2023年06月23日

水より陸地が好きな魚

現在、水族館1階と2階の企画展水槽では特別展「魚の形展」を開催しています。

前回は「イロカエルアンコウ」をご紹介しましたが、他にも変わった形の魚が展示されています。

この魚は「アトランティックマッドスキッパー」という、トビハゼの仲間です

飛び出した目が特徴で体の形も変わっていますが、トビハゼの仲間は魚なのに水中にいるより陸地にいる時間の方が長いという少し変わった特徴があります。水中にいる時は他の魚同様鰓呼吸をしますが、陸地にいる時は口に含んだ水を鰓に送り込んで呼吸をしたり、濡れた皮膚から皮膚呼吸をすることもできます。

陸地に登ってじっとしている様子は可愛らしいのでぜひ観察してみて下さい。

なお、「魚の形展」は7月10日(月)までの開催予定です。

 

飼育スタッフ 橋口