さな稚魚たちで今年もまだまだにぎやかになりそうなので、とても楽しみです。

   飼育スタッフ 亀井

2015年01月07日

フトアゴヒゲトカゲ

最近の忍野村は本当に寒いです。今日も13時の気温が2.4度と冬本番。
この時期は車の冬用タイヤは必需品です。

 

今日は「爬虫類展示コーナー」から「フトアゴヒゲトカゲ」を紹介します。
この「フトアゴヒゲトカゲ」はオーストラリアの生き物で恐竜みたいな
外見とは裏腹に人に馴れやすく、抱っこや手からエサも与えられます。
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エサは雑食で昆虫から野菜までたべます。ただ、大きさが約40㎝位になり、
寿命12年~15年と長く、ゲージ内温度を26℃に合わせなければならないので、
飼育するときには注意が必要です。
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ちなみに「フトアゴヒゲトカゲ」のかわいいぬいぐるみも
売店で販売していますので、そちらも合わせてご覧になって頂ければと思います。

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                   水族館  伊藤