2019年02月22日

アマゾン川の水ならではの姿

水族館では、1月23日(水)~4月22日(月)まで「かくれんぼ展」を好評開催中です。

今回はその中から「カージナルテトラ」をご紹介します。

 

カージナルテトラは赤と青のラインがとてもキレイな熱帯魚でアマゾン川に生息しています。

アマゾン川の水はブラックウォーターと言われる水で、川に落ちた枯れ葉や木の枝からタンニンという成分が滲み出て色が茶褐色になっているので、水中が良く見えません。

 

今回の展示ではカージナルテトラの生息地であるアマゾン川のブラックウォーターを水槽で再現しました。

ブラックウォーターの中では赤いラインが保護色で消え、青いラインだけが見えるようになります。

これは水中の景色と同化して敵に見つからないように擬態していると言われています。

よく見るカージナルテトラでも実際の生息地を再現してみると、いつもとは違った雰囲気に見えますね。

 

飼育スタッフ 鷲雄