2025年09月18日

コオイムシの繁殖にも挑戦!

前回のブログ(9月1日)でゲンゴロウの繁殖についてご紹介しましたが、

実は現在バックヤードにて「コオイムシ」の繁殖にもチャレンジしています。

コオイムシはカメムシの仲間で、タガメやゲンゴロウと同じく水中で生活する水生昆虫です。

メスがオスの背中に卵を産み付け、オスが卵を背中に背負って孵化までお世話をするという変わった子育てをするのが特徴です。

背中にこどもを背負うので「子負虫(コオイムシ)」と言います。

 

水族館では7月頃から卵が孵化し始め、現在は15匹の幼虫を飼育しています。

生まれたての幼虫は1cmにも満たないとても小さいサイズですが、大人と同様に立派なカマを持っていて、

餌のハエやコオロギをカマでつかんで一生懸命食べています。

また孵化が早かった個体は3回脱皮をして4齢幼虫に成長しました。

コオイムシの4齢幼虫。成虫までの道のりはまだまだです。

 

コオイムシは計5回脱皮を行い成虫になりますので、まだまだ成虫になるまでは時間がかかりますが、引き続き丁寧に世話を続けていきます。

飼育スタッフ 鷲雄