2020年05月31日

水族館の小さな登山家たち

4月12日のブログ「今日のアカハライモリその④」でカエルによじ登る登山家なイモリを紹介しましたが、今回は水草水槽にいる登山家な生き物を紹介します。

その生き物は、水槽のアゼでよく甲羅干しをしているニホンイシガメです。

より日当たりのいい場所を目指して、よくお互いの背中によじ登っています。

イシガメ山に登る二ホンイシガメ

一生懸命登ろうとするその姿は、何度見ても可愛いです。

飼育スタッフ 一見

2020年05月30日

必殺!シャコパンチ!

水族館では現在特別展「飼育スタッフの好きすぎる生き物展」を好評開催中ですが、今回は私のイチオシの生き物「モンハナシャコ」をご紹介します。

 

モンハナシャコはシャコの一種でエビやカニと同じ甲殻類です。

鮮やかな体色をしていて、捕脚と呼ばれる前足を持っているのが特徴的です。

 

この捕脚を使って貝などをたたき割ってエサにしています。

 

通称「シャコパンチ」とも呼ばれ、プロボクサーよりも速いと言われています。

 

また、視力もとても優れていて人間の10倍に当たる10万色を見分けることができるとも言われています。

 

見た目は少し不気味ですが、持っている能力が凄すぎるところがかっこよくて大好きです。

 

魅力満点なモンハナシャコをぜひ観察してみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2020年05月26日

マイクロアクアリウムコーナーリニューアル③

マミズクラゲを展示している「マイクロアクアリウムコーナー」のリニューアルですが、

水槽台の骨組みが出来上がり、いよいよ大詰めに近づいてきました。

骨組み完成!

これからは板やパネルを貼り付ける大掛かりな作業になるので、

マミズクラゲの成体は一時的に水族館1階スロープ前に引っ越しました。

しばらくはスロープ前で展示します。

現在、マミズクラゲをガラスコップに入れて展示をしていますが、

コップ自体が円柱になっているので、写真が撮りにくいことや、大きさが分かりづらいという欠点がありました。

そこで、リニューアルに合わせてガラスコップから見やすく写真が撮りやすいガラス水槽に変更することにしました。

左:変更後の水槽 右:今までのガラスコップ

ガラス水槽は実際にクラゲを入れて、触手などが取れないか、弱ったりしないか、

メンテナンスがしやすいかなど時間をかけて試し、一番良い水槽を選びました。

リニューアルまで残り10日ですが、楽しみながら学べるコーナーになるように製作を頑張ります。

飼育スタッフ 西中

2020年05月25日

好きすぎるんです①

現在水族館では5月22日(金)~11月2日(月)の期間中、特別展「飼育スタッフの好きすぎる生き物展」を開催しています。

今回は、その中から私が選んだ好きすぎる生き物の1種類を紹介します。

私の推している生き物は、日本産の有尾類であるハコネサンショウウオです。

ハコネサンショウウオ(幼体)

幼体の時の可愛らしい顔つきが好きすぎるポイントでもありますが、指先についている小さな黒い爪にも注目してほしいです。

よく見てみると実は結構鋭い爪をもっているのです。

ハコネサンショウウオは、水族館2階の企画展コーナーにて展示しています。

是非その可愛らしい顔つきと小さな爪を観察してみてください。

飼育スタッフ 一見

2020年05月23日

新展示「おいしい水族館展」

以前からお伝えしていた新展示の水槽台ですが、ついに完成しました。

 

その名も「おいしい水族館展」です。

 

ニジマスやヤマメなど、山梨県で養殖が盛んに行われている生き物を中心に展示をしています。

 

「おいしそう!」と思って生き物を見て頂けたらうれしいです。

 

また、展示している生き物を飼育スタッフが実際に料理したレシピも掲載しているので興味のある方は手に取ってみてください。

ニジマスのかんたんレシピ

 

※「おいしい水族館展」は5月22日(金)~9月7日(月)まで開催しています。

生き物の状態により内容を随時変更します。ご了承ください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2020年05月23日

特別展始まりました。

本日5月22日(金)から営業再開となり、

ご来館された水族館近辺の幼稚園の先生方からは「ようやくですね」と待ちわびたお声も頂いております。

また園児たちも楽しそうに水槽を眺めていました。

 

そして、新しい特別展と企画展も始まりました。

特別展「飼育スタッフの好きすぎる生き物展」では、

飼育スタッフの好きな生き物や思い入れのある生き物を展示しています。

 

今回展示されている私が選んだ生き物の1つに「キンギョハナダイ・アカネハナゴイ」がいます。

ピンクの体色をしていて、とても綺麗な海水魚です。

 

 

私の趣味の1つはダイビングです。

その際に大きなハナダイの群れを見ると、とても感動するくらい綺麗です。

 

そんなキンギョハナダイやアカネハナゴイをみて、感動を共にしましょう。

 

飼育スタッフ 山﨑

2020年05月21日

オタマジャクシ、○○が生えておったまげ~

 

臨時休館が続いていた水族館は明日5月22日から営業再開することになりました。

皆様のご来館お待ちしております。

 

さて、以前から紹介しているヤマアカガエルのオタマジャクシですが、最近ある変化がありました。

皆さんはオタマジャクシがカエルになるとき、何から変わるかご存じですか?

ある程度大きくなったオタマジャクシの尾の付け根をよく見ると、

後ろ足が生えているのが分かります。

 

この足、実は皮膚の中で成形されており、そのうち皮膚を突き破って出てきます。

では、足の次は何が変わるのか。正解は次回のブログで紹介します。皆さんお楽しみに。

 

飼育スタッフ 古根川

2020年05月18日

足元を見てみよう③

最近、最高気温が20度を超え過ごしやすい日が続いています。

お昼休みの時間になると花の図鑑を持って水族館の敷地内を散策しています。

イワニガナ

花はよく見るけど名前が分からなかったり、名前の由来を知らないものばかりだったので、

新たな発見がありとても楽しいです。

ムラサキツユクサ

今日見つけた花は「ヘビイチゴ」です。

ヘビイチゴ

花は黄色ですが初夏になると赤い小さな実をつけます。

名前に「ヘビ」がついている通り、由来は「ヘビが出そうなところに生える」や

「果実が食用にならずにヘビが食べる」「イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙う」など、

ヘビにまつわることばかりです。

とても可愛らしい花なので探してみてください。

飼育スタッフ 西中

2020年05月17日

今日のアカハライモリ その⑥

アカハライモリの卵を採取して約1ヶ月が経とうとしています。

どの卵も形がはっきり見えるまでに成長しました。

もうすぐ孵化しそう!

そして先日、ついに卵が孵化して小さなアカハライモリの幼生が誕生しました。

産まれました!

これで最初の難所(孵化)を突破したので、今後は幼生を餓死させないように給餌を徹底していきます。

これからも時間をかけてアカハライモリの成長を見守っていきます。

 

飼育スタッフ 一見

2020年05月16日

ビオトープ 2年目の春

2階ウッドデッキのビオトープにも花が咲く季節がやってきました。

 

こちらのキショウブは去年より多くの花を咲かせてくれました。

 

中央の浮島には植えたはずのない花が咲いていてびっくりしました。

 

花が咲くと昆虫がやってきたり、鳥が寄ってきたりするのでよく観察して、

また皆さんにご紹介できればと思います。

 

飼育スタッフ 鷲雄