2017年01月20日

カジカガエル

 寒さが続いている忍野村です。

今回は両生類コーナーにいる「カジカガエル」を紹介します。
カジカガエルは日本の渓流付近に生息し、「フィー、フィー」とシカのように美しく鳴く事から「河鹿蛙」と名前が付けられ、古くから愛されています。
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 体の色が石の色と似ているので、なかなか見つけることができません。
水槽の中でも石に溶け込んで、上手く姿を隠しているので是非見つけてみて下さい。
飼育スタッフ 西中

2017年01月15日

メキシコサラマンダー

現在、水族館1階企画水槽では企画展「みんなの人気者」を開催中です。
今回はその中から「メキシコサラマンダー」をご紹介します。

名前だけを見ると、いったい何の仲間なのかと身構えがちですが、
実はすごくよく知られている生き物「ウーパールーパー」です。
このウーパールーパーとは日本で使われている流通名(あだ名のようなもの)で、
「アホロートル」というのはスペイン語です(メキシコサラマンダーは英名)。
 
様々な色のバリエーションや胴の短いタイプなどが作り出されており、
今もなおペットとして人気の高い生き物で、日本ではあるテレビCMをきっかけに
とても有名になったメキシコ原産のサンショウウオの仲間です。
宇宙人のように扱われていたこともあったそうですが、独特な見た目だけでなく、
手足などが欠けても再生するという強い再生力もその理由の1つかもしれませんね。
水族館にいる2匹ような色などがよく知られていますが、
実際の色は黒っぽいんですよ。

本来の生息地メキシコでは、乱獲や水質汚染などにより、絶滅寸前の希少種です。

           水族館の2匹
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飼育スタッフ 亀井

2017年01月11日

新たな魚

本日、新たな魚達が加わりました。
こちらの魚達です。
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この魚はニジマスのアルビノになります。
産まれつきメラニン色素と呼ばれる色素を作る
遺伝子が欠損している為、体色が黄色になります。
このようなアルビノの生き物が産まれてくる確率は
とても低く1/1億とも言われています。
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中国などでは黄色は幸運を呼ぶと言われる色なので
良い運を招いてもらいたいです。

飼育スタッフ 加藤

2017年01月06日

新展示開始のお知らせ

1月も6日が過ぎ、街のお正月ムードも段々と薄れてきました。

さて、以前よりブログでご紹介してきた新水槽棚ですが、先日ついに完成して展示開始と
なりました。

展示内容は今まで伏せていましたが、実は以前まで展示していた「山梨県周辺に住む両生類」水槽のリニューアルだったのです。
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水槽本数,展示種数も大幅に増え、以前の66種から914種と倍以上になりました。

更に、それぞれの生物が生息している自然環境を再現したレイアウトを行っています。
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今は山梨県周辺に生息するサンショウウオ・カエルの仲間を展示していますが、今後は
山梨県に生息する両生類全種の展示を目指しています。

水族館にお越しの際は、新しくなった両生類水槽を是非ご覧ください。
飼育スタッフ 羽生

2017年01月03日

イカ墨で書初め

新年明けましておめでとうございます。昨年は沢山の方々に来ていただき、有難うございました。今年も皆様に水族館を楽しんで頂けるようにスタッフ一同頑張ります。本年もよろしくお願い致します。

さて、水族館では123日に新春特別イベント「イカ墨で書初め」を開催しました。

普段使う墨汁ではなく、なんと本物のイカ墨を使って書初めをするイベントです。
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実はインクや絵具にある「セピア」という色は、イカ墨由来の黒みがかった茶色の事で、イカ墨は意外なところでも使われています。

参加されたお客様は、今年の抱負やイカの絵など様々な内容を書かれていました。P1020078

今年はイカのように味のある年になるように、私もイカ墨で書初めをしたいと思います。
飼育スタッフ 西中

2016年12月30日

大掃除

今年も早いもので、もう年の暮れです。
あっと言う間の一年でした。
現在水族館では、来年に向けスタッフ総出で大掃除です。
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キレイになった水族館で皆様を気持ちよく迎えられるよう、まだまだ頑張ります。
来年も、富士湧水の里水族館をよろしくお願い致します。
飼育スタッフ 加藤

2016年12月26日

オリジナルバッグを作ろう

来る1月14日(土)、イベント「エコバッグを作ろう」を開催致します。
A4サイズの真っ新なバッグに生き物などの形をしたフェルトを貼ったり
自由に絵を描いたりして、こんな感じや
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こんな感じで
作品2
自分だけのオリジナルバッグを作ることが出来ます。
フェルトはシールタイプのものになっているので、
小さなお子様でも簡単安全にできますよ。
詳細はこちら。
1バッグ

実はこのフェルトすべてスタッフ手作りなんです。
1つ1つ形を描いて、切っています。
細かな作業で大変ですが、楽しそうに作ってくれている
姿を思い浮かべると、作業もはかどります。

飼育スタッフ 亀井

2016年12月21日

新展示作製②

連日の厳しい寒さに、水族館の屋根にも氷柱が出来る毎日です。

さて、今回は以前ブログでご紹介した新展示の続報です。

すっかり骨組みも出来上がり、現在は内装の準備をコツコツと進めています。
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来年1月初めには展示開始を予定しています。
進行度合いは7割程度ですが、来年の展示開始に間に合うように、これからラストスパートを
頑張りたいと思います。

新展示開始までもうしばらくお待ちください。

飼育スタッフ 羽生

2016年12月17日

サンショウウオのごはん

今回は、サンショウウオやカエルのエサを食べる姿が、とても可愛らしいので紹介します。

ピンセットで顔の前にコオロギを持ってくると、エサだと気付いてパクッと食べてくれます。
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また、サンショウウオやカエルなどの両生類の多くは、エサを飲み込むときに、目をつぶるように引っ込めます。そうすることで、エサを飲み込みやすくしています。
カエル
 両生類にエサをあげている姿を見かけたら、是非食べ方も観察してみて下さい。

飼育スタッフ 西中

2016年12月14日

卵のその後

 10月にご紹介した魚のタマゴ達ですが、あれから約二ヶ月が経過し、現在では無事に孵化して多くの赤ちゃんたちが泳ぎ始めました。
マス

まだまだあどけない泳ぎ方ですが、日に日に泳ぎ方が上手になっているように感じます。
水族館ではニジマスやカワマスの他にもヤマメやアマゴ、ニッコウイワナたちの赤ちゃんも育てています。

飼育スタッフ 加藤