2020年08月18日
プランクトンとは?②
8月3日(月)のブログにて「プランクトン」の話をしましたが、
今回は夏休みの自由研究にも使える「プランクトンから始まる食物連鎖(しょくもつれんさ)」の話を紹介します。
池や湖、川では植物プランクトンを食べる動物プランクトン、
それを食べる小魚といったように「食べる・食べられる」という食物連鎖の関係で繋がっています。
この関係は水族館の中でも行われています。
例えば、マイクロアクアリウムコーナーで展示している「オオミジンコ(動物プランクトン)」の水槽では1日に1回、水槽の水が緑色になります。
これは「クロレラ(植物プランクトン)」という淡水性の緑藻の仲間を餌として水槽の中に入れたからです。
クロレラを食べて大きくなったオオミジンコは、水草水槽にいるメダカやタナゴたちの餌になります。
このように、池や川、海など、どこにでもいる小さなプランクトンたちが食物連鎖の出発点として生態系を支えている事が分かると、
生き物に対する見方も変わってきます。
飼育スタッフ 西中