2019年07月16日

マミズクラゲ大捜索中

最近、水族館がある忍野村では最高気温が25℃以下と肌寒い日が続いていますが、

もう少しすると最高気温が30℃近くになる日が増えてきます。

水族館は富士山の湧き水(通年12℃)を使用している水槽が多いので、暑い日でも快適に過ごすことができます。

続展示記録を更新し続けている「マミズクラゲ」ですが、水温が上がるとポリプから稚クラゲを排出します。

8月から10月にかけて3cm位の成体のクラゲが、湖や留め池で見つかることがあるので、

夏休みに湖などへ出かけた際にもし見つけたら水族館までご一報下さい。

育スタッフ 西中

2019年07月15日

イベント準備でミシン

あと1週間で夏休みシーズン到来という事で、水族館では夏休みのイベント準備で大忙しです。

 

今日は「おさかなさんを作ろう」というイベントの準備で、慣れないミシンと格闘しながら、型の布を縫っています。

ミシン格闘中・・・

 

ミシン使うのが10年ぶりなので緊張…

イベントを楽しみにしているお客様の顔を思い浮かべると、頑張ろう。という気持ちになります。

夏休み期間は毎日イベントを開催する予定なのでご期待ください。

 

飼育スタッフ 西中

2019年07月14日

展示水槽の豆知識 ~水草水槽編~

7月の初めにリニューアルした水草水槽ですが、じつはある日本の風景をイメージして作られています。

それは、水田や民家の横を流れる昔懐かしい水路です。

そのため、民家の排水溝パイプが壁から不自然に突き出していていたり、土手がつくられていたりと水路らしい要素が詰まっています。

水路をイメージしたレイアウト

また、メダカやドジョウ、トノサマガエル、ドブガイなど昔の水路ではよく見かけることが出来た生き物を展示しています。

最近では、小さなニホンイシガメが展示デビューをしました。

彼らが一生懸命泳ぐ姿を観察することが出来るので、是非探してみてください。

土手で休憩中のニホンイシガメ

飼育スタッフ 一見

2019年07月13日

水族館の臆病者

 

水族館1階日本淡水魚水槽ではナマズを展示しています。

 

有名な魚ですが、その姿を目にしたことがある方は少ないのではないでしょうか?

 

夜行性で日中は物陰に隠れる習性を持っているので、自然界では中々見ることが出来ません。

 

展示しているナマズもいつも木の陰に隠れて辺りを警戒していますが

ひょっこり出している顔をよく見てみると少し間抜けでとても可愛らしいです。

 

 

皆さんも観察してみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年07月12日

ザリガニ、ゲットだぜ

水族館では、時々展示に出す生き物を採集しに行くことがあります。

先日もある生き物を採りに県内のとある場所へ向かいました。

 

警戒心が薄れる夜を狙って捕まえた生き物はこちら、皆さんご存知の「アメリカザリガニ」です。

10年前はどこにでもいたので、よく近所の川で捕まえていたのを覚えています。

 

ザリガニ以外にもゲンジボタルを見かけました。

やはり、ホタルの光を見ていると落ち着きますね。

 

今回は約50匹のアメリカザリガニを採集しました。

彼らがどこで活躍してくれるか、今後の情報をお楽しみに。

 

飼育スタッフ 古根川

2019年07月11日

面白い顔をしているのは誰だ!?

7月3日から特別展「夏の大金魚展」が始まりました。

金魚の歴史は古く、

様々な方法により多種多様な金魚が作り出されています。

 

例えば、体色が赤と白の二色の個体、背びれが無い個体、頭がでこぼこした個体などがいます。

なので、金魚はその品種に合わせて横や上から見たりして楽しみます。

 

ですが、今回は横や上からではなく、

正面からの鑑賞をオススメします。

 

それは、正面から観ると様々な面白い顔が見れるからです。

 

 

このように様々な体型があるせいか、

正面からの顔の違いもありとても面白いです。

 

きっと人によっては様々な角度から観て面白いところが出てくると思いますので、

じっくりと観察をしてみてください。

 

 

飼育スタッフ山﨑

2019年07月09日

タイコウチ何食べた?

先日、マミズクラゲの調査に行ってきました。

今回マミズクラゲは確認できなかったのですが、「タイコウチ」という水生昆虫を発見しました。

アメンボ捕食中

タイコウチはカメムシの仲間で、前脚を交互に動かして泳ぐ姿が太鼓を打っているように見えることから名前が付けられています。

他の水生昆虫や小魚などを食べる肉食性で、発見した時はアメンボを捕まえていました。

捕食シーンはなかなか見ることが出来ないので、とても勉強になりました。

飼育スタッフ 西中

2019年07月08日

7月のマンスリー水槽

7月のマンスリー水槽は「マルメタピオカガエル」です。

名前に最近話題の「タピオカ」が入る少し変わったカエルです。

通称「バジェットガエル」とも呼ばれており、近年ではペットとして一般家庭でも飼育されています。

 

丸い体に丸い目をしており、正面から見ると可愛らしくも少し奇妙な姿をしているので観察してみてください。

 

また、水槽の隣にはタピオカジュースの容器を模した水族館オリジナルデザインのコップが置いてあるので

一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか?

飼育スタッフ 鷲雄

2019年07月07日

水族館DIY完

4月から始めた水族館DIYブログですが、ついに終わりをむかえました。

今まで作ってきたものが全て完成して、つい先日2日間かけて水草水槽のリニューアル作業を行いました。

完成したレイアウト素材

作るのも大変でしたが、レイアウト変更の作業はもっと大変でした。

まず、水草水槽に入っている生体や砂、飼育水をすべて出す必要があります。

そのあとは、水槽に入って長年溜まった苔をこすり落としながら水槽掃除をしました。

水槽に入ってお掃除中~

きれいになった水槽に取り出して洗った砂や新しい飼育水、それに今回作ったレイアウト素材を入れて一旦完成です。

新水草水槽(仮)

まだまだ物さみしい新水草水槽ですが、これから改善を加えて素敵な展示にしていきたいと思います。

飼育スタッフ 一見

2019年07月05日

野生個体に近づけ

まだまだ雨の多い梅雨の時期ですが、

先月に比べると気温も暖かくなりました。

また、気温も上がってくると、川の水温も少しずつ上がってきます。

 

 

この時期の川に棲むの多くの生き物は繁殖期になり、

魚は婚姻色を身にまといます。

 

水族館で展示している生き物も婚姻色が出始めて、体色が変わってきました。

中流水槽で泳ぐオイカワは、

銀色の体に緑や赤、黄色などの色でとてもきれいな色になります。

 

そして、野生下でのオイカワは飼育している個体よりも何倍も色味が強くなります。

 

展示でもこのような色味が出るように、

光量エサなどを替えて少しでも野生の個体に近づけていきたいと思います。

 

飼育スタッフ 山﨑