2023年12月11日

霜寒

123日(日)のブログでは水族館周辺の「冬」を感じる現象を紹介しました。

屋根から伸びる鋭利な「つらら」や貯め水に張った氷などを見ていると、「冬がやってきたぞ」と実感せずにはいられません。

私もそんな冬の訪れを告げる現象を目の当たりにしましたのでご紹介します。まずは下の写真をご覧ください。

ご来館の際は足元注意です

ただの霜じゃないかと思われた方、その通りただの霜です。

一見ありふれた現象ですが、よくよく観察してみると、眩い朝日に照らされて宝石のような輝きを放ちながら無数の氷柱が立ち並んでいました。

宝石の絨毯だ(?)

こんなに間近で霜を撮影し観察したことが無かったため、初めて見る光景に思わず見とれてしまいました。

ちなみに美しい宝石や道ばたの石ころは総じて「鉱物」といいますが、実は氷もこの鉱物の定義に当てはまるため、鉱物の一種とされています。

溶けないで

美しい物というのは思いのほか身近なところで、まさに霜柱のようにひっそりと佇んでいるのかもしれません。

飼育スタッフ川野