2021年07月19日

酢をかける奴

現在、水族館1階、2階にて特別展「~帰ってきた変わりもの達~変わりもの展2」を開催しています。

今回はその中から「アマミサソリモドキ」を紹介します。

ヒヨケムシ、ウデムシと共に「世界三大奇虫」と呼ばれています。

名前や姿がサソリに似ていますが別の種類です。

また、サソリは毒針の付いた尾を持ちますが、このサソリモドキは毒針を持たない代わりに

強烈な匂いを持つ液体を飛ばして身を守ります。

この匂いが酢のようなので「ビネガロン(酢をかける奴)」と呼ばれています。

尾を立てて威嚇します

私もこの匂いを嗅いだことがありますが、確かに酢のような酸っぱい匂いがしてびっくりした記憶があります。

夜行性の虫なので普段は木の陰などにいる事が多いですが、

夕方になると少しずつ動き出します。

見た目がとてもかっこいいので、興味のある方はじっくり観察してみて下さい。

 

飼育スタッフ 西中