現在水族館1階にはタナゴの仲間を計9種類展示しています。
以前のブログでご紹介した通り、二枚貝の中に卵を産む少し変わった生態を持つ魚ですが、
実は人の手で直接卵を搾り出す人工授精という方法もあります。
受精直後の卵は黄色い卵型をしていますが、受精後5日もすると孵化します。
孵化直後は、卵黄に尾びれが生えた黄色いオタマジャクシの様な姿をしていて、まだ眼も口もありませんが、実はこの状態でも機敏に動き回ることが出来ます。
この状態から更に数週間経つと、眼が出来て徐々に魚らしい姿に変わっていきます。
本来は貝の中にあって見ることが出来ないものですが、実はこんな風に成長していくのです。
飼育スタッフ 羽生